全国のドクター8,990人の想いを取材
クリニック・病院 160,881件の情報を掲載(2021年8月04日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 相模原市南区
  4. 相模大野駅
  5. 山岸クリニック相模大野
  6. 見極めが難しい甲状腺疾患専門家による適切な検査・診断・治療を

見極めが難しい甲状腺疾患
専門家による適切な検査・診断・治療を

山岸クリニック相模大野

(相模原市南区/相模大野駅)

最終更新日:2021/06/30

Top Top

症状が強く表れないと気づきにくく、この分野を専門とする医師が全国的に少ないといわれている甲状腺疾患。「疲れやすい」「時々動悸がする」「手が震える」など不定愁訴として適切な治療が施されないまま放置されてしまうケースも少なくない。相模大野駅から徒歩5分の場所に位置する「山岸クリニック相模大野」の山岸貴洋院長は、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医として甲状腺疾患の治療を得意とし、健康診断で喉の腫れを指摘された患者や、さまざまな自覚症状からバセドウ病や橋本病の疑いがある患者を診療。患者一人ひとりに即した検査を行い、甲状腺疾患と診断した場合は内服薬の処方や生活指導を行う。山岸院長に、甲状腺疾患の検査や治療について話を聞いた。 (取材日2021年5月17日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような症状が出たら受診したらよいでしょうか?
A

甲状腺ホルモンの過不足で生活の質が下がる甲状腺疾患は、女性に多く、その割合は6、7割ほど。代表的な疾患に、ホルモンが過剰に分泌される「バセドウ病」、ホルモンが不足する「橋本病」が挙げられます。バセドウ病は、手が震える、体重減少、動悸がする、汗をかきやすいといった症状、橋本病は、疲れやすい、むくみや体重が増えやすい、物忘れが増えるといった症状が見られます。もしこれらの症状に当てはまる場合は、早めに専門機関の受診をお勧めします。当院では、健康診断で甲状腺の腫れを指摘された方、家族に甲状腺疾患の既往症がある方が受診されることも多いですね。

Q甲状腺疾患と診断された場合、日常生活で気をつけるべき点は?
A

甲状腺ホルモンが過剰に分泌するバセドウ病の場合は、症状が進んでしまうと動悸がひどくなり心不全を引き起こしてしまうリスクも高まるため、安定するまでは、安静やストレスを避けることが必要になります。そうした場合は大学病院などを紹介し、入院して治療を行うケースもあります。食生活においては、神経質になる必要はありませんが、ヨウ素を豊富に含む昆布などの海藻類、ヨード卵などの摂取や、ヨウ素が多く含まれているうがい薬の積極的な摂取には注意が必要です。ちなみに、甲状腺疾患の治療中の女性の妊娠は、医師の指示に従って薬を服用し、病状が安定していれば問題ありません。

Q専門のクリニックで診療を受けるメリットを教えてください。
A

甲状腺疾患の症状は人によって多岐にわたり、なおかつ専門の医師が全国的に少ないことから、専門家の診断を受けられず見逃されてしまうケースもあります。しかしこの分野の治療経験が豊富な専門家であれば、適切な検査・診断で病態を見極め、その方に合った治療を提案し実施することができます。ちなみに当院では、必要時には血液検査で甲状腺ホルモン値をその日のうちに測定し、診療に反映できる体制を整備しているほか、バセドウ病で放射線療法や手術が必要な場合は大学病院などに紹介する体制も整えていますので、気になる症状がある方、健診で異常を指摘された方は、甲状腺疾患を専門とするクリニックを受診することをお勧めします。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診で気になる症状や既往歴をヒアリング

「健診で首が腫れていると言われた」という場合、バセドウ病や橋本病など甲状腺疾患、甲状腺内の腫瘍などの可能性を考え問診や触診を行う。甲状腺疾患の症状は疲れやすい、動悸がする、体重の減少・増加、下痢をしやすい、汗をかく、いらいらするなど多岐にわたるため、どのくらいその症状が続いているのか、どんなときにその症状になるのかを詳細に確認。また、既往歴や、家族に甲状腺疾患にかかった人がいないかもチェックする。

2血液検査、超音波検査を行う

採血による甲状腺ホルモン検査、甲状腺超音波検査、状況に応じて採血によるバセドウ病や橋本病の抗体検査を行う。甲状腺ホルモン検査の結果は希望があれば受診当日に1時間くらいでわかるが、抗体検査やエコーが必要になる場合が多く、結果が出るのに数日かかるため、約1週間後に再受診し結果を聞くという流れが一般的だ。

3検査の結果を踏まえ、治療方針を決定

検査の結果を患者に伝える。バセドウ病、橋本病など病名が診断された場合は、疾患や治療法についての説明を丁寧に行う。超音波検査により甲状腺がんなどの疑いが出た場合は、速やかに大学病院などに紹介する。

4薬の服用、放射性ヨウ素療法、手術療法などから選択

バセドウ病と診断された場合は、内服薬による治療、放射性ヨウ素治療、手術の3つの治療法がある。まずは内服薬の治療を開始するケースが多いが、スポーツ選手など早期の安定を希望する場合や、治療薬でアレルギーが出てしまった人は放射性ヨウ素治療や手術が行われることも。その場合は、紹介された大学病院で治療を行うことになる。橋本病と診断された場合は、甲状腺ホルモン薬を処方し、足りないホルモンを補充する。

5定期的に通院し様子を確認

内服薬による治療の場合、バセドウ病の場合は治療当初は2週間に1回、その後は患者さんの状態に応じて1〜3ヵ月に1度のペースで通院し、ホルモン値を確認しながら薬の量を調整していくことが多いという。橋本病の場合は、当初は1ヵ月に1度、症状が安定してきたら2〜3ヵ月に1度のペースで通院することが多い。どちらの疾患も、経過によっては永続的に薬の服用が必要となるケースもある。

ドクターからのメッセージ

山岸 貴洋院長

甲状腺疾患は女性がかかりやすい疾患として知られています。疾患の性質上、全身にさまざまな症状が表れ、調子が悪いのにどこが悪いのかわからず途方に暮れてしまう方も少なくないようです。当院では、内分泌代謝科専門医の私をはじめ、北里大学病院で診療にあたっていた医師が診察しております。このエリアには甲状腺を診るクリニックが少ないこともあり、健診で「甲状腺の腫れが疑われる」と指摘された方、バセドウ病・橋本病が疑われる方、現在治療中の方、手術後や放射線療法後の方など、幅広く対応しています。病状に応じて院内で迅速に甲状腺ホルモンを測定し、当日結果を知ることができる体制も整えていますので、お気軽にご相談ください。

Dr
Access