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高野 都喜子 院長、大澤 純子 副院長の独自取材記事

たてばスマイル歯科

(横浜市泉区/立場駅)

最終更新日:2022/05/27

高野都喜子院長、大澤純子副院長 たてばスマイル歯科 main

ブルーラインの立場駅から徒歩5分の県道22号線沿いにある「たてばスマイル歯科」は、歯をモチーフとしたイエローとオレンジのキャラクターがにっこりほほ笑むロゴが目印。大きく取った窓から日差しが差し込む明るい院内で迎えてくれたのは、高野都喜子院長と大澤純子副院長。親密な空気でコミュニケーションを取る2人が知り合ったのは、高野院長が大学生時代だという。総合病院勤務などのキャリアを重ねながら、「いつか一緒に働けると良いね」と話していたことが現実となったのは2015年10月。互いの専門性を生かすことで、幅広い対応が可能な歯科医院が誕生した。治療への取り組みから将来の展望まで、真剣な中にも笑顔を絶やさず話す2人。仲の良い女性コンビによる「スマイルあふれる歯科医院」である。

(取材日2019年6月21日)

互いの専門性を生かし、息の合った診療を提供

女性2人の歯科医師がいる歯科医院は珍しいですね。

高野都喜子院長、大澤純子副院長 たてばスマイル歯科1

【高野院長】2人とも昭和大学歯学部で学んだのですが、私は1年後輩です。私が学生だった頃、すでに大学を卒業して補綴学教室にいた大澤先生に声をかけられたのがきっかけで少しずつ話をするようになり、いつの間にか友人になりました。先輩といっても直接の上下関係はないので、あまり意識したことはないですね。
【大澤副院長】同じ病院で勤務していたこともありますが専門分野が違うので、同じ患者さんを別曜日に診察してお互いの治療の経過を目にすることもありました。そんな時、「いつか一緒に働けると良いね」と言ってきたことが、現実になった感じです。互いの専門分野が異なっていることで、幅広い対応が可能な歯科医院になりました。

お二人の専門分野について教えていただけますか?

【高野院長】私は歯周病学を専門とし、歯周病教室で8年ほど外来で診ながら研究発表を行っていました。歯周ポケットに存在している菌の種類を調べたり、治療によってどの程度菌が減少するかの効果を調べたりといった内容です。どちらかというと臨床に近い内容ですね。
【大澤副院長】私の専門は補綴です。補綴学教室には4年ほど在籍し、クラウンブリッジの適合性について研究していました。その後は非常勤として病院に勤務しながら、母校の補綴学教室で後進の指導にあたりました。現在も別の病院勤務や指導も続けているので、毎日ここで診察しているわけではありませんが、念願かなって高野院長と一緒に働けるのはうれしいです。

それぞれの専門分野において、患者さんにはどのようなアドバイスされていますか?

高野都喜子院長、大澤純子副院長 たてばスマイル歯科2

【高野院長】歯周病の治療と言っても、保険適用から保険外までさまざまです。症状によってお勧めする治療は異なりますが、日々のブラッシングはたいへん重要です。ですから上の臼歯の内側や奥歯の外側など、ブラシが届きにくいところを意識してしっかり磨くようアドバイスしています。奥歯の外側は軽く口を閉じて磨くと良いですよ。また、デンタルフロスや歯間ブラシの使用、入浴中の歯磨きもお勧めです。
【大澤副院長】かぶせ物の縁に汚れがついて虫歯になるというケースが多いので、入れ歯のバネ部も含め、丁寧なブラッシングをアドバイスしています。入れ歯で痛みがある方には、その原因をきちんと探り、痛みや不快感の原因を取り除く調整、修理をするように心がけています。金属を使わない詰め物やかぶせ物も種類が増えてきているので、説明させていただき、選択肢の中から患者さんと一緒に「これが良い」と思える治療法を選んでいきます。

小児から高齢者まで、幅広い年齢層の治療や相談に対応

どのような患者さんが多いのでしょうか。

高野都喜子院長、大澤純子副院長 たてばスマイル歯科3

【高野院長】近くにお住まいの方がほとんどです。近隣はファミリー層が多いので、ご家族で来院される方もいます。歯周病というと、中高年以降の方を想像するかもしれませんが、20代など若い方も多いんですよ。通りから院内の様子がうかがえる構造にしたためか、通りすがりにお立ち寄りいただく患者さんもいらっしゃいます。歯科医師もスタッフも女性だけですし、相談しやすいと思って入ってこられる方もいるようですね。
【大澤副院長】ご年配の方から若い方まで年齢的にも幅広く、男女問わず通っていただいています。ただ最近多いのは、お子さんをお持ちの方からのご相談ですね。虫歯の検査をしているときに、虫歯以外の相談をされる方が増えています。

お子さんをお持ちの方からは、どのようなご相談が多いのですか?

