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山岸クリニック相模大野

山岸クリニック相模大野

山岸貴洋院長

糖尿病専門家・管理栄養士と一緒に行う
オーダーメイドな食事療法

山岸クリニック相模大野

保険診療

20180427 main

糖尿病のための食事管理と聞いても、比較的症状が軽度な人の場合には「食べ過ぎなければいいだろう」などと自己流で判断しがちで、深刻な事態を心配する人の場合には「医師に叱られたくない」などと医療機関から足が遠のきがちかもしれない。しかし、「山岸クリニック相模大野」の山岸貴洋院長によれば、放置しておけば深刻な合併症を引き起こす危険性もあり、自己流では体に良いと思って摂取している食品が逆効果になってしまいかねないとのことである。しかも、食事療法の目的は「継続的な状況の改善」にあるため、叱りつけるよりも、医師と栄養士の双方による専門的な助言とやる気を伸ばすためのポジティブなサポートを重視している。食事療法の内実について聞かせてもらった。(取材日2016年7月4日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

糖尿病の食事療法とは、どのようなことをするのでしょうか?

食事療法と聞くと厳しく管理されるイメージを持たれる方もおられるかもしれませんが、基本的に患者さまの生活スタイルをお聞きし、食べる量とタイミングを一緒に考えて実践します。医師から現状を詳しく説明した後、患者さまの生活スタイルや普段から食べている食事内容を伺い、現状を考慮した上で管理栄養士から「この食物は量を減らし、これは増やしましょう」といった提案をしていきます。糖尿病において食べてはいけないものはありません。しかし「どのような食物を、いつ食べれば良いのか」を最終的にご自身で判断できるようにならなければ、根本的な改善にはつながりません。知識を伝え、理解・実行していけるようサポートしていきます。

療法に取り組む際に区切りとなる期間を教えてください。

食事療法を始めてから1~2ヵ月では体質により成果が現れにくい方もいます。しかし、2~3ヵ月たてば、食生活を変えたことによる体の状態の変化がわかってきます。その最初の区切りで糖尿病が改善していても、していなくても、結果を受け止めて次の1ヵ月の食事を一緒に考えていくというプロセスになります。その後は、基本的に1ヵ月ごとに血液検査などをしながら血糖値や中性脂肪などのデータと食事の内容を振り返り、その方に合わせた改善点を提案しながら、オーダーメイドの食事療法を継続していくことになります。

薬だけの治療とは、どのような点で異なるのでしょうか?

もちろん最初から薬が必要な方もおられます。血糖値の高い状況が長く続いている方や、目や内臓などの合併症が進んでいる方などはそうなることが多いかもしれません。しかし、多くの患者さんの場合には、まずは食事と運動によって状況の回復を図るというのが治療の基本になるのです。食事の状態を変えることは生活習慣の根本的な改善につながり、薬だけでは得られない相乗効果を得られる場合が多いのです。生活の改善がない薬だけの治療では、加齢による代謝の低下や、自己管理意識の低さによる不摂生などから薬の効果が追いつかなくなるかもしれず、増量したり別の薬を増やしていく「いたちごっこ」のようにもなりかねませんからね。

検診・治療START!ステップで紹介します

医師の診察を受け、糖尿病の現状を把握する

血液検査と、糖尿病の専門知識を持つ看護師などの専門スタッフから問診を受ける。ここでは食事や運動のみでなく日常生活にも視点が置かれている。これまでの生活を振り返ることで、日常生活の中の良い習慣や今後改善したほうが良い点に自然と自分自身で気づくことだろう。その後、医師による診察に臨み、糖尿病の程度、脂肪肝や動脈硬化がないかなど、糖尿病から派生する合併症の有無に関しても詳しく診断して伝えてもらう。

管理栄養士のカウンセリング。食事の状況も伝える

医師からも全体的な食事のアドバイスは受けるが、個別の細かい食事内容については管理栄養士に相談をしていくことになる。カウンセリングで重要な事は、現時点での食事の状況を正確に伝えることだそうだ。食事のタイミングや、どういう内容を好むかなどの生活スタイルを把握して無理なく効果的な食事をめざすためだそうだ。

管理栄養士の助言を聞き、今後の食事内容を相談

食事療法と言っても決められた献立に従わなければいけないわけではなく、食事の内容、量、タイミングを調整していくことが主体になる。高血圧など他の疾患の有無も考慮しながら、患者に合った内容で個別に相談していく。食事療法のカギは何と言っても継続が重要なため、目標は今日、明日からでも実行できる簡単なことから開始していくという。

アドバイスを踏まえ、日常生活で食事療法を実践

食事療法を実践する上での注意点は、最初から完璧主義になり過ぎず、できることから生活習慣を改めていくことだという。医師や管理栄養士は、目標を達成したら患者とともに喜んでくれるため、それが大きなモチベーションとなるそうだ。可能であれば有酸素運動を組み合わせることで早く血糖値が安定することもあるという。しかし運動療法は糖尿病の状態によっては適さない場合もあり、医師の判断が必要となるため注意が必要だ。

再診を受け、血糖値などを見た上で今後の相談を

基本的に1ヵ月ごとに再診。それまでの食事内容を伝え、採血などにより体のデータを取り直す。前回の食事内容の実践が難しかった場合、問題点を解決するためのカウンセリングをし、より実践しやすい内容を提案していく。糖尿病の数値が安定しても季節やストレス、正月などの年中行事により数値が上下する可能性があり、それらに配慮した指導も行う。生活に即した食事内容の微調整を行い、食生活のクオリティーを向上させていく。

ドクターからのメッセージ

山岸 貴洋院長

食事療法のメリットの一つは、患者さまご本人が想像しているよりはるかに摂取カロリーが多い現状がよくわかることです。また、同じ物を食べるにしても食事と一緒に食べるのか、寝る前に食べるのかでは血糖値への影響が違います。そのような理由も伝えながら食事の内容やタイミングを一緒に考えていきます。糖尿病だからといって食べてはいけない物はありません。管理栄養士とともに伝えていくのは、最終的には患者さまが食事の成分を確認し、糖尿病を抱えた自分にとって、どのくらいなら食べて良い量なのか自身で判断できるための基礎知識です。食事療法を続ける中で知識が定着し、こちらが何も言わずとも良い状態になるのが一つの理想です。

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