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佐々木 英悟 院長の独自取材記事

市川ひふ科形成外科クリニック

(市川市/市川駅)

最終更新日:2019/08/28

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都心からのアクセスも良いJR各線の市川駅。その北口から徒歩2分に位置するビルの2階に「市川ひふ科形成外科クリニック」はある。落ち着いたブルーを基調にし、北欧系のインテリアでまとめられている院内は、来院者がリラックスできる空間だ。院長の佐々木英悟先生は、母校の昭和大学をはじめとした複数の形成外科で診療の経験を生かし、「皮膚科と形成外科の理論と技術に基づいた的確な施術や治療を行うことで、患者さんが安心して美容外科も受けられるようにしたい」という信念から同院を開業。穏やかで耳に心地良い声と、親しみやすい爽やかな笑顔の奥に、医師としての熱意を感じる。そんな佐々木院長に、診察に対するポリシーから将来の展望まで、さまざまな思いを聞いた。
(取材日2018年6月8日)

形成外科の観点から、医療としての美容外科を行う

開業から2年がたちますが、どのような方が来院されるのでしょう。

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切り傷ややけどなどの外傷、できものの治療のほか、逆さまつげやまぶたの開き具合、巻き爪などのご相談も多いですね。けがをしたお子さんも、よく来院されます。このエリアは形成外科があまり多くないので、周辺にお住まいの幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。またほくろの除去や二重まぶた、わきがなど美容に関するご相談も少なくありません。こういったことはサロンなどでも行えますが、医療機関で行うことで、安心して悩みの解決をめざせるということが知られてきたのではないかと感じています。

ご紹介の患者さんも多いそうですね。

手術に対応していない、眼科や皮膚科のクリニックからのご紹介があります。上まぶたを持ち上げる筋肉の働きが不充分でまぶたが開きづらく、視界がさまたげられたりする眼瞼下垂という病気があるのですが、治療には手術が適しています。また、さまざまな皮膚のトラブルやお悩みの解決法として、手術が選択肢にあった場合にもご相談を受けます。こういった手術や治療に対して地域のクリニックが連携をしっかりとることで、患者さんが安心できる、満足度の高い治療を提供することができると思っています。

形成外科について、あまりご存知ない方もいると思いますが。

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先天性の奇形やあざ、顔面の骨折や指の切断などによる大きな傷や変形を目立たなくしたり、乳がんなどの切除で失われた部分を補ったりするのが、形成外科です。例えば、生後すぐの赤ちゃんを連れた親御さんが「生まれつき“あざ”があるのですけれど、どうしたらいいですか」とご相談に来ることもあります。その場合、外科的に手術をするのか、レーザー治療をするのか、それとも成長によって消える可能性もあるからしばらく様子を見たほうがいいのか、その診断をするのも形成外科の範囲になります。患者さんご自身が見ることのできる部分が多いので、「見た目が気になるから」という理由でいらっしゃる人も多いですね。実は美容外科も、形成外科の診療範囲なのです。見た目のケアを行うことで、患者さんのQOL(生活の質)を高めることを目的としているのが形成外科や美容外科といえるでしょう。

整容面を考慮した治療で患者の納得と満足につなげたい

先生は、美容面を意識した治療を行っているそうですね。

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私が形成外科を専門分野にしたのは再建、つまり失ったものを補うという治療に惹かれたからです。私の母校である昭和大学の大学病院は、日本で早くから美容外科を形成外科の一分野として標榜しました。そのため、医局の先輩や教授が「美容も医学だから、形成外科の理論に基づいてプライドを持って処置をしなくてはいけない」とおっしゃっていました。形成外科は見える場所のケアを行うことが多いので、美容面も重要です。けれども美容ありきではなく、形成外科の中に美容外科があるので、その知識や技術を疎かにしてはいけないのです。その上で整容面を考慮した治療をすることで、患者さんが納得し、満足いただけると考えています。

