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大岩 哲哉 院長の独自取材記事

おおいわ消化器クリニック

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋の繁華街、栄。さまざまなクリニックを集めたビルの一角に「おおいわ消化器クリニック」はある。大岩哲哉院長は消化器内科を専門としており、中でも内視鏡検査に力を注ぐ。特に、眠ったまま胃と腸、両方の検査を行うスタイルが好評で、遠方からも患者が訪れるそうだ。大病院での勤務を長く経験しながらも、より患者の近くで診療を行いたい、と開業を決めた大岩院長。今回はオープンから1年を迎えたクリニックを訪れ、開業医としての院長に迫るべくインタビューを行った。患者を第一に考え、確たる信念を持って診療に臨む姿勢が感じ取れるのではないだろうか。
(取材日2016年8月3日)

「正確な診断と安全な治療」これがなくてはいけない

開業されて間もなく1年とのことですが、どのような患者さんが多くいらっしゃいますか?

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内視鏡の検査を希望される患者さんが一番多いです。栄という土地柄もあり、会社の健康診断で引っかかった、という方もかなりいらっしゃいます。そういう方は皆さん、仕事の合間にいらっしゃいます。もちろん、消化器内科ですので、お腹の具合が悪いという方もいらっしゃいます。私はまだ参加して1年ほどですが、エスエルグループ自体には歴史がありますので、もともとこのビルに通っていらっしゃる方はたくさんおられます。遠方から来られる方は、いくつかのクリニックをはしごして帰られることもあるようですね。印象としては、インターネットを見て来てくださる方はやはり若い方が多いですが、中にはご年配の方でもスマートフォンで調べて来た、という方もいらっしゃって、すごいなと思います。

こちらはビル全体にさまざまなクリニックが入っているそうですが、先生間の連携はされているのですか?

ここに通ってくださる患者さんの中で、腰が痛い、頭が痛い、目がおかしいなど、消化器以外の症状を訴える方がいらっしゃれば、他のクリニックにお願いしています。私がわからないものをいつまでも見ていても、患者さんの幸せにはなりませんから。たとえば、甲状腺の病気を持っている患者さんがこちらに来ることもありますが、早く見つけて、専門の先生に診てもらうように心がけています。困ったときに他の先生に相談し、全体で診断することができるのは、グループとして一緒に開業していることのメリットです。

先生が診療の際にもっとも注意していることは何でしょうか?

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正確な診断と安全な治療。これがなくてはいけません。病院に勤務している時代からずっと心がけてきました。まずは治療に必要なものを見極め、治療が必要なものはきちんと治療をする。患者さんに対しても、わかったふりをせず、どこがわからなくてどこがわかるのか、ということをしっかりお話するようにしています。説明できることがあれば、そこはきちんと説明する。なぜ今その状態が起きているのかがわからなくても、そこから先、どのようになっていくかは説明できますので、お伝えします。検査が必要な時も、検査をすればわかるかもしれないことをきちんとお話します。

内視鏡検査は患者の希望に沿って行う

内視鏡検査に関して、どのようなメリットをお持ちですか?

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食道と胃の検査を1日でまとめて受けることができます。もともとは、内視鏡検査が苦手な方に、鎮静剤を打って寝ている間に検査が終わる方法を行っていました。それがとても評判が良く、せっかくなので胃の検査も同時に行えるように、と。2日に分けて行うよりも1度で終わると楽ですよね。時間的にも身体的にも患者さんの負担はほとんどありません。それに、起きたまま検査を行うと、検査後にどうしても待ち時間が長くなってしまったり、落ち着かないまま説明を受けることになったりもします。もちろん、起きていれば検査中に画面を見られる利点もありますが、落ち着いて検査をし、ゆっくりと結果をお話できることは、眠ったまま検査を行うメリットの一つです。患者さんにも非常に満足していただけています。あとは、機械については病院と同じ先進のものをそろえました。安心・安全・正確な診断のためには譲れませんから。

