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藤本 直志 院長の独自取材記事

ふじもと歯科

(堺市堺区/堺東駅)

最終更新日:2025/03/19

藤本直志院長 ふじもと歯科 main

南海高野線の堺東駅西口から徒歩1分。銀座商店街に入ってすぐのビル2階にある「ふじもと歯科」。アットホームで優しい雰囲気の院内には、キッズスペースつきの個室診療室があり、子どもと一緒に入ることができる。院長の藤本直志(ふじもと・なおゆき)先生は、穏やかで優しい語り口が印象的。普段からその柔和な笑顔と物腰でたくさんの患者から親しまれているそう。「しっかりメンテナンスをして、気持ち良く笑顔で通えるところにしていきたい」と話す藤本院長に、診療に対する考え方や歯科と栄養の関係など幅広く話を聞いた。

(取材日2024年8月5日/更新日2025年3月14日)

気持ち良く通院できるよう痛みに配慮した診療を提供

とても居心地の良い雰囲気ですね。

藤本直志院長 ふじもと歯科1

患者さんが気軽に入りやすいようなクリニックを意識して、インテリアはアットホームな雰囲気の明るい木目調に統一しました。診療スペースでは、親子で来院される患者さんのために診療台の隣にキッズスペースを置いた個室の診療室をつくり、子育て中の親御さんがお子さんを横で遊ばせながら安心して診療を受けられるようにしています。また、初診の際にゆっくりと治療方針や希望などを説明・ヒアリングできるプライバシーに配慮したカウンセリングルームも設置しました。カウンセリングは、専任のスタッフがお話を伺います。カウンセリングに特化したスタッフですので、対応スキルがまったく違うんですよ。

丁寧に話を聞いてもらえるのですね。

当院は、痛みの少ない治療を重要視しています。そのため、歯科医院が苦手な患者さんが紹介でいらっしゃったりと、わりと怖がりな患者さんが多いんですね。だから、カウンセリングで痛みが苦手と言われた患者さんには、特に配慮をするようにしています。治療中、痛かったり苦しかったりするとき、皆さん我慢しがちですよね。でも、当院では遠慮はしないようにお伝えします。他にも、麻酔をする前に表面麻酔を行うなど、さまざまな配慮をしています。

歯科医院が苦手という方が多く来院されるのですね。

藤本直志院長 ふじもと歯科2

はい。そういったこともあり、患者さんに気持ち良く通院してもらえるよう、スタッフ一丸となって取り組んでいます。例えば、歯科衛生士は専門的に歯周病ケア全般の研鑽を積んでいます。スケーリングなどの際に患者さんに与えてしまう痛みは技術力によって差が出るのです。痛みがあると通院をやめてしまう患者さんもいらっしゃいますが、頑張って来ていただけるようこちらも努力を続けたいですね。また当院では、歯周病の治療前に必ず歯科専用の洗口液を使用してもらっています。歯周病菌が血液の中に入って悪さをするリスクと、菌が空気中に飛び散るリスクを考えてのことです。皆さんに快適に過ごしていただくため、できるだけ安心安全な診療を行うことをめざしています。

管理栄養士が口腔内と体全体の健康をサポート

管理栄養士がいらっしゃると伺いました。

藤本直志院長 ふじもと歯科3

当院には管理栄養士が2人在籍しています。1人は4年くらい前から勤務しており、11月から産休に入りますが、夏頃には復帰する予定です。管理栄養士がいるメリットはたくさんありますが、そのうちの一つは歯ぎしりや食いしばりにつながりかねない食生活などについて栄養面からもアプローチできること。歯ぎしりや食いしばりは、歯周病など歯をむしばむリスクを高めてしまいやすい行為です。最近では、歯ぎしりと血糖値の低下との関連性が指摘されていることもあり、患者さんに食事を記録してもらってどういう状態にあるのかを確認し、食事の取り方などのアドバイスを行います。

歯科と栄養は密接な関わりがあるのですね。

ほかにも、鉄不足だと甘いものが食べたくなったり、不安感が大きくなりやすいといわれます。ちなみに子どもでお菓子に依存している子は鉄不足が原因とも考えられます。また、歯科医院に対して恐怖心が強い方は鉄不足との関係もあるのではと考えています。嘔吐反射も鉄不足との関連性が指摘されます。さらに、亜鉛は唾液の質に関わりがあります。歯周病リスクなどが高い方は、歯周病に特化した歯磨き粉や歯ブラシなどでケアをすることも大切ですが、唾液の質も重要です。だから、亜鉛を含めてしっかりと栄養を取っていただきたいですね。そのほか、鉄分は歯周病にも関係しているといわれます。

