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土原 豊一 院長の独自取材記事

つちはら整形外科クリニック

(横浜市栄区/港南台駅)

最終更新日:2021/02/24

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勤務医時代、転倒から寝たきりへとつながる患者を多く診療し「骨粗しょう症診療で転倒からの要介護を防ぎたい」との思いが、開業を決意した理由の一つだという「つちはら整形外科クリニック」の土原豊一院長。大学では「末梢神経」「痛み」について研究。その専門性を生かし、一般整形外科以外にスポーツ整形外科や痛みにアプローチするペインクリニック、人工股関節の治療など幅広く対応する。クリニックのマネジャーを務める妻の美紀さんは菓子研究家でもあり、栄養補給をサポートする焼き菓子を考案するなど側面からも土原院長をサポートする。「家族で暮らし、開業した地域の患者さんを大切にしたい」と地域医療を実践する土原院長に、クリニックの特徴や、診療に対する思いを聞いた。
(取材日2020年10月20日)

骨粗しょう症や痛みの治療、スポーツ整形外科にも対応

まず、こちらのクリニックの特徴を教えてください。

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整形外科として幅広く対応している中で、骨粗しょう症の診療と、私が肩・肘・手の領域と末梢神経を専門としてきたことから痛みに対する治療、スポーツ整形外科に力を入れています。痛みの治療では、四十肩や腰痛に対するハイドロリリースや、筋膜リリースにも対応しています。また、痛みの治療には体を動かすことが重要と考え、理学療法士やスポーツトレーナーなどと連携して、スポーツ整形外科の患者さんや、腰痛や肩こりなど慢性疾患の患者さんに対し、痛みの症状や目的に合わせた運動器リハビリテーションや筋肉トレーニングを行っています。

とても優雅な雰囲気の院内ですが、先生のこだわりは?

安全性と快適性を重視しています。クリニックに出入りする患者さんが受付から見渡すことができる構造で、待合室は広くスペースを確保し、壁にスカーフを飾るなど華やいだ雰囲気を出しています。待ち時間とスタッフの負担を軽減するために、再来自動受付機や精算機を導入しました。接触機会も減るのでコロナ禍でも役立ちましたね。開院当初から消毒を徹底していたことも、今回の感染症対策に自然とつながっています。診察室のチェアは電動リクライニング式で、簡単な検査はその場で行っています。点滴や治療をゆったりと楽しんで受けていただけるよう、ベッドをやめてリクライニングチェアにしています。

ペインクリニックや、人工股関節の治療の診療日もあるのですね。

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そうです。整形外科では痛みのメカニズムを考え、その原因に向き合っていくのに対して、主に麻酔科で対応するペインクリニックでは注射や薬でその場所の痛みを取り除くことを治療目的とします。それぞれの得意分野を生かし、異なるアプローチで治療することが効率的だと考えたので、麻酔科医師によるペインクリニックの診療日も設け、連携して治療を行っています。また人工関節専門病院の医師による診療で、適応する方は手術につなげて、術後の管理やリハビリは当院で行う病診連携も実践しています。人工股関節は抵抗を感じる人が多いのですが、生活の幅が広がる可能性が増えることを知っていただきたいですね。

スポーツ整形外科の患者さんも多いそうですね。

アスリートの治療や、駅伝チームのメディカルチェックも行っています。スポーツ選手の治療はただ治せばいいというものではなく、「より高いパフォーマンスを発揮できるよう」、「練習や試合をできる限り休まずに」などのニーズがあります。なるべく手術せずに治療を進める方法を検討し、さらに選手が故障しないように普段の筋力トレーニングを指導するなどしています。その助けになる「高周波温熱機器」を導入して、けがの早期回復にも努めています。

転倒からの要介護を防ぐため、骨粗しょう症ケアに尽力

骨粗しょう症診療が、開業の動機とお聞きしました。

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もともと私自身、椎間板ヘルニアの手術がきっかけで、同じような人を助けていきたいと整形外科の医師を志し、大学卒業後は海上自衛隊に所属して診療していました。その後複数の病院で一般の患者さんを診ていた時に、転倒によって骨折し、大がかりな手術を受け、リハビリが長期に及んだり寝たきりになったりする高齢者が多いことに驚きました。その時、「骨密度や筋力アップを図り、転倒を予防することが大切だ」と考えて開業を決意したのです。日本では他の先進諸国に比べて骨粗しょう症への危機感が希薄ですが、私は転倒からつながる寝たきりや介護状態を防ぐためには、骨粗しょう症の治療や予防は最も大切な取り組みと考えています。

