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内水 浩貴 院長の独自取材記事

南大塚耳鼻咽喉科クリニック

(豊島区/大塚駅)

最終更新日:2019/08/28

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大塚駅前ロータリーのすぐ側に、2016年2月にオープンした「南大塚耳鼻咽喉科クリニック」。心安らぐ色のソファーが並びやわらかな明かりに包まれた居心地のよい待合室で迎えてくれたのは、院長の内水浩貴先生だ。開業前は東京慈恵会医科大学附属病院とその関連病院の耳鼻咽喉科に勤め、約20年にわたり外来・手術・病棟を担当してきた。豊富な経験と日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医という専門性を生かし、手術が必要かどうかを適切に見極めるなど、患者の負担をできるだけ抑えることに配慮した治療を行っている。身体障害者手帳申請に必要な診断書の作成を行う。身体障害者福祉法の指定医師でもあり、申請に関わる検査やアドバイスも可能だ。そんな内水先生に地域への思いや今後の目標などを聞いた。
(取材日2016年2月18日)

豊富な経験を生かし、地域の耳・鼻・喉を守る

開業までの経緯を教えてください。

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大学卒業後は東京慈恵会医科大学附属病院へ入り、2015年まで同病院や関連病院の耳鼻咽喉科で外来、病棟、手術を担当してきました。耳鼻咽喉科の治療には、例えば副鼻腔炎や鼓膜に穴が空いている慢性中耳炎、子どもの滲出性中耳炎、首周りの腫瘍など外科領域のものもたくさんあります。それらの治療や手術を多く手がけ、患者さんを治すことに喜びを感じていたのですが、一方でさまざまなクリニックから「手術が必要」と大学病院に紹介されてきた患者さんの中にも、手術をせずに保存療法で治療できる場合があるのが気になっていました。耳鼻咽喉科の医師になった時から将来的には開業したいと思っていたのですが、「自分のクリニックがあったら、手術をせずに治せる症状を簡単に手術の結論にせずに見極めをして、一つ一つの症状に取り組めるのかな」と思ったことがきっかけとなり、2016年2月1日に開業することができました。

見極めに強いことが特徴でもあるのですね。

そうですね。ずっとクリニックで診療されている先生方は、地域医療に関して私よりずっと経験が長いし、うまいやり方や長所がたくさんあると思います。ただ、手術をしなければいけない症例か否かのちょうど境目辺りの見極めについては、経験・技術・知識を合わせて判断していくものだと思います。私なりにやれることは、この部分にあるのではないか、との思いが開業を後押ししてくれたのは確かです。

開業にあたり、こだわったことは何ですか?

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電車で来られる方や、前に勤務していた聖路加国際病院から引き続き通ってくれる患者さんもいらっしゃるので、駅の近くがいいなというのがありました。また僕自身が患者として病院へ行く際に、「病院は怖い場所、ドキドキするからあまり好きじゃない」という印象を持っているので、特に待合室は緊張をほぐせるような明るく広い場所にしたいなと思って作りました。診察室もですができるだけ物を置かずに、広くすることにも気を配りました。もっと機械を入れればできる検査の項目なども増えるかとは思いますが、自分の領分を超えた段階で総合病院や大学病院に紹介するという線引きをきちっとしておけば、すべてを自分の所でまかなう必要もないかなと。ですので、設備はシンプルに、一般的な耳鼻科でできることを中心にそろえています。

子どもの病気の治療は、将来のためにも大事なもの

どんな患者さんが多いのですか?