【大澤副院長】例えば、「歯医者さんでは歯ブラシをするけれど、家ではしてくれないんです」というようなご相談です。そんなときは、ここでしているのと同じことをお家でお母さんができているかどうか、それを知っていただくために、実際に歯ブラシ指導を見ていただくこともあります。
【高野院長】そもそも私が歯科医師になろうと思ったのは、母への感謝の気持ちがきっかけです。周りの子どもたちには虫歯が多かったのに、私にはなかった。母は甘いものを食べ過ぎないように、おやつを手作りし、「歯を磨きなさい」ともよく言われました。口を開いていると「閉じなさい」とも言われましたね。口が乾燥してしまうと虫歯になりやすいので、それも良かったのかもしれません。

お子さんを持ちの方へ、アドバイスをいただけますか?

高野都喜子院長、大澤純子副院長 たてばスマイル歯科4

【高野院長】お子さんが口に入れるものに、どのくらい砂糖が入っているか気にかけてほしいですね。何げなく飲んでいるスポーツドリンクにも、意外と糖分が入っていることもありますから。
【大澤副院長】中学生や高校生くらいになると、急に虫歯が増えてきます。小学生のお子さんは仕上げ磨きをするなど、親御さんの目が届いていることが多いのですが、意外と見逃しがちなのがこの年代だからです。永久歯が生えそろい骨格が成長する重要な時期なのですが、試験前には夜遅くまで勉強したり、夜食を食べたりと、生活リズムも食事も不規則になりがちでしょう? ですから忙しい受験生には親御さんが目を配って、時間に余裕のある夏休みや春休みなどに検診やクリーニングに連れていくようにしてほしいですね。

患者に寄り添う診察で、地域の歯科医療に役立ちたい

今後取り組みたいことや力を入れたい治療など、将来の展望をお聞かせください。

高野都喜子院長、大澤純子副院長 たてばスマイル歯科5

【大澤副院長】虫歯や歯周病の予防にも力を入れたいですね。そのために歯ブラシ指導をはじめとした、さまざまなご相談に乗れるようにスタッフを増やしたいと考えています。当院ではパートを含めて、スタッフはすべて女性です。子育て世代や育児経験のある者もいるので、患者さんからのご相談を受けることも少なくありませんから。またスタッフを増やすだけでなく、いずれは勉強会を行うなど教育にも力を入れ、地域の皆さんのお役に立てればと思います。
【高野院長】将来的には矯正歯科にも対応したいです。ご相談の中には、お子さんの歯並びや歯ぎしりに関することもあります。ですから矯正の先生に来ていただいて、小さいうちから、きちんと噛めるような噛み合わせ、咬合誘導をしていきたいです。

お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

【高野院長】マラソンをしていて、フルマラソンは1年に何回かエントリーして走っています。東京マラソンには6回くらい参加しました。フルマラソン以外に、80キロのトレイルランニングレースにも挑んでいます。昼にスタートして翌日ゴールするのですが、月夜に靄がかかった幻想的な風景の中を走るのは、とても良い気分転換になります。これまでも10回ほどレースを完走しています。とはいえ、私はトップランナーではないので走るというより早歩きですけれど(笑)。
【大澤副院長】私は家でゆっくり過ごします。チワワとダックスフントのミックス犬を2匹飼っているのですが、普段はお留守番ばかりなので、休日ぐらいは一緒に過ごすようにしています。

では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

高野都喜子院長、大澤純子副院長 たてばスマイル歯科6

【大澤副院長】歯科医師にとっては多くの患者さんのうちの1人でも、患者さんにとっては「唯一の歯医者さん」です。その自覚を持って、親身な診察を心がけています。ですから疑問があればなんでも聞いてください。
【高野院長】虫歯や歯周病の治療は「これでなければ」という正解はありません。いろいろな方法があることをご説明し、ベストな道を選んでいただくサポートができればと思っています。治療について、聞きにくいと感じることも遠慮なくお聞きください。のんびりゆっくり患者さんをお迎えしたいと考えていますので、まずはお気軽にご来院ください。

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