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石上 功次郎 院長の独自取材記事

石上歯科クリニック

(神戸市垂水区/学園都市駅)

最終更新日:2022/04/01

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垂水消防署前、白い外観がひときわ目立つ「石上歯科クリニック」は、2015年に現在の場所へと移転した。白で統一された院内は、待合室の大きな窓から陽光が差し込み、明るく開放感がある。石上功次郎院長の、リラックスして過ごしてほしいという思いが表れているようだ。他にも、母親の治療中に子どもを預かるサービスや、子どもの治療へのモチベーションを上げるための声かけ、休日診療など、安心して楽しんで通えるようにと工夫を凝らしている。こうした取り組みについて、また力を入れている小児矯正、予防の大切さなどを、石上院長に語ってもらった。

(取材日2019年7月9日)

歯科医療を通して地域の子どもの成長を見守る

患者層はお子さんが多いと伺いました。

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患者さんの4割は小さなお子さんで、親御さんと一緒に通ってくれています。私自身、子どもが本当に好きなので、にぎやかに話しながら診療している時間が楽しくて仕方ありません。お子さんの診療で心がけていることは「また行きたいと思ってもらえる治療」です。歯科医院に対する恐怖心を与えないように、できるだけ痛みを抑えた治療をしたり、たくさん褒めたりして、楽しみながら通ってもらえる工夫をしているんですよ。多い相談は歯列矯正です。この地域の人は歯への関心が高く、虫歯を訴える子は少ない印象です。幼少期のうちに歯列矯正を検討されている家庭がほとんどで、来院時に親御さんが相談してくださるんです。

小児歯科を始めたきっかけと、治療について教えてください。

勤務医だった頃、来院されるお子さんの歯並びが気になっていました。そのことをきっかけに小児矯正の勉強会に参加するようになり、当院でも対応できる環境を整えました。子どもは顎が小さいため、まずは顎を広げるための治療から始めます。具体的にはまず前歯が生え替わってくる小学3年生頃に、歯が並ぶスペースをつくるため、取り外し可能な拡大床という装置を装着します。その後、すべて永久歯になったタイミングでワイヤーブラケットを装着し、歯並びを整えていくのです。治療終了後も、気になるところがあれば再度調整を行います。このように当院では、お子さんの歯列矯正は基本的に2回に分けて行います。また、矯正は始めるタイミングがとても大切です。大人になっても行えますが、私の考えとしてなるべく幼少期に始めることを推奨しています。歯並びがきれいだと日々の歯磨きがしやすく、何より虫歯になりにくいことが利点ですね。

クリニックの特徴はありますか?

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当院には保育士が在籍しており、ママが治療している間、おもちゃで遊んだり絵本を読んだりしてお子さんと一緒に待ち時間を過ごしています。赤ちゃんは保育士が抱っこするか、目を離さず見ていますし、キッズスペースは診察室の近くにありますから、お子さんの声が治療中に聞こえてくるので、ママも安心だと思います。開業時から親子で通いやすい歯科医院をつくりたいと思っていました。その想いを実現するには、保育士は必要な人材だったんです。ただ単に子どもが好きということも大切ですが、資格を持っているスタッフが在籍しているほうが、ママも心強いですよね。

家庭で予防歯科の意識向上を

歯科医師になろうと思ったのはなぜですか?

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医師と歯科医師が多い家系に生まれ、幼い頃から親族たちの姿を見て憧れていたこともあり、自然とどちらかの道に進もうと考えていました。勤務医の頃と違って、現在は雇用や経営面で試行錯誤することがたくさんあります。ですが、スタッフは全員患者さんを第一に思って診療にあたってくれていますし、私も院内でのコミュニケーションを密に取りながら日々の診療に取り組んでいるので、楽しさのほうが何倍も大きいです。仕事にやりがいを感じる瞬間は、歯が痛くて来院された患者さんが、治療を受けた帰り際に笑顔で「ありがとう」と言ってくれたときですね。歯科医師をやっていて良かったと思います。

