全国のドクター9,298人の想いを取材
クリニック・病院 161,126件の情報を掲載(2020年10月25日現在)

  1. TOP
  2. 愛媛県
  3. 松山市
  4. 松山市駅
  5. 医療法人 ほりうち眼科クリニック
  6. 堀内 良紀 院長

堀内 良紀 院長の独自取材記事

ほりうち眼科クリニック

(松山市/松山市駅)

最終更新日:2020/04/01

176345

眼鏡店を営んでいた祖父の影響もあり、眼科医師を志したという「ほりうち眼科クリニック」の堀内良紀院長。愛媛大学附属病院や愛媛労災病院、住友別子病院、松山赤十字病院で数多くの患者と向き合い、主に硝子体手術を手がけてきた経験を生かし、自身が幼少期を過ごした松山市柳井町に同院を開業し5年目となる。基幹病院に勤務していた頃と変わらぬ医療を実践するため、先進の機器を導入し、白内障や硝子体の日帰り手術を行う。「大切なのは、その治療が患者さんにとってメリットになるか」。患者のライフスタイルに寄り添い、一人ひとりにとって考えうる最善を尽くす。そんな堀内先生に眼科の医師としての信条や専門とする眼科医療などについて話してもらった。
(取材日2019年11月6日)

眼鏡屋の祖父や父の影響で、眼科の医師をめざす

この場所で開業されたのには何か理由があったのでしょうか?

Df1

このエリア、松山市柳井町は私が生まれてから小学校に上がるまでを過ごした場所なんです。祖父の代からこの地で眼鏡屋を営んでおり、私たち家族はその建物の上に住んでいました。そんな祖父と父の影響で、私は自然と眼科をめざしていたんです。眼鏡屋だから、眼科なら将来的に提携できるのではないかとも考えていましたし、私は長男なので、将来的には家業を手伝わないといけないなという思いもありました。実家の眼鏡屋は祖父から父、父から私の弟へと受け継がれていく予定で、私はその近くに眼科を開業するに至りました。

サロンのようなオシャレなたたずまいですが、建物にはどのようなこだわりが?

ここは人通りの多い中の川通り沿いにあるので、周りの景観に溶け込むような、いかにも病院という感じではない外観にしたいと考えていて……、建築士さんがいろいろと考えてくださいました。そして院内に関しては、目のトラブルで来られる患者さんの中には視界が狭く見えづらかったり、歪んで見えたりする方もいらっしゃいますので、ユニバーサルデザインに基づいたシンプルでわかりやすい空間になるように努めました。白を基調にダークブラウンやグリーンを加え色味もスッキリと。待合室と検査室は間口の広い引き戸で隔てていますが、開ければ一直線のレイアウトなので動線もスムーズかと思います。個人的には、天井の間接照明もお気に入りです。

受診している患者さんの年齢層や、多い主訴を教えてください。

Df2

松山市駅や銀天街からも近く、オフィス街でもあるので、お仕事をされている方が多いですね。街中に通勤しているビジネスパーソン、公務員の方、自営業の方、あとは近くに高校もありますから学生さんも結構いらっしゃいます。主訴としては、学生さんは近視やコンタクトについて、大人の方はドライアイなど目のトラブルを抱えての受診が多いですね。糖尿病などの生活習慣病に起因する目の症状をお持ちの方もいらっしゃいます。また、当院は白内障や硝子体の日帰り手術を行っているので、郊外から車や公共交通機関を利用して来られる患者さんが多いのも特徴的かもしれません。

白内障や硝子体の日帰り手術で患者のニーズに応える

先生は白内障や硝子体の日帰り手術に注力されていますが、何かきっかけがあったのでしょうか?

