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増田 一郎 院長の独自取材記事

初石デンタルクリニック

(流山市/初石駅)

最終更新日:2025/12/19

増田一郎院長 初石デンタルクリニック main

噛み合わせや入れ歯治療を専門とし、2015年に「初石デンタルクリニック」を開業した増田一郎院長。若いファミリー層も多いエリアで、地域医療に貢献したいとクリニックを拡充し、予防歯科に力を入れるようになった。理想の歯科医療を追求する一方で、雇用の創出も地域への貢献と考えて、数多くの歯科衛生士、専任の保育士を雇用して働きやすい環境づくりにも尽力。20年、30年先を見据え、持続可能なクリニックづくりにも取り組んでいる。「噛み合わせ治療は僕の趣味のようなもの。好きなことができて幸せです」と飾らずに笑うが、「でも、好きだからこそ妥協したくないんです」との一言に、治療へのこだわりの強さがにじむ。そんな増田院長に、診療の特徴や歯科医療に対する思いを聞いた。

(取材日2025年4月25日)

予防歯科を通じて、多くの人の歯を守り、地域貢献を

まず、こちらのクリニックについて教えてください。

増田一郎院長 初石デンタルクリニック1

僕の専門は、噛み合わせ治療と入れ歯治療で、以前ここで開業されていた先生も入れ歯治療に注力されていたので、開業当初は引き続き来られる高齢の患者さんが中心でしたが、この沿線は東京への通勤も便利で、若いファミリー層が多いところですから、小さいお子さん連れの患者さんが多く来られるようになりました。開業3年目に2階に広いキッズルームと、歯科衛生士を増やし、メンテナンスを行う診療室も3室増設して、予防歯科に力を入れるようになりました。日本は長年、痛い歯を痛くないようにする治療主体の歯科医療が主流でしたが、痛くなって治療、また痛くなって治療を繰り返していると、どんどん歯はなくなってしまいます。ですから、痛くなる前にケアをする「予防主体の歯科医療」を実践しています。

予防歯科に力を入れる中で、大切にしている理念について教えてください。

僕はよく患者さんに、歯科医院は痛くなってから行く場所ではないという話をしているんです。小さなお子さんの場合は、まず歯科医院という空間に慣れてもらうことを重視しています。幼い頃から歯科医院を怖がらずに通えるようになれば、大人になっても「歯科嫌い」にはならず、きちんとメンテナンスに足を運んでくれるようになるからです。日本人が歯を失う原因は、虫歯よりも歯周病のほうが圧倒的に多い現在、歯を守るには歯周病を予防することが重要なので、お子さんに限らず、大人の患者さんにも、定期的に通ってクリーニングなどのメンテナンスを受け、お口の健康を維持していただくよう伝えています。

予防歯科にはどのように取り組んでいますか?

増田一郎院長 初石デンタルクリニック2

予防歯科は歯科衛生士が主体となって予防ケアにあたり、そこで異常を発見したときに歯科医師にバトンを渡す体制です。歯科医師は治療によって口腔の機能を守り、歯科衛生士は予防ケアで健康な状態を支える、この2つが大切だと考えています。ですから、患者さんができるだけ僕に会わないで済む状態が望ましいし、理想です(笑)。また当院は、「口腔管理体制強化加算」の届け出歯科医院です。これは予防重視の歯科医院を評価する制度で、通常3ヵ月に1度保険診療で受けられるクリーニングが、月に1度受けられるというもの。医療費削減の面からも予防歯科は重要ですから、国も「口腔管理体制強化加算」に対応する施設の基準を設けて推進しているんですね。予防歯科のこうした取り組みは、最大の社会貢献につながると考えています。

専門性を生かす診療体制で、噛める歯を長く守る

スタッフ体制について伺います。

増田一郎院長 初石デンタルクリニック3

現在、歯科衛生士8人・クリーンスタッフ3人・保育士3人・管理栄養士1人・総務1人が在籍し、一人ひとりが専門性を発揮できるよう分業体制を敷いています。院内の清掃や治療器具の準備や片づけ、滅菌作業はクリーンスタッフが担当。総務は外部業者とのやり取りを一手に引き受け、おかげで歯科医師や歯科衛生士は治療やケアに専念できています。業務の効率が上がれば、患者さんの待ち時間も減り、スタッフも残業しないで済む。「仕事を早く終わらせてみんなで早く帰ろう!」というのが僕の方針です(笑)。患者さんも大事ですが、スタッフの働きやすさを考えることも院長の大事な役割。今後ライフステージが変化してもキャリアを諦めず働けるよう、結婚休暇や勤続10年のリフレッシュ休暇など、福利厚生も整えています。皆が笑顔で働けると、その笑顔がクリニックの雰囲気や診療の質に及ぼし、患者さんも安心して気持ち良く通えると思うんです。