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耳鼻科全般に言えることですが、高齢の方やお子さんが多く来院され、真ん中世代の方は少ないです。症状で言うと、例えば子どもは中耳炎が多いですね。大学病院でずっと子どもの滲出性中耳炎を専門にしてきた身としては、お子さんにたくさん来てもらえるとうれしいですね。もちろん、お子さんだけでなく、大人も含めて患者さんと話をして、診療して、という時間がとても楽しいので、多くの人に来てもらえるといいなと思っています。

診療の際に一番大事にしていることを教えてください。

説明をしっかりすることです。「薬を出しておきますね」だけではなくて、今その患者さんがどういう状況で、原因は何で、どういう対処が必要なのかをきちんとお話して、理解した上で治療に入ってもらえるように心がけています。特に子どもの治療の場合、お話しする相手はほとんどがそのご両親。自分に起こっている症状ではないものをご理解いただけるように、初回はどうしても説明が長くなりがちですが、しっかりお話するようにしています。病気の中にはどうしても数ヵ月単位、年単位で治療しなければいけないものもあります。そこを理解してもらわないまま治療を始め、「1週間、2週間で治らないから違う病院へ行く」ということになれば、何度も同じことを繰り返し、結果治療が長引いてしまう。そうならないためにも、まず病気に対する理解を深めてもらうことを大事にしています。

子どもの病気と大人の病気は何が違うのでしょう?

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子どもは成長が加速していく時期。その時期に鼻や耳に慢性的な炎症があると骨の発達にも影響しますし、聴力にも影響が出てきて、大人になっても難聴が残ってしまう場合があります。保育園では風邪のもらいあいっこをするので、冬の間中鼻水が出ている、なんて子はたくさんいますが、鼻が悪いまま放っておくと耳まで悪くなってしまうことも。子どもの病気は子どもの時だけの問題ではなく、大人になってからのことにもつながってくるので、大きくなってから困らないようにきちんと治すことが大切です。今のためだけでなく、長期的に見て治療をするんだ、という認識を持ってもらえるといいですね。

南大塚に根を下ろし、信頼されるクリニックでありたい

先生が医師になられたきっかけも教えてください。

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一言でまとめるのは難しいですが、一番核にあったのは何かというと、技術を身につけ、それを生かして人の役に立てる仕事がしたいと思ったことでしょうか。両親は三重で製材業を営んでおり、内心事業を継いでほしいと思っていたとは思うんですが、「好きなことをやれ」と言ってくれました。僕としても一生製材業をやっていきたいという気持ちがなく、最終的に医学部に進む道を選んだのですが、家業を継げと言われなかったことにはある意味感謝しています。そして大学5~6年の臨床実習の時に耳鼻科がとても面白く感じたこと、当時一番若手の教授が率いるすごく勢いのある科で自分でいろいろなことがやれる環境だったことから、耳鼻科を選びました。

地域の中でどんなクリニックでありたいですか?

僕がここで開業できたのは、もともと大塚に住んでいる知り合いから耳鼻科のクリニックが少なくて困っているという話を聞いたこと、駅前にいい物件が見つかったことなど数々のご縁に恵まれたから。そんな縁を大切に、南大塚地域に根差したクリニックになることをめざして、名前も「南大塚耳鼻咽喉科クリニック」にしました。大きく手を広げていくのではなく、この場所で、このクリニックでできることをしっかり患者さんに提供して、喜んで帰ってもらえる場所になることをめざして。「あそこに行けばよく診てもらえるよ」、「いいクリニックだよ」と言ってもらえるクリニックであるように、頑張っていきたいです。

ご自身の健康やリフレッシュのためにしていることはありますか?

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週に1、2回ジョギングをするぐらいでしょうか。昔はトレーニングルームに行ったりしたんですが、最近は時間の余裕がなくてなかなか行けていません。体を動かすのは好きなので、クリニックが落ち着いたらまたジムにも通いたいなと思っています。

最後に、地域の人に向けて一言お願いします。

親御さんにお伝えしたいのは、子どもが病気になると、目に見える異常は発見しやすいですが、少し聞こえが悪いなど見えない部分はお子さん本人も異常に気がつかないまま過ごしていることがよくあるということ。だから「これぐらいは大丈夫だろう」と判断してしまわずに、例えばテレビのボリュームが大きい、夜泣きが酷い、呼んでも返事をしないことがあるなど、何か気になることがある時は気軽に耳鼻科を訪ねていただければと思います。ちょっと鼻が出ているとか、耳垢の掃除など小さなことでも来ていただければ、耳・鼻・喉をまとめてチェックできますので、気楽にいらしてください。

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