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尿失禁や頻尿、尿漏れ、過活動膀胱など
女性に多い泌尿器系疾患

腎・泌尿器科 河合クリニック

(一宮市/今伊勢駅)

最終更新日:2018/01/29

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  • 保険診療

メディアで特集される機会も増えてきた泌尿器系疾患。女性の場合、閉経後や加齢に伴って悩みを抱える人が増えることも特徴の一つで、若年層では出産後に一時的に悩まされる機会が増えることもあるとか。しかし、症状の悩みを口に出しづらい部分も非常に大きく、「まだ大丈夫」と受診を後回しにしてしまうこともしばしばある。なかなか口に出しづらい悩みとは言え、そのままにはしておけないもの。今回は長年泌尿器系疾患の診療に携わってきた「河合クリニック」の河合隆院長に、女性に多い疾患について詳しく話を聞くとともに、日常生活で心がけるべき習慣なども語ってもらった。 (取材日2017年1月11日)

口にしづらい悩みだからこそ早めの受診を。気軽な気持ちで改善に取り組もう

Q泌尿器系疾患の中でも女性に多い悩みとはどのようなものですか?
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▲原因をきちんと把握するためにも泌尿器科の受診が必要と話す院長

ぼうこう炎や尿失禁、頻尿、過活動膀胱、骨盤性器脱といった疾患に悩む方は多いですね。尿漏れに悩む方も多いですし、閉経後に症状が出てくるといったケースもたいへん多いとされています。しかしそういった悩みがある場合でも、泌尿器科への受診をためらい、婦人科で相談されることも多いようです。もちろん婦人科でも基本的な治療を行うことはできますが、いろいろな要素が重なり合って一つの症状として表れることも珍しくありません。そのため、なかなか症状が改善されない場合は原因をきちんと把握するためにも泌尿器科の受診が必要、と言えるでしょう。当院も婦人科からのご紹介は多いですよ。

Q尿失禁や頻尿の原因とは何ですか?
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▲診療室。若い人だと心因性の頻尿もあるため状況把握が大切

尿失禁の代表的な原因は、骨盤底筋の筋力低下です。おしっこの出入り口がゆるみ、ここに腹圧、つまりおなかに負荷がかかることで尿が漏れてしまうのです。腹圧性尿失禁と呼ばれ、咳やくしゃみといったちょっとしたことでも、尿漏れのきっかけとなります。対して過活動膀胱による切迫性尿失禁というものもあります。トイレの回数が増える頻尿も過活動膀胱が原因なことが多いのですが、実は睡眠障害が原因ということも。眠りが浅くなり目が覚め、トイレに立ってしまう。これを「トイレに立つために目が覚めた」とすり替えてしまうのです。若い方だと心因性の頻尿もあるため、診察では患者さんの状況を詳しく確認することが大切といえます。

Q尿失禁や頻尿と関連の強い過活動膀胱とはどんな病気ですか?
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▲院内には疾患のことがわかるパンフレットが置かれている

一般的には、ぼうこうの老化現象といわれています。血管の動脈硬化などによってぼうこうの血流が悪くなり、ぼうこうの活動が制御できなくなり、尿意を我慢できくなったり、おしっこをためる機能が損なわれてしまい、頻尿や尿失禁を引き起こすようになります。動脈硬化との関連も強いことから、動脈硬化リスクの高い糖尿病の患者さんに、過活動膀胱がみられることが多いとされています。治療では血流を良くするお薬を継続して服用してもらうことが基本となります。また、これは泌尿器系疾患に限ったことではありませんが、日常的に体を動かすことを心がけることが大切ですね。

Q骨盤性器脱とはどのような症状の病気ですか?
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▲骨盤性器脱についてを語る院長

これも骨盤底筋の筋力低下が一因なのですが、これに加えて骨盤周辺の臓器を支える靭帯などの結合組織の緩みによって臓器が下がり、場合によっては臓器が飛び出してしまうようになります。靭帯は加齢だけでなく、腹圧によってもダメージを受けます。例えば便秘の際、排便時に力むことが多いですよね? この時ももちろん腹圧がかかっていますし、出産時の腹圧も非常に大きなものです。これらのことからも、女性に多い病気と言えるでしょう。根本的な治療は手術となりますが、初期段階では骨盤底筋体操などで改善がみられることもあります。下垂感を覚えたり、おしっこが出にくいなどの症状が出た時は一度泌尿器科を受診することがお勧めですね。

Q日常の習慣で改善すべきこと、心がけることなど教えてください。
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▲トレーニング以外にも院内で低周波による治療が受けられる

泌尿器系疾患は筋力との関連も強いので、やはり筋力トレーニングを意識することは大切かと思います。とはいっても、特別なことをするのではなく、意識的に歩くなど、ちょっとしたことで良いと思います。現代は座りっぱなし、立ちっぱなしといったように同じ姿勢でいることが多いですから、筋力も落ちやすく血流も滞りがちです。それを改善するためにも、歩くことは大切ですね。過剰に腹圧をかけないためにも、便秘になりにくい食事などを心がけるのも良いでしょう。また、骨盤底筋の筋力低下を予防する「骨盤底筋体操」も効果的とされています。当院の患者さんにも、お薬での治療と並行して取り組んでいもらっています。

ドクターからのメッセージ

河合 隆院長

女性泌尿器科というと響きがあまり良くないところもあるかと思います。しかし近年は、女性のおしっこに関する悩みがメディアで取り上げられる機会も増え、これらの泌尿器系疾患が社会的にも認知されてきている時代となってきているとも感じます。当院でも3割近くの方が女性の患者さんですし、待合室が女性ばかりという時もあります。ですので、怖がらず遠慮せずにぜひ足を運んでいただきたいです。早期に治療したほうが簡単に改善できることもありますので。他の診療科目で治療をしていても治らない、市販薬を服用していても改善しないといった時には、ぜひ一度泌尿器科を受診してください。

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