専門の噛み合わせ治療について教えてください。

良い噛み合わせとは、顎関節の動きと歯の噛む位置のバランス良く調和し、噛む機能がしっかり備わっている状態です。近年、物を噛むと音が鳴る、口が開けづらい、開けると痛い、開かないといった顎関節症の症状が増えていますが、そのような症状に対しては、噛み合わせ治療を行うことで顎関節への負担軽減を図ります。ただ、噛み合わせの治療は保険適用外の場合もあり、時間もかかります。また、治療中は今までと違う噛み合わせになるため、違和感を覚えることも。ですので、症状や治療の目的を十分理解し、根気よく続けられる方にのみお勧めしています。噛み合わせ治療は0.01ミリ単位の細かい調整をしていく治療で、これはほとんど僕の趣味といいますか、好きでやっている治療なんです(笑)。でも、好きなことだからこそ妥協できないし、したくないんですよね。

普段の治療で心がけていることは?

増田一郎院長 初石デンタルクリニック4

メンテナンスしやすい口腔環境をつくることです。当院ではしっかり物を噛める状態を長く維持するため、予防と治療に取り組んでいますが、治療の場合は再治療を防ぐことが大きな課題。歯磨きがしやすく、予防しやすいお口の状態をめざすため、詰め物やかぶせ物の治療でも歯ブラシが当たりやすい形態を意識しています。ここで精度が低いと、隙間や段差ができて歯磨きしづらく、汚れがたまりやすくなるのです。お手入れのしやすさは、1本1本の歯の形態に大きく左右されます。そのため、当院では歯科衛生士も主体的に診療に取り組んでいます。「この形だと歯磨きしにくいです」などと意見を出し、歯科医師はその意見をもとにケアしやすい形態を意識して治療します。当院が、治療主体ではなく予防主体のクリニックであることが、このプロセスからもおわかりいただけると思います。

20年、30年先を見据えた「SDGsな」歯科医院

ところで、印象的なロゴマークですね。

増田一郎院長 初石デンタルクリニック5

真ん中のギザギザは古代文字の「歯」と、日頃のケアに欠かせない歯ブラシ、そして東洋・西洋を問わず昔から医療や再生の象徴といわれる蛇を組み合わせたデザインです。人間のやることに完璧ということはないので、完全な円ではなく一部を途切れさせることで不完全さを表しています。もちろん、完璧に近い医療をめざして診療を行いますが、より良い状態を保つには患者さんご自身の努力も大切、という思いを込めています。

どのようなクリニックをめざしていますか?

当院には、0歳から98歳まで、幅広い年齢層の患者さんが通ってくださっています。今来ている患者さんはもちろん、そのお子さんやお孫さん世代に至るまで、長く安心して通っていただけるクリニックであり続けたいですね。そして、スタッフたちに対しても、ずっと安心して働ける環境をつくりたいです。僕が引退する時にクリニックが終わってしまうようでは、今支えてくれているスタッフを無責任に放り出すことになってしまう。そうならないためにも、後任の歯科医師を育て、次の世代へつなげる、そんなサイクルをつくっていかなくてはなりません。20年後、30年後も地域に根差し、患者さんとともに歩めるクリニックであるために、持続可能な組織づくりに取り組んでいきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

増田一郎院長 初石デンタルクリニック6

子育てをしているお母さん方は大変ですよね。僕も3人の子どもがいるのでよくわかります。歯科医院に来る余裕がないと思いますが、当院では、お子さん連れでも安心して診療を受けていただけるよう工夫をしています。お母さんが定期的に歯科医院へ通う習慣を持つことができれば、その姿を見たお子さんにも自然と健康意識が育つ、そんな期待をしています。あと、「詰め物やかぶせ物が外れたから」という理由で受診される方の多くは、「外れただけ」と思いがちです。ですがそれは、詰め物そのものの問題ではなく、二次う蝕など、歯の状態が悪化している可能性が高いことをぜひ知ってほしいです。皆さんがこれ以上痛い思いをしないよう、大切な歯を守るためにぜひ当院をご活用ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

噛み合わせ治療/5万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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