全国のドクター14,448人の想いを取材
クリニック・病院 156,792件の情報を掲載(2026年9月09日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 相模原市南区
  4. 相模大野駅
  5. 山岸クリニック相模大野
  6. 山岸 貴洋 院長

山岸 貴洋 院長の独自取材記事

山岸クリニック相模大野

(相模原市南区/相模大野駅)

最終更新日:2026/07/24

山岸貴洋院長 山岸クリニック相模大野 main

小田急線の相模大野駅から徒歩で約3分の場所にある「山岸クリニック相模大野」。白を基調とした明るい院内は2フロアあり、4階、5階ともに待合室は明るく広々としており、デザインの光るオブジェが飾られていて、医療機関にいることを忘れさせてくれるような落ち着いた空間が広がる。「こういう場所なら通ってもいいかなと思ってもらえるようなクリニックでありたいです」という山岸貴洋院長は、日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医で、糖尿病、甲状腺疾患などに対する専門性を生かした診療を行う。常時2~4人の医師が診療し、管理栄養士も常駐。「患者さんの治療に対するモチベーションを上げることに重きを置き、トータル的にサポートしたい」と語る山岸院長に、診療の特徴や今後の展望などについて聞いた。

(取材日2026年4月9日)

糖尿病、甲状腺疾患を中心に専門性を生かした診療を

開業10周年とのことですが、この10年で変わったことは?

山岸貴洋院長 山岸クリニック相模大野1

開院以来、糖尿病や甲状腺疾患の患者さんから多くのご相談をいただき、専門的な診療へのニーズの高まりを受けて、現在は糖尿病・甲状腺疾患を中心とした診療体制へと発展してきました。専門性をより深める形で成長できたことを、うれしく思っています。検査体制も大きく進化しました。現在は大学病院と同等の機器を導入しており、HbA1cは約1分、甲状腺ホルモンの血液検査は約1時間で結果をお出しできます。超音波検査装置も2台に増やし、臨床検査技師も複数名が常駐しているので、以前のように検査でお待たせすることもあまりありません。診療体制も充実し、現在は8名ほどの専門の医師が在籍し、毎日3〜4診体制で診療にあたっています。管理栄養士も3名に増え、個室での個別指導ができる環境が整いました。

どのような患者さんがいらしているのでしょうか。

糖尿病の患者さんというと高齢の方をイメージすると思いますが、当院には、20代から60代の幅広い年齢層の方が多くいらっしゃいます。駅から近いこともあり、会社帰りに通院されるケースも多いですね。健康診断で指摘を受けたという方から、従来の治療がなかなかうまくいっていない方、インスリン治療を必要とするような方、専門の医師による治療が必要な方までさまざまな方がいらっしゃいます。糖尿病は定義上完治が難しいとされますが、軽度の方で生活習慣の改善などを頑張られた結果、定期通院の必要がなくなる場合もあります。甲状腺疾患は、女性の患者さんが6〜7割、男性の患者さんは3〜4割といったところです。

管理栄養士もいらっしゃるのですね。

山岸貴洋院長 山岸クリニック相模大野2

常駐の管理栄養士が3人おります。診療の際、もちろん僕からも食事指導は行いますが、プラスアルファで患者さんが現実的にできること、無理のない範囲でできることを具体的に提案しながらサポートしていきます。患者さんに食事の写真を撮ってきてもらうことで、「ここまで減らさなくても大丈夫」などの実践的なアドバイスもできます。糖尿病は、程度にもよりますが、付き合いが長くなる人が多いものです。ある程度安定してくると停滞してしまうこともありますので、現状からステップアップしたいときなど要所要所のタイミングで管理栄養士に入ってもらい、今後に向けてじっくりお話しさせていただく時間を取っています。なかには「栄養士さんに会いに来る」と言ってくださる患者さんもいらっしゃるほどで、管理栄養士が診療の大切な柱になっています。

マンツーマンの対話で患者のモチベーションアップを

糖尿病の患者さんに対して心がけていることは?

