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神谷 耕次郎 院長の独自取材記事

神谷整形外科・眼科

(世田谷区/世田谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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世田谷駅で下車し、世田谷通りを横切り、弦巻一丁目の交差点まで5分ほど歩いた閑静な住宅街に「神谷整形外科・眼科」はある。22年の大学病院での勤務経験を経て、開業医となったばかりの院長、神谷耕次郎先生は笑顔を絶やさず、周りへの気遣いを忘れない優しさが印象的だ。院内はデジタルX線や超音波診断、骨密度測定のための機器を多く備えており、中でもリハビリテーション用の部屋はスポーツが好きだという先生の意向が垣間見える。大学病院時代の多忙な時期から夢見ていた、開業医としての理想の医療とは何か。医師をめざしたきっかけから開業医としての再スタートを切った感想についていろいろと聞いた。
(取材日2015年11月19日)

なじみのある土地で、医師として新たなスタートを実現

バリアフリー構造と、清潔感のある雰囲気が印象的な医院ですね。

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ありがとうございます。当院のポイントとして、実現させたかったバリアフリー仕様となっています。入り口から段差がないこと、また、車いすの方でも利用しやすいよう広く設計したお手洗いもご用意していますので、どなたでも安心して来院していただきたいですね。病院と聞くと、不安になったり怖かったりといったイメージをお持ちの方もいらっしゃるので、院内の色は爽やかな白を基調とし、各部屋にできるだけ自然光が入るよう、大きな窓を多めに設置しています。どなたでも通いやすく、便利で、リラックスできるように配慮した医院となっています。設備としてはデジタルX線システムや超音波診断装置、DEXA骨密度測定など多数備えており、リハビリテーション室には本格的な筋力訓練器、歩行訓練器も完備しています。私自身が運動好きということもあって、こだわって選びました。

眼科も院内に併設されているのは珍しいですね。

整形外科と眼科、と比べるとあまり関係がないのでは? と思われるかもしれませんが、関節も目も、加齢とともに衰えたり、病を発症しやすく、本人もそれらの自覚症状が強く出やすい箇所です。整形外科に診察を受けにきたついでに眼科も受診できる、またその逆もしかりで、ひとつの医院でこれら2科の診療を一度に受けられることは、患者さんの負担減に貢献できると考えています。妻が眼科医をしている、という理由も大きいのですが。開院当初は週3日午前のみの対応でしたが、近隣の方のご要望が多く、平成28年1月からは午後も診療時間を拡大することとなりましたので、宜しくお願いいたします。

整形外科医をめざしたきっかけはなんですか?

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私の父が整形外科医で、私が医師をめざした理由のひとつでもあります。家族と一緒に夕食を取っている時や、深夜でも救急車で急患が病院である実家に運ばれてくる。その対応に追われる父の姿を見て、私も地域の皆さんから頼られる整形外科医になりたいと思ったものです。そしていざ開業となったこの場所ですが、私が医師としてかけだしの頃、ここから隣駅の上町に住んでいたことがあるのです。ここから歩いても10分ほどの距離ですね。開業場所を探していた時、偶然この土地を紹介されたのでとても驚きました。そして、この巡り合わせに、勤務医から開業医としてスタートを切るにあたって、ひとつのご縁を感じました。地域の医師として、患者さんとより距離が近い診療を実現したかった。それがなじみのある場所で実現したことをうれしく思います。

地域医療の窓口として患者を迎える

開業にあたっての思いを聞かせてください。

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大学病院に勤めていた頃、手術を終え、リハビリへと段階が移った患者さんの退院した後のフォローやまだ手術に至らない患者さんへのリハビリがもっと必要だと感じておりました。手術を受ける前にもリハビリを行うことによって術後の経過に良い影響を与えることは周知の事実です。なので、開業したときには、診断から治療、リハビリまでトータルに目の行き届いた状況でコーディネートできる環境を整えたいと考えておりました。他の科と同様に整形外科においても専門分野が細部化され、要求される医療の質が高くなっていますが、地域医療の充実と発展のため、力限り幅広く、かつ誠実に対処できるよう努めたいと思っております。

実際に開業して、その思いは実現したのでしょうか。

はい。リハビリは当院の理学療法士に任せつつ、電子カルテだけでは伝わらないことは手書きのメモを補足として渡し、私も積極的にリハビリテーション室まで出向いて、患者さんの情報や注意事項を伝えるようにしています。患者さんの様子が気になる時はいつでも見に行けますし、逆に、理学療法士からこちらに報告したいことに関しても逐一コミュニケーションが取れる体制を敷いています。クリニックは小回りが利くので患者さん、スタッフ皆にいつでも声をかけられる点がうれしいですね。検査からリハビリという、診療の最初から最後まで、そしてきめ細かいところまで、患者さんと深く関わることを実現できる。医師とコミュニケーションが取りやすいという面で、患者さんにも安心して声をかけていただけたら幸いです。

かかりつけ医の役割について、どう考えていらっしゃいますか?

