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正しい診断が大切なスポーツ傷害
子どもも選手も早期の受診を

おおすが整形外科

(東海市/南加木屋駅)

最終更新日:2022/12/15

おおすが整形外科 正しい診断が大切なスポーツ傷害 子どもも選手も早期の受診を おおすが整形外科 正しい診断が大切なスポーツ傷害 子どもも選手も早期の受診を
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腰痛や関節痛など体の不具合や痛みで受診する整形外科。「おおすが整形外科」は、そうした日頃の悩みはもちろん、スポーツによるけがや故障といった「スポーツ傷害」の診断、治療も得意とするクリニックだ。患者は市内や知多半島、安城や刈谷、豊川からも訪れ、サッカーや野球チームの子どもやゴルフを趣味とする大人、スポーツに打ち込むアスリートまで多くの症例を診療。大須賀友晃院長自身、野球やサッカー、空手、スキー、スピードスケートとさまざまなスポーツの経験があり、「早く治したい」という気持ちに親身に寄り添う。大切なのは「原因を見きわめてしっかり診断し治療方針を明確に示すこと」、そして患者自身も「そのときにできるリハビリやトレーニングを頑張ること」と話す大須賀院長。スポーツ傷害の症例や治療について詳しく聞いた。

(取材日2022年11月30日)

子どものスポーツも大人のスポーツも、体にかかる負担から生じるスポーツ傷害は早期発見が鍵

Qまず、スポーツ傷害とは何でしょうか?
A
おおすが整形外科 「スポーツ傷害」の診断、治療を得意とする大須賀院長

▲「スポーツ傷害」の診断、治療を得意とする大須賀院長

スポーツ傷害は大きく2つに分かれます。一つは「スポーツ外傷」といって1度の大きな外力により生じるけがのこと。具体的には打撲や捻挫、骨折、脱臼、靱帯損傷などです。もう一つは「スポーツ障害」、いわば故障のことで、小さな力が特定の部位に繰り返しかかることにより、負担が生じて痛みとなります。徐々に骨にひびが入ってついには骨折してしまう疲労骨折もそうですね。疲労骨折は成長期の若い方に多く、16~17歳ぐらいがピーク。腰や肩、足など各所に起こりますが、当院では圧倒的に腰の疲労骨折(腰椎分離症の初期)が多いです。腰をそる、ひねるなどの動作を繰り返すことが原因であるため、どんなスポーツでも起こりえます。

Qスポーツ傷害にはどのような疾患が多いのでしょうか?
A
おおすが整形外科 患者の「早く治したい」という気持ちに親身に寄り添う

▲患者の「早く治したい」という気持ちに親身に寄り添う

非常にたくさんあります。先に挙げた以外にも、いわゆる肉離れ、筋挫傷、靭帯損傷、半月板損傷、腱断裂、腱炎などがあります。疲労骨折にもさまざまな種類があり、難治性のものは、場合によっては手術となります。成長過程のお子さんでは離断性骨軟骨炎という疾患も。いわゆる野球肘の一つで肘の外側に起こる障害がこれにあたり、初めはまったく痛みを感じません。半年くらいすると痛みが生じ、病変が進行した状態で見つかることが少なくありません。早期に見つけて休ませることが大切で、この病気を見つけるために少年野球の選手などはチェックしたほうが良いでしょう。この病気を放置すると悪化し、手術ということになりかねません。

Qスポーツ傷害の治療について教えてください。
A
おおすが整形外科 患部の早期修復を目的に体外衝撃波治療も行う

▲患部の早期修復を目的に体外衝撃波治療も行う

まず痛みの原因を突き止めることが重要で、当院ではエックス線、CT、MRIを用いてできるだけ早く診断をつけるよう努めています。腰の疲労骨折は進行すると腰椎分離症、さらには腰椎すべり症となり、神経まで影響が出ると手術となることもあるため、疲労骨折の時点で発見、治療することが望まれます。またスポーツ傷害は、選手の場合一刻を争うケースもあり、当院では即時的な除痛を目的に体外衝撃波治療も行っています。患部に圧力波を照射する治療で自由診療になりますが、足底腱膜炎については半年以上続く難治性に限り保険診療となります。

Qスポーツ傷害の治療で先生が大切にされていることは?
A
おおすが整形外科 理学療法士とチームを組んで機能回復をめざす

▲理学療法士とチームを組んで機能回復をめざす

スポーツ傷害に限らずですが、早く診断をつけて適した治療を開始すること、患者さんの立場に立つことです。特にアスリートは「いつ復帰できるのか」という不安が大きいので、例えば「1ヵ月ぐらいスポーツはできません」とだけでなく、そのスポーツを考え、先の見通しを含めた治療方針を明確に伝えるようにしており、復帰スケジュールを具体的に示してあげることが重要と考えています。またリハビリもとても重要で、理学療法士とチームを組んで機能回復をめざします。けがをしても、逆にその期間けがをしていない部分のトレーニングができるわけです。「ピンチをチャンスに」という考え方でリハビリに取り組んでほしいですね。

Qこちらではアスリートを多くサポートされているそうですね。
A
おおすが整形外科 多くのアスリートを医療の面からサポート

▲多くのアスリートを医療の面からサポート

サッカー、陸上、バレーボール、バドミントンなどの社会人チーム、また自転車競技のBMX、モーグルなどの個人をサポートしています。けがや障害を負っても治療後は、最低でも以前と同レベル、それ以上の体をつくってほしいと思って診療しています。プロスポーツ選手になりたいというお子さんは多いですが、小学生のうちは「投げる」「打つ」「捕る」「ドリブル」などの技術を身につける時期。できれば複数のスポーツを経験して、中学生ぐらいで心肺機能を、高校生で筋肉を鍛えるのが理想です。そして自分の体の状態を知って、きちんとメンテナンスを行うこと。それを習慣にするかしないかで、選手になったときに大きな差が出ると思います。

ドクターからのメッセージ

大須賀 友晃院長

スポーツ傷害は、スポーツを行う全世代に生じます。特に小学生から中学生、思春期へと体が変わる時期には障害が起こりやすく、けがをせず成長するためにも自分の体を知り、ストレッチなどメンテナンスをすることは大事なのです。親御さんやコーチは、子どもが練習をしすぎて障害を起こさないように守ってあげてほしいです。スポーツは誰でもできるもの。観戦もサポートしたりするのも含めてスポーツ。何歳になっても精神的にも健康にも良いものです。患者さんとスポーツの話で盛り上がることもあり、そんなときは整形外科の医師としてうれしい時間ですね。多くの方にスポーツを通して健康に過ごしてもらうことが私のめざすところです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

体外衝撃波治療/1回目1万5000円 2回目以降7500円

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