山岸貴洋院長 山岸クリニック相模大野3

患者さんのモチベーションをアップさせることですね。糖尿病は生活習慣病の一つで、治療の基本である食事と運動をいかに上手に続けていくかが大切になります。遺伝や体質など個人差もありますので、頑張っているつもりでもその方に合った方法でなければ結果が出づらいこともあります。そうなると患者さんのモチベーションが下がってしまい、治療を続けづらくなってしまいます。一人ひとりの患者さんに合った治療方法をお話しするのはもちろんですが、その時々で伝え方を変えたり、希望により担当医を変えたりするだけでも、状況が改善することも考えられます。糖尿病は自覚症状が現れにくい反面、症状が現れたときには脳梗塞や心筋梗塞など後遺症を残す可能性のある病気につながりかねません。長く付き合うことも少なくない病気なので、将来の健康のためにその時々でその人にとって「良い刺激」を感じてもらえるように心がけております。

甲状腺疾患についても教えてください。

健診で「首が腫れている」と言われましたと来院される方や、疲れやすい、むくみがある、手が震える、時々動悸がする、汗をかきやすいなどの症状があり、甲状腺疾患を疑って来院される方などがいらっしゃいます。状況に応じて甲状腺ホルモンなどの血液検査、甲状腺超音波検査を行い、バセドウ病や橋本病などの甲状腺ホルモンの病気の場合はお薬による治療などを相談して行います。橋本病は、意欲や認知機能の低下が見られやすいことから、認知症やうつ病と間違われるケースもありますので注意が必要です。腫瘍が見つかった場合は、万一、がんが疑われれば大学病院などへ紹介させていただきますし、腫瘍が良性であれば変化がないか経過を見させていただきます。いずれにしても、早期発見、早期治療が大切です。

院内は2フロアになっているのですね。

山岸貴洋院長 山岸クリニック相模大野4

患者増を受けて、2年ほど前に同じビル内で移転・拡張しました。5階では受付・採血・問診・体重測定・院内検査をまとめて行い、4階では診察・栄養相談・会計という流れで動線を整えています。以前はワンフロアで手狭になっていたのですが、2フロアにしたことで検査スペースや栄養指導の個室をしっかり確保できるようになりました。患者さん一人ひとりが無理なく治療を継続できるよう、当院では希望する医師を選択して受診できるほか、ご都合に合わせて曜日や時間帯を選んで予約していただけます。継続的な通院が必要な慢性疾患の診療においても、通いやすい環境づくりを大切にしています。女性の医師も半数以上在籍していますので、女性の先生に診てほしいという患者さんにも対応できます。複数の専門医師が連携しているため、院内での引き継ぎもスムーズで、どの先生が担当しても一貫した専門的な診療をお届けできることが当院の強みの一つです。

さらに専門性を深め、地域の頼れる専門医療拠点に

スタイリッシュな院内空間も印象的です。

山岸貴洋院長 山岸クリニック相模大野5

糖尿病や甲状腺疾患は、治療が長期間にわたるケースも少なくありません。そのような方が、いつ訪れても気持ちが安らぐようなクリニックにしたいと思い、あえて「病院っぽさ」から離れたスタイルで設計してもらいました。各所に配した目を惹くオブジェは「血管」をイメージしたものだそうです。「こういう場所なら通ってもいいかな」と思っていただけることが、治療継続の後押しになると考えています。いわゆる「持病」をお持ちの患者さんがほとんどで、中には妊娠されている方もいますので、感染症対策にも取り組んでいます。長く通い続けることが多い病気だからこそ、居心地の良さは診療環境の大切な要素だと考えています。

医師をめざされ、糖尿病を専門にされたきっかけは?

父が田舎の開業医で、医師として働く姿をずっと見てきたことから自然と医師をめざすようになりました。糖尿病は、皆さんがよく知っている病気であり、それ自体が原因で亡くなることはほとんどありませんが、心筋梗塞や、脳梗塞のみならず、失明したり、腎臓が悪くなって透析しないといけなくなったりなど多くの重篤な病気に関わりますよね。それを未然に防ぎたいと思い、糖尿病専門医をめざしました。父が地域の人々に必要とされていた姿を見て育ったことも、「地域に根差したクリニックをつくりたい」という今の思いにつながっています。

今後の展望をお願いします。

山岸貴洋院長 山岸クリニック相模大野6

今後は、地域の「糖尿病・甲状腺の専門医療拠点」のような役割をより強固にしていきたいと考えています。当院には重症患者さんにも外来で対応できる体制があり、入院を避けたい方や忙しい方の受け皿ともなっています。近隣の先生方や大学病院からの信頼を裏切らないよう、専門家集団としての質をさらに高めていくつもりです。10年という月日がたちましたが、基本は常に「一期一会」です。患者さん一人ひとりとの対話を大切にし、困ったときには「あそこに行けばなんとかなる」と真っ先に思い出していただけるクリニックであり続けたいと願っています。