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患者さんの健康の窓口になることです。自身の治療や検査を行う際に、大きな病院を選ぶことは珍しくないことでしょう。しかし、地域のクリニックが担う役割についても、地域の皆さんにもっと知ってもらうことで、それぞれの医療機関と上手に付き合えるのではないか、と考えています。症状や目的によってはクリニックに任せた方が自宅から通いやすく、待ち時間が短いといったメリットを生かせるケースも多々あるはずです。他にも、当院にいらっしゃった患者さんで、大きな手術が必要な方はしかるべき病院を紹介し、逆に手術を終えた後、リハビリがメインとなる方は当院に通い、移動時間の負担を減らす。当院が紹介する病院とは、手術後も患者さんの症状や、リハビリ実施の際の注意点など、連絡を取り合うようにしたいと思います。他医院・病院との効率的な連携によって、地域の方に「近くに通いやすい医院がある」というメリットを最大限感じてほしいと思います。

地域から親しまれ、信頼されるかかりつけ医をめざして

来院される患者さんの層に特徴はありますか?

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この場所は長く住まわれている方が多い住宅地であり、小中学校が近いこともあって、年齡層はかなり幅広いですね。性別・体重・仕事・生活様式・スポーツ習慣の有無等、それぞれを取り巻く環境が違えば、起こりえる症例も多種多様です。最近目立つのは、健康志向が上昇した影響か、運動を思い立った方が無理に動いて体を痛めたり、けがをするケースがあります。それぞれを取り巻く環境を考慮して、適切な治療やアドバイスを心がけています。

先生が特に力を入れている治療はなんでしょうか?

大学院への在籍時代に、姿勢の悪化が将来の介護を要する、あるいはその可能性が高くなるのでは、という観点の研究に取り組んでいました。その研究の中で、姿勢の悪化は加齢が進み、生活の質の低下につながることがわかっています。例えば骨粗しょう症を患っていたり、膝をけがした場合、そこをかばって歩くことで姿勢が悪くなる、また加齢によって筋肉のバランスが悪くなり、それが影響して転びやすくなるなど、姿勢悪化には何らかのストーリーがあります。それを断ち切るために、当院では姿勢悪化の原因から治すことを特に意識しています。リハビリで筋力を維持・強化してあげることも大事ですし、電気療法や運動療法などの理学療法を組み合わせた治療を複合的に実践して、個々に最適な診療を実現したいですね。

最後に、医師としてのやりがいついてと今後この地でクリニックを行っていくにあたって展望を聞かせてください。

医師のやりがいについては、やはり患者さんに喜んでもらうことがすべてですね。そして、一人でも多くの患者さんに喜んでもらえるクリニックにすることが私の展望です。これは私が医師になりたてで経験がまだ浅い当時のお話ですが、若くして重い病にかかった患者さんが、歳が近い私に何でも相談してくれていたんです。彼から見たら当時の私でも立派なお医者さんですから、それにしっかり応えなければと、必死に勉強して、患者さんと向き合っていたことをよく覚えています。それ以後も診療をしていく中で、患者さんの目線とこちら側の目線の違いがあることに対して痛感させられることが多くありました。なので、専門分野のみならず幅広い知識と柔軟に対応できる人間になりたいと思っていましたね。患者さんによっては医師を目の前にすると緊張してしまい、なかなかうまく状況を伝えられなかったり、遠慮してしまう方も多くいらっしゃるのではないかと思います。ですので、私が患者さんと向き合う上で大切にしていることは、患者さんと目線を合わせ、コミュニケーションを図り、医師と患者の間にある壁を取り除くことです。これが患者さんにとってベストな治療法を見つけ出してくことにもつながるのだと思います。整形外科以外の病気のことも、とりあえず神谷先生に聞いてみようと思ってもらえるような地域の方に信頼されるクリニックを目指したいです。

開院して間もないですが、すでに地域の方からうれしいお言葉もいただいているそうですね。

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そうなんです。まだクリニックは開院して間もないのですが、このクリニックを建築中から知っていて、完成するのを心待ちにしていたという方が多く、中には肩がずっと痛かったのだけど、ここができるまで医療機関にかかるのを我慢していました。と言ってくださる方もいました。大変ありがたく思っております。その期待を裏切らないように、精いっぱい頑張りたいですね。なにか身体でお困りなこと、心配なことなどございましたらお気軽にお立ち寄りください。

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