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飛田 健治 院長の独自取材記事

とびた整形外科・内科クリニック

(新宿区/神楽坂駅)

最終更新日:2019/08/28

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神楽坂駅から徒歩1分の場所に、2016年2月1日オープンした「とびた整形外科・内科クリニック」。院長の飛田健治先生は、長年子どもの骨の病気を専門的に診療しており、クリニックでも小児低身長治療に取り組む。外科手術のリスクなく身長を伸ばす治療で、子どもの低身長に悩む多くの患者が来院している。こうした専門的な診療を行いながらも、あくまで地域のクリニックでありたいと願う飛田院長。病気についての無料説明会も、地域医療の一環として行う。「ゆくゆくは地域の皆さんを集めて体操教室を開きたい」と話す飛田院長がめざすのは、地域患者の健康寿命を延ばすために貢献していけるクリニックだ。そんな飛田院長に、開業の経緯や今後めざすクリニック像、患者への思いまでじっくり聞いた。
(取材日2016年2月2日)

低身長は治療できる時代。諦めずチャレンジしてほしい

小児低身長治療とは何ですか?

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身長が一定の基準値を満たさず、成長ホルモンの分泌量が少ないお子さんに行う治療です。大人になっても身長が一定の基準まで達していないと、日常生活に支障をきたす場合も少なくありません。他の子と比べて背が低いことに悩んでいたり、学校の保健医に勧められて検査を受けに来る患者さんがほとんどですね。治療法は、1日1回の注射で成長ホルモンを補うというもの。4歳から治療をスタートするのが理想的。遅くとも、9歳頃にははじめていただきたいですね。身長の伸び率は、幼ければ幼いほど個人差が少なくなります。また、10歳を過ぎると男性・女性ホルモンがそれぞれ分泌されはじめるため、成長ホルモンの効果も減弱してしまいます。早めに治療を始めることができれば、それだけ効果も出やすくなるのですよ。

この治療を始められたきっかけは?

大学病院で研修医をしていた頃お世話になった先生が、子どもの骨の病気を専門的に診療していて。その先生のもとで学ばせていただいていました。当時は、成人になっても130センチほどまでしか身長が伸びない病気に対して、注射で成長ホルモンを補いながら、一定の年齢に達したら身長を伸ばす外科手術をするという治療を行っていました。しかし、外科手術というのはどうしてもリスクがつきもの。それならば、早い段階から小児低身長治療を続けることができれば、リスクなく安全な治療ができるのではないかと考え、クリニックでも取り入れようと考えたのです。私自身、この治療を17年ほど続けているため、技術的にも安心してお受けいただけると感じています。

骨粗しょう症治療にも力を入れているのですね。

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整形外科専門医として、関節痛や交通事故治療、スポーツ障害なども専門的に診療しています。中でも力を入れているのが、骨粗しょう症治療。実は、骨粗しょう症の患者数は現在約1300万人とされ、生活習慣病とも言われ始めているのです。寝たきりの原因としても、脳梗塞に次いで第2位。しかし、骨粗しょう症は症状なく進行していく病気。転んだだけで骨折をしてしまい、そこで初めて骨粗しょう症になっていたと気付くことがほとんどなのです。そのため、骨の量を増やして骨折を防ぐ予防治療が大切になってきます。予防治療をすれば、年間で骨の量を8%増加させることができ、骨折率を20%以上防止できるのです。例えば、女性ホルモンの低下が原因の場合は、それを補う治療を。骨折した場合には、骨を壊す細胞の増加を抑制する注射や飲み薬の処方を。他にも食生活の改善や運動をお勧めしたりと、年齢や症状に合わせてさまざまな治療法があります。

無料説明会や体操教室を開催して健康寿命を延ばしたい

開業の経緯をお聞かせください。

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長年医師として働いているうちに、患者さんとより近い距離で関わっていきたいと考えるようになっていきました。地域医療に携わっていける理想のクリニック像が明確になったタイミングで、開業を決意。まだ開業したばかりですが、以前勤めていたクリニックから引き続き通院くださる患者さんも多く、とてもありがたいですね。今後はコツコツと地域に根を張り、地域患者さんにも頼っていただけるクリニックをめざしています。こだわっているのは、子どもの患者さんも多いため、明るく開放的な雰囲気にすること。笑顔で明るいスタッフの力を借りながら、患者さんの距離感が近くいつも笑顔が溢れるクリニックをつくっていければうれしいですね。

患者さんと近い距離で関わっていきたいと考えるようになった理由は何でしょう?