予防に関する先生の考えをお聞かせください。

一般的に、虫歯になると歯を削って、詰め物を入れる治療をします。それで終わればまだいいのですが、症状が進行していると歯の神経を取る治療をしたり、抜歯したりしなければならない場合があります。失った歯は元の状態には戻りません。だから予防歯科に対する意識を高め、自宅で歯磨きなどの口腔ケアを実践していただき、虫歯になるリスクを軽減していただきたいと思っています。お子さんの場合、歯ブラシへの恐怖心を幼少期のうちに取り除くことで、大きくなっても自ら進んで歯を磨くようになるといわれています。当院では歯科衛生士によるブラッシング指導を行っており、お子さん本人だけではなく、ママにも自宅で仕上げ磨きをしていただくよう説明しています。気になることがあれば何でも相談していただければと思います。

診療時に心がけていることはありますか?

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治療を始める前に、患者さんの口腔内を必ず撮影しています。その写真を診療ユニットのモニターに映しながら治療の説明を行っているんです。ご自身の口腔内を見る機会はあまりなく、びっくりされる方もいらっしゃいますが、現状を把握してもらうことで、本人が納得して治療に臨めると考えています。また、口腔内の写真を見ることが意識の向上につながり、それを機に定期検診に通われる患者さんも多いですよ。私たちも虫歯が進行する前に対応できますし、口腔内を健康に保つお手伝いができます。ただ、定期検診は痛みが出ていない段階で通院していただくため、日々の子育てや仕事が忙しいと忘れられがちです。私からも患者さんの生活に合わせた通院計画を提案するよう心がけています。

患者を大切に、それぞれに合った治療を提案

ご高齢の方も来院されるとのことですが、どのような主訴が多いですか?

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前の道路を挟んだショッピングモール側はファミリー層が多く、当院のある山側には昔ながらの住宅地が広がっています。ここには2015年に移転してきたのですが、その時以来ご高齢の方の来院が増えた印象がありますね。ご高齢の方はインプラントや義歯を検討して来院されることが多いです。当院ではどちらの治療にも対応しており、費用だけでなくメリットとデメリットをしっかりと説明した上で、患者さん自身に選択していただいています。噛み合わせの視点も非常に重要で、どんなにきれいにかぶせ物をしたりセラミックを詰めたりしても、噛み合わせがしっかりしていないと良い状態を維持することが難しい場合があります。また、われわれ歯科医師が技術をもって治療しても、それを長持ちさせるためには、自宅でのお手入れとクリニックでのメンテナンスの両方を行うことが大切です。

今後、どのような診療をしていきたいですか?

患者さん一人ひとりに、今以上にじっくりと時間をかけて診療していきたいと考えています。うれしいことに、現在は多くの方に通院していただいていますが、患者満足度を考えると反省すべきところもあるように感じています。若い頃は分院をつくり、大規模な医療法人として診療したい気持ちがありましたが、現在はこのクリニックに通院されている患者さんを大切に、長いお付き合いをしていきたいと思っています。ご家族で通院されている方が多いため、お子さんの成長を隣で見守れるようなクリニックをめざしていきたいです。

読者へのメッセージをお願いします。

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歯が痛くなる前に、お近くの歯医者さんでいいので受診していただければと思います。そうでなくても、少しでもお口に違和感があれば、気軽に相談してください。診断してみて何も異常がなければそれでいいのです。例えば「口内炎が痛くて歯科医院に行ってもいいのかな」と悩むことがあるかもしれませんが、専門の先生に診てもらうことが大切です。定期検診と同じで、痛みがない状態で歯科医院に行くことは悪いことではありません。痛みが出ている状態は、虫歯がかなり進行している可能性があります。年に一度でも構いませんので、かかりつけの歯科医院を受診していただきたいですね。近い未来だけでなく、数十年後の健康を見据え、定期的な通院をお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人矯正/66万円~、小児矯正/44万円~(調整代含む)、インプラント治療/38万5000円~、セラミッククラウン/8万8000円~(税込み)

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