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林 勝男 理事長の独自取材記事

名古屋内科、内視鏡クリニック

(名古屋市中村区/名古屋駅)

最終更新日:2021/10/12

林勝男理事長 名古屋内科、内視鏡クリニック main

名古屋のシンボル的存在・大名古屋ビルヂング9階の医療モールの中にある「名古屋内科、内視鏡クリニック」。2016年3月、ビルのリニューアルと共に移転オープンしたばかりの同クリニックは、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医が3人常駐しており、「誠実」・「正確」・「スピード」の「3S」をモットーに、内科をベースにした診療を行っている。オフィス街のクリニックならではの迅速かつ柔軟な対応で、朝は8時から診療・検査・日帰り手術を行っている。今回、話を聞いた理事長の林勝男先生は、これまで大学病院や市民病院での消化器内科の医師経験を生かした医療の提供を心がけているという。そんな林理事長に、オープンしたばかりのクリニックについてたっぷりと語ってもらった。

(取材日2016年8月5日)

内視鏡の専門家が誠実・正確・スピードを理念に検査

真新しくて、とても設備が整ったクリニックですね。

林勝男理事長 名古屋内科、内視鏡クリニック1

ありがとうございます。ご存知のとおり、今年3月大名古屋ビルヂングのリニューアルと共に、私たちも移転してまいりました。院内はもちろんバリアフリーで、待合室の一角には私の趣味である熱帯魚の水槽を置き、待合室からもっとも近くに2つの診療室、その隣に処置室、さらに奥に3つの内視鏡室を設置しました。内視鏡室の前のスペースに、前処置室とリカバリーベッドも設置し、内視鏡検査がスムーズに行え、患者さんにもリラックスしていただけるように趣向を凝らしました。内視鏡用洗浄消毒器も2台用意し、B・C型肝炎ウイルスやピロリ菌など、使用した内視鏡スコープを介して細菌やウイルス感染を防ぐための対策を取っております。

クリニックの特徴について教えていただけますか?

まず一番の特徴として挙げられるのが、消化器内視鏡専門医が3名常駐し「誠実」・「正確」・「スピード」の「3S」を大切にした内視鏡検査を行っていることですね。当クリニックはあくまで内科をベースに、消化器などの専門分野を診療を受けられます。また診療時間も、お勤めの方々が出勤前やお昼時間に診察や検査を受けられるように、朝8時からお昼休憩を取らずに診療を行っております。腹部エコー(超音波)検査も可能で、内視鏡検査は年間約6000件行っています。より早く患者さんに内視鏡検査を受けて、不安を解消していただきたいと思っているので、医師は私を含めて3人おり、予約ができるだけすぐに取れる体制をつくっています。また、質の高い内視鏡検査を患者さんに提供していきたいため、私を含め医師は全員、消化器内視鏡専門医の資格を有しています。

内視鏡検査について、より詳しくご説明お願いします。

林勝男理事長 名古屋内科、内視鏡クリニック2

経口・経鼻内視鏡を用いた胃カメラ、大腸カメラでは、複数のファイバーを使い分け、年齢・性別・検査部位などに合わせたオーダーメイド検査を行っています。内視鏡検査でつらい思いをされたことのある患者さんもいらっしゃいますので、オーダーメイド検査でできるだけ苦痛がないように心がけています。検査は条件が整えば当日で行うことができます。朝食を召し上がっていても、昼過ぎに検査を受けていただくことも可能です。また、内視鏡の診察後はリクライニングシートでゆっくり休んでいただけます。当日判定可能なピロリ菌の診断・治療も行っておりますので、気になる方はお気軽にご利用ください。ほかにも、日帰り大腸ポリープ切除も行い、切除後に提携病院への入院もできますし、最初から提携病院をご紹介することもできます。

自身が培った専門性で、たくさんの人を助けたくて開業

理事長が医師を志したきっかけを教えていただけますか?