私が大学病院で研修医をはじめた頃、小学校にあがったばかりの男の子が入院していました。その子はいつも泣いていて、ご飯もなかなか食べない子で。何とかその子に笑ってほしいと、一緒に遊んだり学校の勉強をしたりしていました。その子は無事退院。その後、中学や高校に進学するたびに挨拶に来てくれるようになりました。私の勤め先が変わっていても、調べて来てくれるのですよ。その子が大学に入った頃に、また顔を見せに来てくれて。なんと、医学部に入学したというのです。「先生のような医師になりたい」と言ってくれて。あの時ほど、医師をしていて良かったと感じたことはありませんでしたね。そういった患者さんたちとの時間を通して、密に関係性を築きながら患者さん一人ひとりに携わっていくことこそ、医師の役目なのだと考えるようになっていったのです。

地域医療としてクリニックで取り組んでいることはありますか?

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私の妻が糖尿病の専門医のため、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を中心的に診療する内科領域も標榜しています。年齢を重ねると内科疾患と整形外科疾患両方を患っている患者さんが増えてきます。そのため、一つのクリニックで内科と整形外科の専門医による診療がお受けいただけることは、患者さんにとって非常に大きなメリットになると思うのです。またクリニックでは、月に一度の無料説明会を開催しています。内容は、小児低身長や骨粗しょう症についてなどさまざま。説明会がご好評いただけるようになれば、トレーナーを呼び、地域の皆さんを集めて行う体操教室を開きたいと考えています。まずは説明会や体操教室をきっかけに健康に興味・関心をお持ちいただくことで、いつまでも健康でお過ごしいただきたいと考えています。

地域の社交場のようなクリニックをめざして

診療の際に気を付けていることはありますか?

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整形外科疾患というのは、ほとんどの患者さんが痛みや痺れを持って来院されます。長く痛みを抱えていることで精神的に参ってしまっていたり、反対に精神的なお悩みから痛みが出てしまうことも多くあります。そのため、痛みに無理やり病名を付けるのではなく、しっかりとその原因から取り除いてさしあげるための心のケアも重要なのだと考えています。たっぷりお時間を取って患者さんのお話に耳を傾け、アドバイスをしながら心に寄り添った診療をしていきたいのです。1日1回注射をしなくてはいけない小児低身長治療は、続けることが非常に難しい治療です。そのため、いかに目標意識を持って治療に取り組むかが重要になります。患者さんに治療へのモチベーションを高めてもらうためのケアも欠かせないですね。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

地域のクリニックとして幅広い診療に対応していますが、小児低身長治療といった専門的な治療もしています。整形外科と内科においては専門医による安心の診療もお受けいただけますし、クリニックでは対応できない場合には責任を持って専門医をご紹介しています。そのため、何か困った時にはあそこに行こうと思っていただけるような、地域の皆さんにとって頼れるクリニックでありたいですね。無料説明会や体操教室などの開催も通して地域の皆さんとの輪を広げていきたいと考えています。「治療しに行こう」ではなく、「相談しに行こう」という気持ちで、お気軽に来院いただきたいですね。健康について何か不安なことやご質問があれば、ささいなことでも立ち寄れる、地域の社交場のような場所をめざしています。

お忙しい先生のリフレッシュ方法は?

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5年前から始めたテニスは、今でも続けていて、休診日にはスクールに通い、土日は診療前の早朝からクラブチームのみんなで集まっています。少なくとも週2回はテニスをしています。クラブチームは学生時代の仲間が集まっているので、色んな話ができるのも楽しみの一つ。情報交換などをしながらテニスを楽しんでいます。大会にも出場しているのですが、去年は3位まで勝ち上がったのに、今年は1回戦で敗退。なかなか攻略できないところも、テニスの面白さですね。

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