ジルコニアセラミックを用いた治療で
より天然歯に近い美しさを
恵比寿デンタルクリニック東京
(渋谷区/恵比寿駅)
最終更新日:2025/05/21


- 自由診療
より天然歯に近い仕上がりが期待できるジルコニアセラミックを用いた補綴治療。「どこまできれいになることが望めるの?」と気になっている人もいるだろう。「それは、患者さんがどこまでの美しさを期待しているか次第です」と頼もしく答えてくれるのが「恵比寿デンタルクリニック」の岡本香穂里院長だ。何度も仮歯で微調整し、希望するゴールまでともに取り組み抜いてくれるのは心強い。歯周外科の専門性も持ち合わせているため、歯周病によってせっかく治療した歯を失うことのないよう、土台づくりも欠かさない。提携している歯科技工所とタッグを組み、どのようなジルコニアセラミック治療を行っているのか。プライベートサロンのようなクリニックで詳しく話を聞いた。
(取材日2025年3月25日)
目次
色も形も完全オーダーメイドの、こだわりのジルコニアセラミック治療
- Qジルコニアセラミック治療にはどのような特徴がありますか。
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A
▲治療完了まで一貫して任せてほしいと責任感強く語る岡本院長
ジルコニアセラミック治療とは、内側をジルコニア、外側をセラミックで作るかぶせ物を用いた治療のことです。ジルコニアは人工関節にも使われている生体親和性の高い物質で、丈夫で長持ちすることが見込める特性があります。金属を含まないため、アレルギーや経年劣化による変形・変色・歯茎の黒ずみなどの心配もありません。金属を使用したメタルボンドは次第に歯茎が下がってくる場合もありますが、ジルコニアではその心配の軽減も望めます。また、ジルコニアは白く透明感がある物質なので、セラミックの美しさを損なわず、より天然歯に近い仕上がりも期待できます。
- Qこちらで審美歯科の前に、歯周外科の治療を行うのはなぜですか。
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A
▲審美性も機能性もこだわるための治療計画を立てる
せっかくコストをかけてジルコニアセラミック治療などの審美歯科の診療を行うならば、できるだけ長持ちするようにしたいからです。見た目をきれいにしただけで、土台となる歯茎の問題をそのままにしていてば、歯周病からやがて歯を失いかねません。例えば、重度の虫歯で根っこしか残っていないところに深くかぶせ物の治療をしても、汚れがたまりやすく歯周病リスクを高めてしまいます。そんな時は、歯周外科的な処置で歯茎を切開して歯を露出させてからかぶせ物をするようにしています。歯周外科を強みとしているからこそ、美しいだけではなく長持ちが見込めるオーダーメイドの審美歯科を提供できるのも当院の特徴です。
- Qオーダーメイドの審美歯科とはどのようなものですか。
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A
▲しっかりと説明をしながら、患者の希望に最大限寄り添う
患者さんの希望を伺いながら、色も形もオーダーメイドで整えていくための治療です。ただし、歯科医師が考える理想的な治療が患者さんの希望に合致するとは限りません。例えば真ん中の2本の歯は両隣の歯よりも少し長いのが自然ですが「すべて同じ長さにしてほしい」と希望する患者さんもいます。そうした時のデメリットを説明しても納得してもらえなければ、患者さんのオーダーどおりに仮歯を作成。見た目も機能面も問題なく、患者さんにも心から納得していただけるまで、何度も仮歯を作り直しながらゴールをすり合わせていきます。ジルコニアセラミック治療でも、形だけではなくどこまで白くするかも慎重に調整していくことは変わりません。
- Qジルコニアセラミック治療の流れを教えてください。
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A
▲患者との信頼関係を築きながら、コストや期間に勝る治療を提供
まず、歯科医師がカウンセリングを行った後に、エックス線検査などに進みます。現状がどうなっているのか、どのような治療が必要なのかをお話しした上で、希望する方はジルコニアセラミック治療を開始。歯型を採ってデータを歯科技工所に送り、仮歯の作製に入ります。できあがった仮歯を仮止めして、1週間ほど普段どおりに生活。問題があるようならば、再度、仮歯を作り直します。患者さんが納得するものができたら、いよいよ本歯の作製です。どこまで白くするかは患者さんの希望次第ですが、ジルコニアセラミックは後から色を変えることはできないので、本歯を入れる前にホワイトニングをして全体的なトーンの調整を図ることもできます。
- Q連携されている歯科技工所があると伺いました。
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A
▲信頼できる歯科技工士と連携し、技工物作製にもこだわり抜く
当院には提携している歯科技工所があり、所長自らがここに来て歯を撮影するカメラをセッティングしています。歯科技工所では当院が送ったデータをもとに歯科技工物を作成していますが、カメラの設定の仕方次第で実物とデータの間に微妙なズレが生じてしまうからです。歯科医師の生半可な型採りなどは決して許さず「こんなのでは作れません」などと率直に意見してくれる職人気質の歯科技工士なので安心して任せています。ジルコニアセラミックと一口にいっても多種多様な製品があり、日夜、勉強会に参加するなど研究を重ねてくれているのも心強い限りです。
自由診療費用の目安
自由診療とはジルコニアセラミックを使用した補綴治療/1本13万2000円(税込み)
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。