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長倉 俊樹 院長の独自取材記事

ながくら内科クリニック

(東大阪市/徳庵駅)

最終更新日:2024/01/29

長倉俊樹院長 ながくら内科クリニック main

JR学研都市線・徳庵駅。昔ながらの古い商店や住宅に囲まれた小さな駅はJR環状線の京橋駅からたった3駅隣とは思えないほど静かだ。地元の人々が行き交う道を南へ徒歩約7分。住宅街の中に「ながくら内科クリニック」のグリーンの看板が見えてくる。院長である長倉俊樹先生は、市中病院で約13年間勤務医として経験を積んだ後、2014年に開業。内科一般のほか循環器内科、糖尿病内科、呼吸器内科など幅広く対応している。日本内科学会総合内科専門医である長倉先生に、診療について、また今後の展望について話を聞いた。

(取材日2018年2月16日)

内科一般から循環器、糖尿病、呼吸器疾患など広く対応

この地で開院されたきっかけ、そして地域の印象を教えていただけますか?

長倉俊樹院長 ながくら内科クリニック1

こちらは私が開院する前も内科の医院だったんですよ。縁あって、私に声がかかりました。私も内科を中心とした専門医院として開業を考えていましたので、ちょうどタイミングが合ったかたちです。自分のやりたい医療に取り組む良い機会だと思いました。私は出身が大阪市内ですし、それまで勤務していた病院も別の地域になりますので、こちらは私にとってまったく初めての新しい場所でした。ただ、勤めていたのが大阪南部にある病院だったため、地域住民の方の雰囲気がこちらとよく似ていました。昔からずっと住んでおられるご年配の方が多く、村同士のつながりが非常に強い。患者さん同士がお知り合い、ということもよくありますね。

どのような症状で来院される患者さんが多いのですか?

内科一般を診察していますので、患者さんの症状もさまざまです。最近では息切れや咳が長引くなど呼吸器のトラブルで来られる患者さんも増えています。また心臓病や血管の病気を診る循環器内科にも対応していますので、不整脈や動悸で来院される方も多いですね。すぐに救急搬送しなくてはならないといった患者さんも時にはいらっしゃいますし、検査をして原因をしっかり突き止めてから診療を進めていくというような患者さんもおられます。診療を急ぐ患者さんとそうでない患者さんの見極めが大切ですね。症状に慣れてしまっている方は病気に気づいていないことも多いので、いつもと少し様子が違う、例えば、動悸が長く続くとか胸の痛みが強いといった場合には注意が必要です。

内科、循環器内科、呼吸器内科のほか、糖尿病内科も標榜されていますね。

長倉俊樹院長 ながくら内科クリニック2

生活習慣病の一つで、血液中の血糖値が慢性的に高くなるのが糖尿病です。初期の糖尿病には痛みなどの自覚症状がないため、検診で数値が正常値を越えて再検査となり、来院される方が多いですね。糖尿病の治療は基本的に食事指導と運動指導になります。もちろん状態がひどい場合は薬も使用しますが、まずは患者さんの食生活の状態と普段どの程度運動をしているかを確認し、食事量や食事の仕方、運動についてアドバイスします。バランスの良い食事と適度な運動を生活に取り入れるだけで、初期であれば薬を用いなくても症状が改善に向かうこともあり得ます。糖尿病はその高血糖状態を放置していると、視力障害や腎臓障害、心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な合併症を引き起こす怖い病気です。初期の段階で血糖コントロールすることが重要なんですよ。

専門家として、これまでの知識と経験を最大限に生かす

先生は、日本内科学会の総合内科専門医資格をお持ちでいらっしゃるんですね。

長倉俊樹院長 ながくら内科クリニック3

日本内科学会が認定するこの総合内科専門医資格は、「国民医療の大きな課題となっている内科的慢性疾患に対し、地域において常に患者と接し、生活指導まで視野に入れた良質な健康管理・予防医学と日常診療を任務とし、高レベルの一般・総合内科の専門医師(かかりつけ医)であること」を要件としています。この資格を取得したのは、私のこれまでの内科医師としての知識と経験を患者さんのために最大限に生かしたかったからなんです。内科でそれなりに経験を積んできた医師でないと総合内科専門医資格は取れませんから、それを示すためにもこの資格があるわけです。それに、常に勉強しておかないと、新しい知識も入ってきませんよね。今は若くて優秀な医師が大勢いますから、私も常に研鑽しなければ、と思っています。