検査までの流れを教えてください。

胃の検査は、お電話でご希望の検査日と時間帯をうかがっています。その際に、経鼻内視鏡か経口内視鏡かなども決めて、当院では種類を問わず、注射を打って寝たままの検査を行っていることをお伝えしています。大腸の検査は準備をしなくてはいけないので、お日にちだけ決めて、当日の朝からお越しいただいています。検査で初めてお会いするということも少なくないので、当日の検査前に必ず私から、直接ご説明させていただいています。検査のとき、胃カメラだけの方はお腹が空いてしまうので、午前中の診察とあわせて検査を。腸の検査をされる方はその間に下剤を飲んで、準備をしていただきます。その後、お昼と午後の診察の合間に検査を行います。検査自体は個人差もありますが、10分から15分ほどで終わります。

大腸ポリープもその場で取っていただけるのでしょうか?

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よほど体に問題があったり、次の日から旅行に行くなどの予定がなければ、患者さんの希望に沿って切除しています。病院時代の経験をもって、安全に取れると判断した場合は、2cmでも3cmでも。ただし、これを取ったら出血するな、という場合はその場では取りません。入院しなくても治療ができる、という線を、患者さんとやり取りして決めています。ほとんどの方が、検査で見つかったポリープはその場で取ってほしいとおっしゃいます。

早期発見、早期治療が今の私の仕事

先生はなぜ消化器内科の医師をめざされたのですか?

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祖父が開業医だったのですが、街で何かあると自転車で駆けつける姿が印象的でした。また、叔父も大学病院の医師で、その2人から影響を受けたのだと思います。消化器内科を選んだのは、臓器の種類が多いから。その分、検査や治療方法もたくさんあります。循環器だと心臓と血管の周りくらいまでが範囲になります。それはそれで使命感をもって「この人を助けるんだ」と夢中になれましたが、自分の性格的に新しいことをたくさん覚えてやっていく方が合っているんじゃないかと考えまして。興味をもって取り組める方が患者さんにとってもよいのではないかと思います。開業したのも、大きな病院にいると年を経るごとに治療以外の仕事が増えてしまい、もっと患者さんの近くで治療をしたい、検査を行いたい、と思ったことが大きいです。実際に開業してみると、経営などを考えなくてはいけないので、それはそれで大変ですが(笑)。

これまでの医師としてのご経験の中で、大きな学びになったと思うことはありますか?

県内でも非常に多く大腸検査を行っている病院に従事する機会があったのですが、そこではほとんどの方が注射を打って寝たまま検査をしていました。それまで私は、経鼻より経口の方が様子を見やすいし、こちらに技術さえあれば患者さんも苦しくないと考えていました。ですが、そこで何が一番患者さんに受け入れられていたかというと、「より楽であること」だったんです。そこで学んだ安全性の高い鎮静剤の使用方法などは今に生きています。また、その後に移った病院では、スタッフの力の大切さを学びました。そこには知識や経験、患者さんへの対応すべてにプロフェッショナルな看護師さんがいらして、患者さんからとても信頼されていました。それは、医師だけの力でなく、彼女の力も大きかったように思います。このクリニックも今後、よりそういう体制をめざしていきたいと思っています。

それでは、読者の方にメッセージをお願いします。

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これまでは病院で、病気が進行してから来られる方をずっと見てきましたが、今は自覚症状が出る前に見つけて、家で健康に過ごせるように治療することを第一に考えています。早期発見、早期治療が私の今の仕事の中心です。内視鏡の検査はなるべく楽にできるように、敷居を下げていきたいと思っていますので、怖がらずに来てください。もし悪いところがないと証明できれば、それはそれで良かったね、と安心することができます。胃の内視鏡検査は全国的に健康診断で受けられるようにもなっていきますし、腸もとりあえず検便で構いません。そこから何か見つかれば、内視鏡検査を行います。胃や腸の話ばかりになりましたが、検査が重要なのは肝臓も同じですので、ぜひ受けに来てください。

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