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早期発見が予後を大きく左右する
見逃したくない膀胱癌

すがわら泌尿器科・内科

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2022/02/10

すがわら泌尿器科・内科 早期発見が予後を大きく左右する 見逃したくない膀胱癌 すがわら泌尿器科・内科 早期発見が予後を大きく左右する 見逃したくない膀胱癌
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尿をためる袋状の臓器・膀胱。その粘膜に発生する尿路上皮がんである膀胱がんは、近年罹患を公表する著名人が相次いだこともあり、にわかに注目を集めている。綱島駅近くで「すがわら泌尿器科・内科」を運営する菅原草院長は、日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医。診療を通して多くの膀胱がんを診断、治療してきたという。「膀胱がんは早期に発見すれば内視鏡で患部のみを切除する治療が可能ですが、筋層までがんが達してしまうと、膀胱全摘出や抗がん剤治療、放射線治療などが必要になってしまうことも。発見のタイミングによって治療の負担や予後が大きく変わるので、気がかりがあればすぐに専門家に相談してほしいですね」と院長。見逃したくない膀胱がんの検査や治療と泌尿器科の診療について、院長に詳しく解説してもらった。

(取材日2021年12月2日)

血尿や頻尿、繰り返す膀胱炎など、その裏に膀胱がんが隠れていることも

Q泌尿器科ではどのような病気を診てもらえますか?
A
すがわら泌尿器科・内科 豊富な経験を持つ院長が診療にあたる

▲豊富な経験を持つ院長が診療にあたる

前立腺肥大症や過活動膀胱などによる排尿障害や腎がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、前立腺がんといった尿路悪性腫瘍を主に診療しています。EDや性感染症なども診ることから「男性のための診療科」と思われていることもあるようですが、膀胱炎や過活動膀胱などは女性に多く、老若男女問わず幅広い層の方に受診していただいています。血尿や頻尿といった症状の原因を泌尿器科医の見地から見極め、尿検査や尿細胞診、または超音波や内視鏡による画像診断を駆使して、見逃しのない診療をめざしています。おしっこの問題は身近なものですが、時に深刻な疾患が隠れていることもあり、専門的な知識に基づく見極めが重要となることも多くあります。

Q膀胱がんについて、初期症状などはありますか?
A
すがわら泌尿器科・内科 ウェブ問診対応。プライバシーを重視している

▲ウェブ問診対応。プライバシーを重視している

膀胱がんは、多くの場合において初期では痛みや苦痛を伴わないという特徴があります。反面、比較的早期から症状として血尿が見られるケースも。痛みや発熱といった他の症状を伴わない無症候性肉眼的血尿と呼ばれるもので、一度出たからといって継続するとは限りません。おしっこに血が混じる血尿を目の当たりにすると、どなたでもかなり驚きます。また、気軽に相談しづらいことでもあり、一人で抱え込んでしまい、受診が遅れることで深刻化させてしまうというケースも。膀胱がんを進行させてしまう恐ろしいところです。

Q異変を放置すると、その後どうなるのでしょうか?
A
すがわら泌尿器科・内科 患者の状態を正しく診断するため、超音波検査を実施

▲患者の状態を正しく診断するため、超音波検査を実施

膀胱がんは腫瘍が粘膜内にとどまっている表在性の段階で早期に発見できれば、患部のみを切除する手術で対応できます。しかし、がんが筋層にまで達する浸潤性膀胱がんになると、膀胱の全摘出が必要となることも。さらにリンパ節や多臓器の転移へと進行させてしまうと命に関わるケースも出てきます。膀胱がんを見逃すことのないように、気がかりがあれば早めに専門家に相談することをお勧めします。膀胱がんは男性に多く、さらに喫煙との因果関係も指摘されています。そうしたリスクの高い方は、特に意識して早めに受診していただければと思います。

Q検査はどのように行われますか?
A
すがわら泌尿器科・内科 検査機器も充実している

▲検査機器も充実している

健診で尿潜血陽性を指摘されたら泌尿器科を受診してください。泌尿器科では膀胱内に尿をためた状態で超音波検査を行い、改めて尿を採取して細胞診を行います。さらに精密な検査が必要な場合、尿道から内視鏡を入れる膀胱鏡検査を実施。膀胱がんには乳頭状腫瘍に代表される尿路上皮がんや、粘膜の下をはうような凹凸のない上皮内がんなどが見られますが、上皮内がんは超音波では見つけにくく内視鏡で病変を観察しないと発見しづらいのが特徴。また、残尿感などといった主訴が多いため膀胱炎と思い込み、発見が遅れることも。膀胱鏡検査は局所麻酔により痛みはほぼなく2〜3分で終了しリカバリーも不要です。心配事があれば検査を受けてください。

Qどのような治療を行いますか? 手術は病院のみに限られますか?
A
すがわら泌尿器科・内科 患者の悩みに寄り添いながら、日々診療に取り組む

▲患者の悩みに寄り添いながら、日々診療に取り組む

膀胱がんでは、消化器がんのようにクリニックで内視鏡によるクリップ治療ができない現状があり、手術は病院での対応となります。表在性の膀胱がんであれば、取りきるために尿道から内視鏡を入れて患部を切除する経尿道的膀胱腫瘍切除術を行います。膀胱がんは再発が多く、それを防ぐため術後に抗がん剤やBCGなどを入れる膀胱内注入療法も行われます。浸潤性膀胱がんでは開腹、あるいは腹腔鏡下で、膀胱を周辺のリンパ節とともに摘出する手術を行う必要があります。この方法では尿路変更が必要となり、術後の生活も大きく変わってしまいます。さらに、リンパ節転移などが発覚すれば、術後に抗がん剤治療も必要になってしまいます。

ドクターからのメッセージ

菅原 草院長

血尿や頻尿といったおしっこのトラブルは身近なものですが、その裏に恐ろしい病気が隠れている場合もあります。膀胱がんは男性に多いと言いましたが、女性に多い膀胱炎は膀胱がんを併発することもあり注意が必要です。膀胱炎は他科で治療を受けている人も多いと思いますが、他科ではこうしたリスクが考慮されないことも。何度も繰り返すような場合は一度泌尿器科を受診し、専門的な見極めを受けることを強くお勧めします。当院では従来の泌尿器科のイメージを払拭し、老若男女どなたでも気軽に受診していただけるよう、明るくオープンなクリニックをめざしています。尿にまつわる気がかりや異変があれば、どうかためらうことなくご相談ください。

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