精神科、心療内科を気軽に訪ね
心のメンテナンスを習慣化する
五反田駅前メンタルクリニック
(品川区/五反田駅)
最終更新日:2026/03/13
- 保険診療
心の不調を感じていても、我慢を続けてしまう人もいるだろう。しかし「実は体の病気が原因ということもあるので、なるべく早くメンタルクリニックを受診してください」と呼びかけるのが「五反田駅前メンタルクリニック」の院長を務める奥村克行先生だ。精神科、心療内科での長年にわたる臨床経験を持ち、さまざまな精神疾患と向き合ってきた。症状だけではなく患者のライフスタイルも細かにヒアリングして、一人ひとりに最善を尽くす治療を行っている。「風邪をひいたときに内科を受診するのと同じように、コンビニに立ち寄るくらいの感覚で気軽に利用してほしい」と話す奥村先生に、メンタルクリニックで受けられる治療、クリニック選びのヒントなどを教えてもらった。
(取材日2026年2月20日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qメンタルクリニックはどんなときに受診したらいいのでしょうか。
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A
近年、熱が出たら内科を訪ねるように、ストレスや疲労などで心の不調を感じたらメンタルクリニックを受診する方も増えてきています。かつては受診に抵抗がある方も多かったかもしれませんが、現在は身近な存在になっているのではないでしょうか。特別な場所だと身構えずに、どんなことでも気楽にご相談ください。また、当院ではメンタルの不調に加えて寝つけないなどの睡眠の問題にも対応しています。睡眠不足による不調は科学的にも証明されています。それにもかかわらず、日本人の平均睡眠時間はOECD加盟国の中でも最下位レベルです。心療内科は内科の一分野でもありますから、心と体の不調全般で頼っていただければと思います。
- Qインターネット上でセルフチェックしている人も多いですよね。
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A
そうですね。そんなときもメンタルクリニックを訪ねていただければと思います。今はAIに聞けばさまざまな情報を収集できる時代です。しかし、体系的な専門知識だけではなく、数多くの患者さんと接して積み重ねてきた知見があるからこそわかることもあります。うつ病、適応障害などが心配なときも、インターネット検索やAIから情報を得ているだけでは何も始まりません。一方、医師は患者さんの問題を分析し、解決法の査定から実行までを行い、目標達成に導く問題解決の専門家。いわばコンサルタントです。不安が大きく情報が欲しい方こそ受診していただきたいです。
- Q内科にかかるか心療内科にかかるか、判断が難しい時があります。
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A
20世紀初頭までは精神病の多くが梅毒由来とされていました。現在、糖尿病、橋本病などの甲状腺機能低下症で、うつ症状が引き起こされることがわかっています。また、バセドウ病などの甲状腺機能亢進症はパニック障害と誤診されやすいので注意しなければいけません。腹痛もメンタルのせいと決めつけず、消化器内科での検査も検討します。体の病気を見逃しては命に関わる場合もあるので、身体の問題なのかメンタルの問題なのかを区別する必要があります。判断が難しいケースもあるので、精神科、心療内科の臨床経験をしっかりと積んでいる医師に相談することをお勧めします。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診表と簡易心理検査の記載
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問診票に記入し、医師からの質問に答える。子どもや高齢者は家族が代わりに記入することも可能だ。ウェブから予約をした方は、来院前にウェブ問診での回答もできる。また、自記式簡易心理検査を受ける。この検査で、うつ・気分障害、不安・社会適応などの傾向を客観的に数値化する。
- 2診察
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診察の中で必要と認められた場合は、甲状腺疾患、梅毒などの採血検査がオーダーされることもある。場合によってはほかの診療科で腹部や頭部などの検査を勧められることも。初診時は患者の状態を把握するために、問診や心理検査をもとに、基本的な情報や体調の詳細をじっくり聴く。身体の不調なのかメンタルの不調なのかを判断する。
- 3治療計画
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メンタルの不調であることが明らかになったら治療に進む。服薬や仕事の相談、通院負担の減る公的サービスの案内、他科や施設との連携など、必要に応じてさまざまな方法をとりながら改善の道を一緒に考えていく。患者の気持ちに寄り添いながらも、状況を整理し、改善へ導く“コンサルタント的存在”でもあり、ともに歩む“伴走者”でもある。最善の方法を探りながら、患者自身がより良い状態へ迎えるよう支えていく。
- 4治療開始
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治療では内服薬のほか、漢方薬という選択肢もある。完治・治癒という概念のない疾患では、寛解という目標を患者と共有しながら進めていく。初診の問診や検査結果をもとに、再診ごとの変化を丁寧に確認しつつ方針を調整。必要に応じて地域の医療機関への紹介を受けるなど、適切な支援を受けられる体制が整っている。不安や疑問があれば、いつでも遠慮なく尋ねたい。
- 5通院
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寛解につながり、穏やかな日々が続いても自己判断で服薬を中断してはいけない。治療の中断は再発や悪化を招き治療期間を長引かせることもあるため、症状が軽くなる時期こそ治療の継続が重要だ。再発予防のため、1週間から1ヵ月ごとの通院を続け、服薬への不安があれば医師と相談し、利用可能な支援を活用しながらより良い状態をめざす。

