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檜 友也 院長の独自取材記事

博多ひのきクリニック

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2020/09/03

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博多駅筑紫口から徒歩5分にある「博多ひのきクリニック」は、外科、内科、小児科、人間ドックに加え、町のクリニックとしては珍しく、海外渡航者のための外来や外国人向け診療も行うなど、幅広い疾患と文化に対応している。院長を務める檜友也(ひのき・ともや)先生は上海で邦人医療の経験があり、中国語と英語での診療も可能。さらに韓国語ができるスタッフも在籍しており、言語、文化など多種多様な人たちが訪れている。しかし、ここ最近は新型コロナウイルスの影響で診療の在り方に変化が求められるようになり、苦慮しながらも患者のことを第一に考えた決断をしたという檜院長。今取材では、そんな医師としての葛藤や渡航診療に至った背景、診療内容など、クリニックにまつわるさまざまな話を聞いた。
(取材日2020年6月22日)

上海での診療経験を生かし、渡航診療に着目

小さな頃はどんなお子さんでしたか。また、医師になろうと思われたきっかけについてもお聞かせください。

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北九州の田舎で生まれ育ったので、好きなだけ遊んで、好きなだけ寝る子でした(笑)。ですので、その頃は医師になりたいなどまったく思っていなかったのですが、高校3年生の頃にメニエール病という病気になって入院したことがありまして。その時に初めて医師という仕事も良いなあと思ったんです。自分を診てくれた先生にもそうですし、人の体を診るという仕事に魅力を感じたのがきっかけですね。そういったことから大学は東海大学の医学部へ進むことにしました。

院長の専門は小児外科とお聞きしました。大学ではその分野を学ばれたのですか?

ええ。小児外科というのは子どものどんな臓器に対してもアプローチしていく分野なんです。小児外科の医師になるには、患者が大人である外科の領域も勉強しないといけないんですね。つまり、大人も子どもも診ることができないと小児外科の医師にはなれないというのと、どんな臓器に対してもアプローチしていく分野であることに魅力を感じました。また、僕は最初から開業したいという思いがあったので、そのためにもオールマイティーに診ることができるのが一番良いと思っていましたから。例えば人間ドックにしてもそうです。もともと僕は外科が専門なので内科の診療も可能です。年齢層も子どもから大人まで幅広く診ることができるので、ある程度のことはカバーできます。それは、渡航医学という分野でも同じスタンスでやっていけると思いました。

その渡航医学という分野にたどりつくまでにはどのような背景があったのでしょう。

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大学の医局を辞めた後、自分の力を試したいということで2008年から2014年まで上海に行ったんです。それまで小児外科でやってきたことや、そのほかに学んできたことをトレーニングし直すというか。そこで中国語や英語での診察スキルも身につけました。上海では子どもから大人まで、内科から外科まですべて診ていたんです。その時に、日本から来られた患者さんがきちんとワクチンを受けて来られる方もいれば、そうでない方もいて、そこで初めて渡航医学という分野に出会いました。それから、いろいろ調べて勉強していく中で、きちんと確立されたジャンルなんだということがわかり、ますます興味が湧きましてね。その後も自分で渡航診療をやることにつながりました。

アジアの玄関口であることから福岡での開業を決意

では、博多駅に近いこの場所で開業された理由も教えてください。

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渡航診療というのはニーズが限られてきますので、多くの患者さんを集めなければなりません。これは経営的なことになるのですが、多くの方に来てもらうには立地なんです。僕は北九州で生まれ育ったので、福岡市には縁もゆかりもありません。しかし、ここは空港も近いですし、博多駅からすぐですから、韓国人、中国人旅行者もたくさんいますしね。そんなふうにまずは渡航医療をベースに考えていたのでこの土地を選んだのですが、よく考えたらビジネス街だし、健康診断のニーズも高いだろうなあと思ったのと、自分は一般内科、小児科も診ることができることから現在の診療内容になりました。

患者さんの主な来院理由もお聞かせいただけますか?

留学や赴任される方、後は赴任帯同のご家族がワクチンの接種や健康診断に来られるというのが一番ですね。昔はワクチンを打つにはこの病院、健康診断はこの病院というふうに、いろんな病院へ行かなければならなかったんですよ。ですので、渡航までの大切な時間を無駄なく使えるようになるのが渡航診療に特化した外来のメリットでもあります。留学もそうですが、赴任される方でいつでも行ける準備をするために来られる方もいるんですよ。留学や赴任される方のご家族などは、渡航先の学校へ事前に書類を出さなければならないので、そういった理由で来られる方も多いですね。

今の時期、渡航先によってはPCR検査の証明書や健康診断書が必要になる場合がありますよね。

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そうなんです。もともと抗体検査やPCR検査の結果は100パーセントではないので、実は検査することに否定的でした。ですので、以前は求められても断っていたんですね。しかし、最近は入国する際にPCR検査をしないと入国できない、つまりその国で仕事ができないという無視できない状況になっていて、検査をしているという証明がないと困る方がたくさん出てきたんですね。それは留学もそうですし、入国する人すべてですから、行かないといけない人にとっては100パーセントの検査結果でなくても、検査をして陰性だという証明が必要なわけです。最近では東南アジアが日本に対して門戸を開き始めましたよね。その条件としてPCR検査と英文の診断書が必須で、特に英文の診断書など他の機関では難しい内容でも当院では対応できますので、海外に行かれる方はいらしていただければと思っています。

中国語、英語、韓国語での診療にも対応

中国語と英語、そして韓国語での診察にも対応されていますが、心がけていることはありますか?

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僕は中国語と英語は診察できる程度は対応可能で、韓国語は別のスタッフができるので通訳してもらっています。心がけていることは、患者さんと話すのが好きなので、コミュニケーションを取りながら、わかりやすく説明をすることですね。外国の方に関しては文化も違いますので、それぞれの国に合った接し方をしています。日本人には日本の医療というのが無意識に形成されていますので、一連の流れの中で診察が終わるのを感じますが、例えば中国の方に笑顔でずっと対応していると、いつまでも話して良いんだと思わせてしまうわけです。これで終わりですよと伝えないと気づいてもらえないので、そこはきちんとお伝えします。いろんな文化を感じられて楽しいですよ。

それぞれの国で接し方も変えられているのですね。ちなみにオンライン診療についてはどうお考えですか?

感染症対策や患者さんの通院時間軽減といったメリットなど、さまざまな考え方があると思いますが、純粋に患者さんを診るということで考えると、やっぱり聴診器を実際に当てないとわかるものも見逃してしまう。そんな考えから、オンライン診療を行うことに医師としての葛藤もありましたが、患者さんからのニーズ、安全面、経営的なことなどいろんな点を考慮した結果、実施することにしました。それを機にビジネスパーソンのクリニックということで、男性のAGAやEDのニーズも掘り下げていこうと思っています。

プライベートで取り組まれていることなどありますか?

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以前パーソナルトレーナーが指導してくれる施設で2ヵ月ほどで15キロ痩せたんですけど、今は見事にリバウンドしました(笑)。自分で走ったりするのはなかなかできないので、短期集中でまた通いたいなと思います。

今後の展望についてもお聞かせください。

渡航診療の一環として、アジア圏にまた行きたいですね。でも、このクリニックを始めてまだ5年しかたっていないので、ここでしっかりとやってから、また海外にも行けたらなと思っています。日本の多くのビジネスパーソンがアジアに行っていますので、そこでまた、お手伝いできればいいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/8000円~、AGA治療薬/4000円~、ED治療薬/800円~

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