実際には、どのような治療や予防を行っているのですか。

まず骨密度検査は手や踵だけでなく、DEXA法という腰椎と股関節で測定する機器を使っています。さらにエックス線検査と骨代謝マーカーの血液検査も行い、隠れ骨折や骨代謝も把握して適切な診断へとつなげるようにしています。治療では、内服に加えて点滴や注射など治療法も増えてきましたので、患者さんの症状や生活スタイルに合わせて継続しやすいものを選択していただくようにしています。さらに転倒を防ぐために、バランスの訓練と筋力をつける運動器リハビリテーションや筋肉トレーニングを積極的に勧めています。また食生活からの改善も考え、お菓子研究家の妻に協力してもらい、不足しがちな栄養を気軽に補給していけるような焼菓子を開発し、患者さんにご紹介しています。「錠剤のサプリメントには抵抗がある」といった方にもたいへん喜ばれていますね。

骨粗しょう症診療で大切なことは何でしょうか。

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骨粗しょう症は自覚症状の少ない病気ですから、治療の継続がとても難しいのです。骨密度を上げることが目的でなく、骨折や転倒からの寝たきりを防ぐことが目的だと、患者さんが認識して治療に取り組むことが大切です。当院では、骨粗しょう症学会のプログラムを基本に、患者さんのモチベーションを上げたり、楽しみながら続けられる食事療法や運動療法をお勧めしたりしています。最近、コロナ禍の自粛生活で筋力と骨密度が低下して骨折する高齢の方が増えていますので、ぜひ検査と治療を続けてほしいと思っています。

みんなが笑顔になれるクリニックをめざして

診療される上で心がけていることは?

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待ち時間の短縮と良質な診療の提供の両立です。院内の混み具合をモニタリングしてスタッフとチャットで状況を把握し、できる限りスムーズに診療する工夫をしています。一方で患者さん一人ひとりをよく見て、訴えにしっかり耳を傾けることを全員が心がけています。実際、スタッフが患者さんの異変に気づき、硬膜外血腫や脳幹梗塞の早期発見につながることもあります。また、スタッフの笑顔は患者さんの安心につながりますから、笑顔で対応できるよう働きやすい環境づくりをしています。痛みは頭でも感じるものですから、治療が適切でも対応が悪いと痛みが軽減したと感じられないこともあります。ですから、受付も治療の一環と考えてほしいとスタッフに伝えています。

これからの展望を聞かせてください。

家族で暮らす栄区で開業して5年を経て、駅前などで患者さんが気軽に声をかけてくださると、クリニックが地域の一部になっていることを感じ、これが地域医療なんだなと実感しています。同じ地域に住んでいることは患者さんの安心感につながるのではないかと思います。この栄区を大切に、地域の患者さんを大切にしたいです。だからこそ、地域の方々が寝たきりや介護状態にならないように、治療だけでなく、正しい知識や情報の啓発にも努めたいとミニ講習会などを実施しています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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医師の役割は病気を治すことではなく、その患者さん自身が治ろうという意欲を後押しすることだと私は考えています。痛みを取りたい、スポーツに復帰したい、しっかりと歩きたい、というような思いを叶えるお手伝いをするのが私の使命だと思うのです。転倒リスクのある方は筋力をつけて体のバランスを改善し、寝たきりを防ぐ。元気な方は快適に活動できるよう運動能力や筋力を維持するためのサポートをしていきたいです。「ホテルのように居心地の良い空間で、リラックスして診察を受け、アクティブにリハビリをして、笑顔でお帰りいただく」。それが当院の理想です。痛みや不具合のある方、骨粗しょう症が心配な方、運動をして体力や筋力を維持したい方など、お気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

筋膜リリース/1回3000円
高周波温熱治療/1単位 20分 3000円

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