得意とされている、あるいは力を入れている治療はございますか。

まぶたの治療は多く手がけてきたので、得意分野と言っていいと思います。特に眼瞼下垂の治療には、力を入れたいと思っています。この病気はまぶたが下がることによって視野が狭くなるので、日常生活に支障を来すことがあるからです。それだけでなく頭痛や肩こりを引き起こすこともあります。視界を確保しようと、無意識のうちに眉を吊り上げたり、常に顎を上げながら物を見たりするために、額の筋肉が慢性的に緊張したり、無理な姿勢を取ったりするからです。治療としてまぶたを切除して引き上げる方法もありますが、糸で筋肉を短縮して目の開きの改善をめざすこともできます。この方法だと20分ほどで済みますし、腫れが少ないというメリットもあります。その際にも、整容面を考慮し、ご自身で確認していただき、調整しながら行います。

どういったことを心がけて、日々の診療にあたっているのでしょう。

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先ほどお話ししたまぶたの手術もそうですが、患者さんご本人が納得される状態がどういうものなのか、必ず確認してから施術に移るように心がけています。さらに手術中でも、可能な限りご本人に確認していただきご希望と仕上がりが一致するようにしています。術後に「やっぱりしっくりこない」と思われても元に戻すのは困難なケースもありますから。また形成外科、美容外科の治療に対して「なんとなく痛そう」「怖い」といった先入観をお持ちの方も多いので、できるだけ腫れや痛みが出ないようにしています。麻酔の打ち方や使う麻酔薬によって、注射時の痛みや術後の腫れの度合いは変わってきますので、細かい点にも気をつけています。

家族で安心して通える、地域に根づいた存在でありたい

今後、取り組みたいことや、将来の展望があればお聞かせください。

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美容外科に対する「自由診療でとてもお金がかかる」「痛い」「後遺症があるのでは」という、マイナスイメージをなくしていきたいです。例えば自由診療で行う手術方法を眼瞼下垂の治療に応用するなど、できるだけクオリティの高い治療をめざしています。そういったクリニックが増えれば、傷跡などで悩んでいる方が気軽に形成外科・美容外科に来院して相談ができるようになると思うんです。また繰り返しになりますが、美容外科も形成外科の診療範疇です。形成外科の基本や原理、テクニックといった、医療的なベースがあってこそ安心して治療を受けることができるということを、もっと多くの方に知っていただきたいですね。

お忙しい毎日だと思いますが、健康管理やリフレッシュはどうされていますか。

学生時代はボクシングをしていましたが、今はそこまでハードな運動はせず、ビル内のスポーツクラブで昼休みや診療後に20~30分程度体を動かすようにしています。美容外科はエイジングケアにも関連していますから、私自身も健康に留意して、適度な運動を心がけ、食事にも気をつけるようにしています。まとまった時間のある休日は、自宅のテーブルで卓球のまねごとをするとか、子どもと過ごすことが多いですね。私はマイホームパパのつもりなのですが、奧さんに言わせると「子どもと一緒に遊んでいるだけでしょ」となるようです(笑)。子どもと触れあうことで、リフレッシュできるだけでなく「子どもに恥ずかしくない医療を提供するクリニックにしたい」と気を引き締めることができます。そういう意味でも私にとっては重要な時間なのです。

では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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ちょっとした傷やできものなど、見た目で気になることがあれば、ささいなことでもご相談ください。例えば、しみ一つにしても、肝斑や雀卵斑(そばかす)、加齢による老人性色素斑、しみのように見えるあざなど、さまざまな種類があるのです。種類を見分けて診断し治療するという、医療面からのアプローチがあってこそ、それらをきれいにしたり目立たなくしたりすることもできます。このクリニックを開業したのも、地域の皆さんに安心で安全な形成外科、美容外科の医療をご提供したいとの思いからですので、気軽にご来院いただけるとうれしいです。

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