目の開きや左右のバランスなど
確認しながら進める眼瞼下垂症手術
市川ひふ科形成外科クリニック
(市川市/市川駅)
最終更新日:2023/04/20


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まぶたを持ち上げる筋肉の力が弱まることによって起こる眼瞼下垂。自然に治ることはなく、まぶたが下がり視界が狭くなると日常生活に支障を来たしかねない。肩こりや頭痛を引き起こすこともあり、注意が必要だ。「市川ひふ科形成外科クリニック」の院長を勤める佐々木英悟先生によると、最近では、働き世代にも眼瞼下垂の症状が増えているのだという。同クリニックでは、眼瞼下垂症の手術の際、目の開き具合や左右のバランスだけでなく、二重幅も医師と患者で一緒に確認をしながら治療を進めているのだとか。まぶたが目にかぶさってしまっている症状にアプローチするだけでなく、顔の印象まで考えて行われる眼瞼下垂症の日帰り手術。今回は佐々木院長に、眼瞼下垂症とはどのような病気なのか、またその治療方法について話を聞いた。
(取材日2022年6月16日)
目次
目の開きや左右バランスを、確認・調整しながら進める眼瞼下垂症の日帰り手術
- Q眼瞼下垂症とはどのような病気ですか?
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A
▲院長による丁寧な問診でどのような治療が有用か見極める
眼瞼下垂症の多くが、まぶたを持ち上げている上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)とミュラー筋という筋肉の機能が弱くなることで、まぶたが垂れ下がってくる病気です。程度の差はあれ、加齢によりどなたにでも起こりうる症状です。先天性のものもありますし、病気や外傷による筋肉や神経へのダメージも原因になり得ます。まぶたが下がることで視野が狭くなると、無意識におでこに力を入れて眉毛を持ち上げ、目を開こうとします。それによりおでこに皺が寄ったり、まつげが目に入ってしまうことも。また顎を突き出すような姿勢になることから、首や肩の凝りにもつながりかねません。
- Qどのような治療法がありますか?
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A
▲麻酔も痛くないように工夫している
まぶたの筋肉にある程度引っ張る力が残っている場合は、その力を補強するために、筋肉を短縮する「眼瞼挙筋前転法」という手術を行います。長い筋肉で引っ張るよりも短い筋肉で引っ張る方が力が強く伝わるので、まぶたの開きは大きくなります。一般的には皮膚を切開し、筋肉を何ヵ所か糸で瞼板という組織に縫いつけることで筋肉を縮めます。他には、まったく筋肉の動きがない方に行う「筋膜移植法」。太腿などの筋肉を移植し、まぶたとおでこの前頭筋をつなげて、軽く眉毛を上げる力でまぶたが持ち上がるようにしていきます。
- Qこちらのクリニックの手術の特徴を教えてください。
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A
▲手術の所要時間は左右で20分ほど
眼瞼挙筋前転法では、切開を伴うのが一般的です。ですが中にはまぶたを切ることに抵抗がある方もいらっしゃいます。当院では切開せずに、まぶたの裏側から筋肉をすくい筋肉を縮めて、糸の両端を皮膚に通す手術方法を取り入れています。眼瞼下垂の治療とはいえ、目は顔の印象に大きく影響するもの。左右の黒目のバランスや二重の幅など、手術中に鏡を見て相談をしながら進めていきます。何ヵ所も止める方法ではなく、一本の糸で筋肉を縮めていきますので、途中での確認・調整が可能になるのです。患者さんにも安心していただけるのではないでしょうか。所要時間は左右で20分ほど。低侵襲で、手術時間もその後のダウンタイムも短いのが利点です。
- Q手術後の腫れや痛みなどはありますか?
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A
▲定期的な受診で経過観察を行う
目は開いていないほど腫れぼったく見えますよね。目を開くために行う眼瞼下垂症の手術は、腫れがあまり目立たないと思いますよ。麻酔をする際も痛みに配慮して、細い針を使用して少量の麻酔で済むようにしています。また術後は痛み止めの内服薬も処方しています。切開しない方法でしたら手術直後の腫れも少なく、1週間ほどで大まかな腫れは引いていくでしょう。その時点で一度ご来院いただき、腫れや目の開き具合を確認しています。さらに1ヵ月もすれば、症状はほぼ落ち着くと思います。調整が必要であればその段階で処置をします。
自由診療費用の目安
自由診療とは眼瞼下垂症手術/両目16万5000円~・片目11万円~