林勝男理事長 名古屋内科、内視鏡クリニック3

小学生の頃、犬に噛まれて足を48針縫う傷を負ったんです。その時に、たまたま病院の当直医に外科の先生がいらっしゃり、すぐに処置してくださったんです。そのことがきっかけで、医師を志すようになりました。私は名古屋市立大学医学部へ入学して途中まで外科の医師をめざしておりましたが、目が悪かったので、目を酷使する外科は難しかったんです。そこで、内視鏡治療のできる消化器内科を専門的に学びました。消化器内科のやりがいは、病気の早期発見・早期治療ですね。早く見つけて治療すれば治ることが多いんです。また、がんの患者さんは、オーダーメイド治療が必要で、やりがいのある分野と思います。本当にこの科を専門に選んで良かったと思います。

そうなんですね、では開業されたきっかけは何ですか?

名古屋市立大学医学部を卒業して「名古屋市立大学病院」、「東市民病院」、「多治見市民病院」、「愛知医科大学病院」、「名古屋第二赤十字病院」と勤務し、日赤病院でずっと勤務するつもりでしたが、多忙な生活がたたり、病が体を蝕んでいたんです。やがて自身の大腸ポリープを切除する手術で大量出血で腹膜炎を併発し命を落としかけ、やむなく退職し、友人の病院へ勤務し仕事をセーブした形で医師を続けました。ですが、やっぱりそういう生活も合わせなくて、自分のように働き世代の人たちを自分の力で助けたいという思いで開業を決意しました。別な場所で開業していましたが、より多くの患者さんをしっかり診たいと思い、今年3月にこのような形で移転リニューアルさせていただきました。患者さんが困ったときにすぐに診て不安を解消してあげたいと思ったので、交通の便が良いこの地に移転することに決めました。

移転リニューアル後、どのような患者さんが増えていますか?

林勝男理事長 名古屋内科、内視鏡クリニック4

そうですね、立地をメリットにし、名古屋市内をはじめ、愛知県内、岐阜県、三重県などから来られる方も多いですよ。内視鏡のお話をたくさんしましたが、風邪や生活習慣病などの一般内科も診たいと思っているので、ぜひ気軽に来ていただきたいですね。あとは医療モール内にあるので、なかなかご年配の方が足を運びにくいのが気がかりです。もっと知名度を上げて、ご年配の患者さんにもぜひ来ていただきたいです。

より気軽に内視鏡検査を受けられる環境をめざして

ぜひ先生の趣味などプライベートなお話についても聞かせてください。

林勝男理事長 名古屋内科、内視鏡クリニック5

趣味は待合室にも置いてある熱帯魚の飼育ですね。あとはスキューバダイビングです。はじめは体験をしようと思ったんですが、年齢的にできないということだったので、悔しくて48歳で名古屋に来てすぐライセンスを取ったんです(笑)。今では70歳くらいになっても続けるのが目標ですね。

それでは、今後の展望について教えていただけますか?

もっと検査を受ける大切さを啓発していきたいですね。例えば会社の健診で引っかかって「がんかもしれない」と悩んでいる時間がつらいと思うんです。胃カメラであればすぐに予約が取れますし、大腸カメラでも1週間以内に予約が取れるようにしていますので、ちょっとでも不安だと思ったら、電話でもホームページからでもすぐに予約を取ってください。検査結果は、その日にご説明して、治療が必要な場合は総合病院を紹介しています。内科をベースとした、患者さんのあらゆる不安を解消できるような「名古屋の内視鏡センター」でありたいですね。さらに、予防医学にも力を入れて、病気になりにくい体づくりのアドバイスをしていけたらと思っております。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

林勝男理事長 名古屋内科、内視鏡クリニック6

現在、当クリニックでは、女性が検査を受けにいらっしゃることも多いです。女性のがん患者の中で、大腸がんは上位に入ります。当クリニックでは内視鏡専門のドクターが診療を担当させていただきます。また、胃がんの多くはピロリ菌感染しているので、心配だと思ったらすぐにご連絡ください。もし10代のお子さんのピロリ菌だけ検査したいという場合でも大丈夫ですよ。奥さんが旦那さんの代わりに検査予約を入れることもできますので、まずはぜひ一度ご連絡をお待ちしております。

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