診療時に心がけておられることを教えてください。

患者さんが一番困っていることは何か、それを聞き逃さないようにしています。特にご年配の患者さんの場合、話が長くなってしまい困っている症状が何なのか、ぼやけてしまうことがあります。ある症状すべてを次から次へと話されるので、結局一番言いたいことが何だったのか、本人にも私にもわからなくなってしまうのです。そういうときにはこちらから同じ質問を繰り返して確認するようにします。何度も確認するうちに、それに付随して患者さん自身が話を広げることもあり、その話の中に病気の診断につながる内容が含まれていることもあるんです。本人は大したことではないと思っている場合が多かったりしますけどね。

開業して良かったと思う瞬間はどんなときですか?

長倉俊樹院長 ながくら内科クリニック4

医院で診察している患者さんが毎日元気に通院してくださるときですね。話に来るだけということもありますが、毎日通院している方が来なかったら不安になります。また、個人のクリニックでは、こちらで診療すべき患者さんと、ほかの病院に紹介しなければならない患者さんがいます。誰でも彼でも大きな病院に紹介するというのではなく、こちらで診るべきは診る、委ねるべきは委ねる、その見極めが大切です。ベストなタイミングで自分の患者さんを別の医療機関に委ねられたら、自分の見立てが正しかったんだと実感でき、充実感がありますね。

心不全改善と心臓リハビリテーションに注力

勤務医時代のことについて教えてください。

長倉俊樹院長 ながくら内科クリニック5

私にとって医師といえば子どもの頃通っていた診療所の「白衣のお医者さん」で、医師イコール内科の医師でした。大学に入学してからも内科の医師のイメージが残っていたので内科に進みました。特に循環器内科、カテーテル治療に興味があり、勤務医時代には夜中の手術に呼び出されることも度々ありましたが、患者さんの笑顔を取り戻せるのがうれしく、患者さんの笑顔が糧になっていましたね。

今後、取り組んでいきたい診療などはありますか?

来院できる方には心臓リハビリテーション、来院が難しい場合は、訪問での心不全の管理に取り組んでいきたいと思っています。心臓は通常、血液を全身へ送り出すポンプの役割を果たしていますが、心臓が弱ってこの働きが低下し、息切れや呼吸困難を起こすのが心不全です。高齢の方に多い心不全に対し、心筋や血管を保護して症状の改善をめざす治療の一つに心臓リハビリテーションと呼ばれる運動療法があります。心肺機能の向上を図り、日常生活を送れるようにするためのリハビリテーションで、具体的には、その患者さんに合った運動量を定めて日常生活の活動量を上げるようプログラムを作成します。同じ病気でも患者さんによってライフスタイルが違いますので、オーダーメイドでその人に合ったプログラムを提供することが大切なんです。高齢になると在宅での心不全も増加してきますので、訪問での心不全管理にも力を入れています。

最後に、読者にメッセージをいただけますか?

長倉俊樹院長 ながくら内科クリニック6

こちらのクリニックでは内科、循環器内科、糖尿病内科と呼吸器内科を専門に診ていますが、それにこだわらず何か困った症状があれば相談に来ていただきたいですね。その症状が内科一般には関係ないことだと思っていても、内科の疾患や心臓、肺の疾患につながるケースもありますから些細なことでも構いません。また、どの科目で診てもらえばいいかわからないといった場合にも気軽にご来院ください。必要に応じて専門の科へのご紹介も可能です。地域の信頼されるかかりつけ医として、これからも患者さんに寄り添った診療をめざしたいと思っています。

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