妊娠前にも歯科を受診したほうがよいのでしょうか。

藤本直志院長 ふじもと歯科4

一般的に、妊娠したら初期に歯科医院へ行っておいたほうがいいといわれますが、私としてはもっと前、妊娠を考える1年ほど前から来てほしいですね。なぜなら、妊娠される1年前から栄養を整えておかなくては間に合わないからです。また、30代を超えると栄養が不妊の原因にもなり得ます。栄養をしっかりと整えることで生まれてくるお子さんが夜泣きのしにくい育てやすい子になるともいわれており、妊娠前に歯科に通うことを皆さんにもう少し知っていただけるとうれしいです。さらに当院では、お口の中だけでなく、体全体の健康のことを考えて、福岡から栄養カウンセラーの方にも来ていただき、クリニック全体で栄養や食事について勉強しています。これからも、もっと栄養や食事の大切さについて伝えていきたいと思っています。

地域に根差した歯科医院として患者の要望に応えていく

予防歯科にも力を入れられていると伺いました。

藤本直志院長 ふじもと歯科5

どうしても歯科医院というと「痛い、怖い場所」というイメージがありますよね。痛い、怖い思いをしないためにはやはり予防歯科が大切です。歯科医院を「痛い、怖い場所」ではなく、しっかりメンテナンスをして「気持ち良く通える場所」にしたいと思っています。よくあるのがすべての治療がいったん完了し、そのままメンテナンスをせずにいて次に不調があって来院したときには、一部だけが悪いのではなく、全体的に悪くなってしまっているケースです。そうなるとできることは限られてきますし、治療に何度も通わないといけなくなります。3ヵ月に1度でも定期的にメンテナンスに来ていただいていれば大きなトラブルになることは少なく、何かあったとしてもすぐに終わるような治療で済むことがほとんどです。皆さんに長く自分の歯でおいしく食べてもらうためにも、予防歯科には力を入れています。

矯正にも対応されていますよね。

マウスピース型装置を用いた矯正を行っています。矯正を希望される患者さんには、先進の口腔内3Dスキャナーで作成したシミュレーションを見ていただき矯正後のイメージを確認していただきます。矯正後を見込んだ状態の顔写真ができるので、イメージしやすいと思いますよ。小児矯正では、小学校低学年くらいの歯並び・顎・骨格が悪くなる要因にアプローチする治療や指導を行っています。 お子さんの場合、顎が狭くて歯並びが悪くなってしまうことがあり成長を利用して顎を広げることを促し、歯並びを整えるために矯正をします。

小さい頃から歯科医院で歯の状態を診てもらったほうがいいのですね。

藤本直志院長 ふじもと歯科6

歯を抜かずにある程度までアプローチできるのが小児矯正のメリットです。将来的に矯正をするにしても、小さいうちに矯正をしているだけで違いがあります。デメリットは小児矯正が成長の時期を利用して行うものですので、できる時期が限られていることです。時期が過ぎると顎を広げることにつなげるのが難しくなるので小学校1~2年生までに始められると良いですね。そのためにも、生後4ヵ月頃から歯科医院に来て歯磨きの指導などでお口を触られることに慣れてほしいです。ご両親にも家庭でのブラッシング指導ができますのでぜひ小さいうちから定期的に歯科医院へ通ってもらえればと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

痛いときにする治療はどうしても痛くなってしまいます。特に40代を超えるとお口の状態が変化してくることが多いため、通院を継続することが大事です。当院は笑顔あふれるアットホームな雰囲気を大切にしているので、ぜひ定期的に来てほしいと思います。あとは患者さんから要望のあるものには対応できるようにしたいので、今後はインプラント治療も考えています。また、高齢の患者さんは特に普段のコミュニケーションを大事にしていて認知症などの症状に早く気づいてあげられるよう注意しています。予約を忘れがちになったなど何かおかしいなと思う点があれば、ご家族と連携させてもらうなど工夫をしていきたいです。患者さんの中には「先生と歯科衛生士さんに会えることが楽しみ」とおっしゃってくれる方もいて本当にうれしく思っています。これからも歯科医師と患者という関係だけでなく、地域の一人として皆さんに寄り添っていけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/74万2000円~、小児矯正/19万8000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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