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石黒 智也 院長、阿部 翼 副院長の独自取材記事

湘南いしぐろクリニック

(茅ヶ崎市/茅ケ崎駅)

最終更新日:2023/09/15

石黒智也院長、阿部翼副院長 湘南いしぐろクリニック main

茅ケ崎駅から徒歩2分の通いやすい立地で、一般内科・内視鏡検査・人間ドック・訪問診療と、地域住民の健康に広く向き合う「湘南いしぐろクリニック」。身近な医療をめざす石黒智也院長が手がけた1つ目のクリニックで、法人内では本院の位置づけにある。阿部翼副院長は、院長と同じく日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医であり日本内科学会総合内科専門医。生まれは東京だが現在は家族で茅ケ崎市内に移り、町の雰囲気と住み心地をとても気に入っているそうで「地域に頼られるクリニックへと成長したい」と力強く語った。先進の設備と体制を整え、特に内視鏡検査に強みを持つ同院。親しみやすさと高級感を兼ね備えた院内で、石黒院長と阿部副院長に話を聞いた。

(取材日2023年9月9日)

駅からすぐ。幅広い診療を行う「町のかかりつけ医」

院長はなぜ開業されたのですか?

石黒智也院長、阿部翼副院長 湘南いしぐろクリニック1

【石黒院長】開業前は大学病院や大規模病院で勤務していたのですが、「他のクリニックで大腸ポリープが見つかったので取ってほしい」といった患者さんがとても多かったのです。しかし技術と適切な機器があれば、そのような内視鏡による治療は町のクリニックでも可能です。それは高血圧や糖尿病といった生活習慣病の管理でも同じこと。身近な場所で高度な医療が受けられれば、移動や待ち時間の面から患者さんにとってもメリットです。一般内科・消化器内科・救急医療の現場で積み重ねた経験をもとに、地域のかかりつけ医をめざしたい。そのような思いから開業に至りました。

人間ドックや訪問診療にも力を入れていらっしゃるのですね。

【石黒院長】病気の予防や早期発見はとても大切ですからね。内視鏡検査や人間ドックを受けて終わりではなく、その後の治療やアフターフォローも手がけています。訪問診療は開業前からぜひ取り組みたいと考えていた分野で、現在は法人内に4ヵ所の拠点を持ち、生活に寄り添った在宅医療を提供しています。
【阿部副院長】患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの医療を提供できるのが当院の特徴です。人間ドックや内視鏡検査の専用フロアを備え、落ち着いた雰囲気の中で検査を受けていただけます。また女性技師による乳腺エコーやマンモグラフィ検査にも対応し、乳がんの早期発見にもつなげています。

どのような先生が診てくださるのでしょうか?

石黒智也院長、阿部翼副院長 湘南いしぐろクリニック2

【阿部副院長】院長も私も、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医であり日本内科学会総合内科専門医でもあります。その他の医師もそれぞれ内視鏡・消化器病・肝臓専門の医師で、知識を持ち寄りながら病気の早期発見に努めています。女性の医師も在籍しておりますので「男性医師には話しづらい」という方がいらっしゃいましたら、予約の際に遠慮なくお聞かせください。院内には先進の医療機器を取りそろえ、症状をしっかりと見極めながら、精密検査が必要と判断した際はスムーズに提携医療機関をご紹介します。一般診療も人間ドックも予約制ではありますが、急な体調不良の際は予約の有無に関わらずいらしてください。院内はバリアフリーで車いすでも移動可能です。

技術力を生かし、痛みの少ない内視鏡検査を提供

院長が、内視鏡検査の専門を究めていったプロセスをお聞かせください。

石黒智也院長、阿部翼副院長 湘南いしぐろクリニック3

【石黒院長】当初は出身地や出身大学のある東海地方の病院に勤務していたのですが、次第に内視鏡を用いる技術を深く勉強したくなり、関東に移ったのです。勤務した昭和大学横浜市北部病院は内視鏡に力を入れていて、かなり鍛えていただきました。内視鏡検査の映像は諸先生方のいる別室で同時に見られていて、下手な検査をしていると途中で「交代しなさい!」と雷が落ちるんです(笑)。内視鏡検査に関して言えばたくさんの経験を積みましたが、関東に移り飛躍的に件数が増え、目に見えて技術的に向上した実感がありました。充実した環境と多くの経験を経たおかげで、可能な限り痛くない検査に注力できるようになったのです。

大腸の内視鏡による痛みの軽減のために、どんな技術を施すのですか?

