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新百合ヶ丘こころのクリニック

新百合ヶ丘こころのクリニック

浅田 義孝 院長

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浅田義孝院長がなじみある小田急線沿いに2015年7月に開院した「新百合ヶ丘こころのクリニック」。院内は心地よい静けさがあり、落ち着いた雰囲気にしたかったという思いが反映されている。診察室は温かい色の照明と、患者用にリクライニングチェアを利用し、じっくりと話を行うことを意識している。寝椅子を用いた自由連想法による治療もここで行われ、国内でこのフロイト的精神分析療法を取り入れているクリニックはめずらしい。経歴や趣味をたずねると、にっこりと穏やかな笑顔を見せて話してくれた浅田院長。にじみでる人柄こそが患者の心を癒やす薬のようにも感じた。ゆっくりと流れる時間の中で、得意とする治療法から医師をめざした意外な経緯についても語ってもらった。
(取材日2015年8月18日)

パターンやマニュアルにとらわれず綿密な診療を行う

―法学部卒業後、医学部に進まれていらっしゃいますね。

そうなんです。ただ、法学部と言っても、弁護士や官僚になりたかったわけではなく、ただ歴史の勉強がしたかったんです。でも人間に興味があっても政治に興味がないことに途中で気づいて。多くの本を読むうちに、精神科医が書いたものをおもしろいと思うようになっていました。いよいよ就職か研究か進路を決めなければならない4年生の夏休み、ちょうど児童館で館長をしていた知り合いの神父さんを京都まで訪ねたのですが、たまたま忙しいタイミングで、待っている間に児童館の子どもたちと野球などをして遊んだんです。そうしたら「明日もきなよ」と誘われて。結局、7月後半から9月いっぱいまで児童館で寝泊まりして子どもたちと過ごしました。

―子どもたちとの交流を通じて、精神科医をめざそうと思われたのでしょうか。

ある時のキャンプで、突然、恐怖症状を出す子がいたんです。気になって、街へ出て片っ端から本を読み歩きました。心理療法や児童文学に触れ、精神医療や精神分析に興味を持つようになって。それで臨床心理士になろうと教育学部に通いました。恩師に助言を受け、急きょ医師の道へ。当時は、うつ病の患者さんは治療法も薬飲んで休めば治るとワンパターンになりつつありました。今でも抗うつ薬と認知行動療法、とマニュアル化されやすいですね。しかしその30年以上前にマニュアル化された治療では改善しない方が多数いることが専門家の間で問題になっていました。私も精神分析的な視点に基づいた診察を通じてうつ病の方を理解することが真の治療につながると考えるようになりました。この姿勢は大学病院での研修と、それ以上に恩師や先輩の背中を見て学びました。

―広島市精神保健福祉センターに研修に行かれたのはどのような理由ですか。

本格的に精神分析を学ぶためロンドン留学をするか悩みましたが、お金と度胸が足りず断念しました。しかし、広島市精神保健福祉センターの衣笠所長が、ロンドンから本格的な精神分析を導入して来られたので、広島へ向かいました。先生は、もう時代遅れと思われていた寝椅子と自由連想を使い、夢を解釈し週に何回も面談を行うという古典的な精神分析を、公的機関の精神保健業務で当然のこととして行っていました。イギリスやドイツでは、精神分析は保険診療で行われ、国営の精神保健の中核をなしており、通常の臨床に役に立つのだとお話されていましたね。先生のその言葉には勇気づけられました。



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