高岡 明彦 院長、高岡 洋子 副院長の独自取材記事
たかおか眼科・内科クリニック
(松山市/土橋駅)
最終更新日:2026/07/03
「たかおか眼科・内科クリニック」は、松山市竹原2丁目のマンション「エバーグリーン松山」1階にある。伊予鉄バス松山空港線「竹原中組」バス停から歩いて約1分、伊予鉄道郡中線土橋駅から徒歩約8分と、公共交通機関でのアクセスが便利。クリニック内は広々としていて明るい空間で、受付・待合室の先で眼科と内科の2つのゾーンに分かれている。高岡明彦院長が眼科の、高岡洋子副院長が内科の診療を行っている。2人とも物腰やわらかで、相手を温かな心で包み込むような話し方が印象的。「何でも相談できる身近なクリニック」として、眼科と内科の連携によるメリットや、現代のライフスタイルに合わせた診療方針などを話してもらった。
(取材日2026年5月28日)
眼科と内科の密な連携で体の悩みに対応
開業から現在までを振り返って、患者さんの層などに変化はありますか?

【明彦院長】開業から年月がたち、この周辺にお住まいの方を中心に、幅広い年代の患者さんが定着してくださっていると感じます。以前父が診ていた患者さんの診療も引き続き行えており、地域に根づいてきた実感がありますね。
【洋子副院長】当時中学生だった方が社会人になったりと、患者さんの成長をそばで見守れるのはうれしいですね。年齢層でいうと、ご高齢の方もいらっしゃいますが、内科は40代、50代の働き盛りの方の割合が非常に多いです。気軽に来ていただける、身近なクリニックになれているのなら本望です。
眼科と内科が連携を取った診療の強みについて教えてください。
【明彦院長】眼科の疾病には生活習慣病と深い関わりがあるものがあります。一番多いのは糖尿病の合併症として起こる糖尿病網膜症や、白内障です。眼科と内科の両方で当院にかかってくださっていれば、双方の診療データがわかりますので、スムーズに診断・治療が行えます。
【洋子副院長】糖尿病の方だけでなく、高血圧のために目の病気が発生するというケースもありますので、注意が必要です。目の状態を診てもらったほうがいいと診断した患者さんは隣で眼底検査をしてもらうことができますし、1ヵ所で2つの科の診療を受けられるので通院の負担は軽減されると思います。
内科では最近、どのような主訴で来院される方が増えていますか?

【洋子副院長】風邪や生活習慣病の治療、特定健診などに加え、最近は睡眠時無呼吸症候群(SAS)のご相談が目立ちます。日中の強い眠気や朝の頭痛などをきっかけに受診され、検査を経てCPAP(シーパップ)治療を始められる40代、50代の方が増えています。放置するとさまざまな病気のリスクが高まるため、いびきや無呼吸に気づいたら早めにご相談いただきたいですね。
現代のライフスタイルに合わせた診療と連携
眼科のほうはいかがでしょうか。現代ならではの傾向はありますか?

【明彦院長】眼科のほうは、結膜炎のお子さんから白内障や緑内障を患っておられる高齢の方まで、幅広い疾患の方が来られています。最近の特徴としては、スマートフォンやタブレットの普及により、近視だけでなく内斜視など目に不調を抱えるお子さんが増えていることです。お子さんの視力は適切な時期に対処しないと成長しませんので、3歳児健診や就学時健診で異常が見つかった場合は必ず眼科を受診してください。
診療の際に心がけておられることはありますか?
【明彦院長】できるだけ患者さんの話を聞くようにしています。当院では白内障などの手術はしていませんので、その分、違う形で患者さんのお役に立ちたいと考え、時間が許す限り、聞くのも説明するのも丁寧にするように心がけています。専門的な言葉はできるだけ避け、ご自身の目の状態をしっかり理解し、納得して治療に進んでいただけるようなサポートを大切にしています。
【洋子副院長】些細なことも相談してみようという気持ちになってもらえるクリニックでありたいと思っていますので、患者さんの不安を受け止めるような、堅苦しくないゆったりとした雰囲気づくりと、気持ちに寄り添う診療をめざしています。また、ウェブ問診の導入などデジタル化も進め、患者さんの待ち時間を少しでも軽減し、診療をよりスムーズに行えるよう工夫も重ねています。
クリニックは広々としていて検査設備も整っていますね。

【明彦院長】眼科も内科も、診断に必要なスタンダードな検査設備は一通り備えています。例えば眼科には3次元眼底像撮影装置、自動視野計など、内科には超音波画像診断装置や血圧脈波検査装置などです。しっかり検査をした結果、より専門的な検査や治療が必要だと判断した場合は、連携している専門の科のクリニックや基幹病院をご紹介いたします。ネットワークを生かし、病態に合わせた医療機関のご紹介をスムーズに行えるよう努めています。
40歳を過ぎたら健診を受けて早期発見・早期治療を
こういう症状が出たら注意が必要ですよ、といったアドバイスがあればお願いします。

【洋子副院長】症状といいますか、健診でひっかかっていても忙しさにかまけて放置されている方もおられるので、そういう方は必ず健診結果を持って医療機関へ行くようにしてください。最近は大学生など若年層の方でも糖尿病が見つかるケースがありますし、高血圧などから目の病気が発生することもあります。1年に1度は健診を受けてご自身の体の状態を把握してほしいですね。
【明彦院長】目の疾患は、自分で見えにくいなどの自覚症状に気づいた段階ではかなり進行してしまっているケースが非常に多いんですよ。特に緑内障はその代表です。コンタクトレンズの処方など別の目的で受診した際に、たまたま検査をして緑内障が見つかったというケースもあります。早期発見できれば、進行を抑えるための治療が始められますから、40歳を過ぎたら自覚症状がなくても、眼科で定期的な眼底検査を受けることを強くお勧めします。
今後、地域の「かかりつけ医」としてどのような存在でありたいですか?
【明彦院長】何か体のことで困ったことがあった時に、まずは最初の窓口として気軽に頼っていただける存在でありたいです。当院では白内障などの手術を行っていない分、患者さんのお話を丁寧に聞き、わかりやすく説明する時間を大切にしています。お一人お一人の状態をしっかりと見極め、専門的な検査や治療が必要な場合には、私たちのネットワークを生かして適切な医療へとつなぐ道案内のような役割を果たせればと思っています。
【洋子副院長】地域の皆さんが年齢を重ね、ライフスタイルが変わっていっても、変わらず安心して長く通い続けられるクリニックでありたいですね。クリニックだからと緊張するのではなく、堅苦しくないゆったりとした空間で、ちょっとした不安や些細な不調でも気兼ねなくお話しいただけるよう心がけています。患者さんの気持ちに寄り添いながら、一緒に健康を守っていくパートナーのような存在になれたらうれしいです。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【洋子副院長】病気によっては継続的な管理がとても大切になりますので、当院としては、患者さんが無理なく継続して通えるような、相談しやすいクリニックであり続けたいと思っています。女性特有の更年期の不調なども、同性としてお悩みを受け止められたらと思いますので、お体のことで心配事があれば、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
【明彦院長】眼科と内科の両面から、患者さんの全身の健康をサポートできるのが当院の大きな特徴です。私たちは手術や専門性の高い治療を直接行うわけではありませんから、目や体のことで「なんとなく調子がおかしいな」と困ったことがあれば、自己判断せずに些細なことでも気軽に来ていただければと思います。まずはしっかりとお話を聞いて診断し、適切な治療の道筋を考えます。より高度な治療が必要な場合には、症状に合った適切な医療機関をスムーズにご紹介させていただきます。