Df3

それは基幹病院での勤務経験が大きく影響していると思います。勤務医時代は臨床が中心で、特に新居浜の住友別子病院の眼科では東予全域から急患が集まっていたので緊急手術も多く、硝子体や白内障に関しては随分と鍛えられました。そして、そろそろ開業をと考えていた頃、お世話になっている先生に相談したら「基本的には勤務医時代のスタンスを変えないほうがいい」と言われたんです。開業したからといって違うことをやるのではなくて、同じことができる環境を整えて、判断基準も変えずにやりなさいと。その言葉に背中を押され、基幹病院レベルの眼科医療を一人でできる範囲でやってみようと、白内障と硝子体の日帰り手術を行うことに決めました。ですから機器も先進のものを導入しています。

クリニックで専門的な医療が受けられるのは患者さんにとってもありがたいと思います。

そう思っていただけたらありがたいです。ただ、決して先端の医療がすべての患者さんにとってベストというわけではないんです。やはり患者さんのメリットになることが第一。日帰り手術に関しても、どんなケースでも日帰りが可能なわけではないですし、日帰りで行うことが患者さんにとっての最善策とは限りません。ご高齢の患者さんで、帰ってからの処置が大変な場合は入院したほうがいいかもしれませんし。入院が必要な場合は、患者さんのお住まいや希望も考慮した上で、提携している基幹病院へ紹介しています。治療方法を選ぶのは患者さんですから、患者さんのライフスタイルや希望をしっかりとうかがって、一人ひとりにあった方法をご提案することが大切なんです。

緑内障や網膜の病気の早期発見にも力を入れてらっしゃるそうですね。

Df4

実は、失明原因の一位は緑内障なんです。白内障は手術治療ができますが、緑内障は根治が難しい病気ですから、症状を食い止めるしかありません。だからこそ、早期発見が大事。早期の段階で見つけて症状を抑えることができれば、視力を失うことなく現状を維持することが可能ですが、緑内障は一度悪化してしまったら、二度と元には戻らないといわれています。また、網膜の病気に関しても同じです。網膜は神経細胞の塊なので、一度傷むと再生しません。ですから、細胞が死ぬ前に助けなければなりません。緑内障は人間ドックで大半はわかりますし、網膜の異常は視界が歪んだり暗くなったり、視野が欠けるなどの異変があらわれることが多いので、適切な治療ができるうちに、早めに受診していただきたいと思います。

人生100年、大切な目と付き合っていくために

先生が診療の際に心がけていることとは?

Df5

先ほどもお話ししたように、患者さんのライフスタイルに応じたご提案をすることですね。最近、デスクワークの方を中心にドライアイの患者さんが増えています。ドライアイって目が乾くだけと思ってらっしゃる方も多いのですが、症状としては目が乾いて痛いというよりも、眼精疲労が多いんです。それによって頭痛や肩こりにも影響が出てくる。そんなふうに、生活習慣の中で生じる目のトラブルとどう付き合っていくか。今は人生100年の時代ですから、いかに目を楽に使って暮らしていくかが重要になっていきます。眼鏡やコンタクトが強すぎると、目が疲れやすくなりますから、年齢やライフスタイルに応じた種類や度数を選択することで生活の質が向上します。患者さんが今困っていることをうかがい、それを解決するための方法をご提案しています。

お忙しい日々だと思いますが、オフの楽しみなどはありますか?

趣味はスキーです。学生時代スキー部に所属していたので、今でもシーズンが始まるとスキー場やゲレンデなどに家族で滑りに行きますよ。中学生と小学生の子どもがいるのですが、みんな結構滑るようになりました。家族共通の楽しみです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

Df6

子どもの頃は小児健診や学校の健診、大人になると人間ドックで眼圧検査などがありますが、何か引っかかったら早めに受診していただきたいですね。目の異常は、最悪の場合視力を失うことにもなりかねません。ちょっとしたことでも放っておかずに、一度確認しておくことをお勧めします。特に子どもは成長期のタイミングで元に戻るか戻らないかの分かれ目があります。斜視や弱視などを指摘された場合は早い治療が肝心になりますから、ぜひ精密検査を受けてください。また、最近危惧しているのはカラーコンタクト。市販の安いものを装着し続けていると目に色が移ってしまう可能性もあります。ネット販売も増えていますが、やはり眼科で検査をして、ご自身の目に合ったコンタクトを選ぶことが一番。患者さんに「見える喜び」を感じていただけるよう、しっかりご提案していきますので、目に関する気になることがあれば、お気軽にご来院ください。

Access