【石黒院長】特に大腸カメラの場合、スコープの挿入方法で痛みの感じ方が変わります。大腸はおなかの数箇所で固定されており、それ以外は自由に動いています。内視鏡カメラを入れる時には固定されている部分でカーブに沿ってカメラを曲げなければ、腸が固定された部分を支点にしてゴムのように伸びきってしまい、痛みが生じるのです。腸のカーブを敏感に察知し、適切なタイミングでカメラをぎゅっと抑えつければ、腸を伸ばさずに内視鏡を挿入し続けられます。かなり難しいのですが、そのカーブへの対応を何回も行わなければ、痛みの感じにくい内視鏡の入れ方にはなりません。腸の曲がり方にはかなりの個人差があるので、豊富な経験から身につけた判断と技術が必要となりますね。

患者さんの不安な気持ちにはどのように向き合っていますか?

石黒智也院長、阿部翼副院長 湘南いしぐろクリニック4

【阿部副院長】ひと口に「不安」といっても、患者さんによってその内容は異なるもの。内視鏡検査に漠然とした不安を抱いている方もいれば、カメラを口に入れることが怖い方、また鎮静剤が怖い方もいらっしゃいます。不安な気持ちに耳を傾け、その不安が消えるような安心材料を提供できるよう心がけています。急ぐものでないのなら一旦時間をおくことを提案したり、逆にあと少しの勇気を求めている方には背中を押して差し上げることもあります。医師と話をしただけで不安が消えることもあると思います。検査の際はご希望に合わせて鎮静剤を使用し、午前中のうちに終わる「モーニング大腸カメラ」や、仕事が終わる夕方から受けられる「イブニング胃カメラ」など、どなたにでも受けやすい環境づくりにも取り組んでいます。

地域に根差し、信頼されるクリニックをめざす

胃がんや大腸がんが見つかった場合、患者側はどのように受け止めれば良いのでしょうか?

石黒智也院長、阿部翼副院長 湘南いしぐろクリニック5

【石黒院長】中には過去を振り返り「ああすれば良かった」と後悔される方もいらっしゃいますが、そのようなことはあまり考えないでください。がんといってもひとくくりにはできず、治療できるケースも少なくないんです。結果が出たらきちんとお伝えしますし、現代では治療法も多岐にわたります。大変な病気ではありますが、悲嘆に暮れるばかりでなく前向きに治療を受けてほしいと思います。
【阿部副院長】がんと聞くと「もう治らないのではないか」と悲しむ患者さんが多いです。手術まですべて私が対応できるわけではないので軽々しいことは言えませんが、薬や治療について必要な情報はできる限りお伝えします。前を向いて一歩を踏み出してください。

ところで副院長は、なぜ消化器内科の医師を志したのですか?

【阿部副院長】父が医師で母が薬剤師でしたので自然と医師の道に進んだのですが、どの科にもそれぞれの良さがあり、実は専門を消化器内科に決めるまでにはとても悩みました。いくつもの科を経験してたどり着いた消化器内科ですが、手技を高められる点が私にとても合っています。湘南藤沢徳洲会病院や同肝胆膵・消化器病センターでは、毎日何度も内視鏡に触れ、数多くの検査を手がけてきました。練習すればするほど上達するのはスポーツと同じだと思っています。しかし技術だけでは患者さんからの信頼は得られません。コミュニケーションを大切にして患者さんの気持ちに寄り添える、技術と心を併せ持った医師をめざしています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

石黒智也院長、阿部翼副院長 湘南いしぐろクリニック6

【阿部副院長】当院には働き世代からご高齢の方まで、それぞれに悩みを抱えた方が日々来院されています。どのような症状でもまずはいらしてください。総合内科専門の医師として幅広く、また内視鏡や肝臓専門の医師として高度な医療を提供できるよう全力を尽くします。地域の皆さんに「体調が悪くなったら、湘南いしぐろクリニックに相談しよう」と思ってもらえるクリニックでありたいです。
【石黒院長】地域に欠かせない「かかりつけ医」として、病気の早期発見に努めています。特に内視鏡の検査が発見に役立つ胃や大腸のがんは、早期であればリスクも少なく低侵襲な治療法や薬も開発されていますからね。いつまでも健康に過ごすために、当院のような定期的に検査ができるクリニックを気軽に利用してほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/1万8000円~

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