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乳歯の生え始めから気をつけたい
子どもの歯のケア

よごう歯科クリニック

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2021/10/12

よごう歯科クリニック 乳歯の生え始めから気をつけたい 子どもの歯のケア よごう歯科クリニック 乳歯の生え始めから気をつけたい 子どもの歯のケア
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子どもの歯のケアは、親が行えば十分だと思っている人は少なくない。特に、歯がそれほど生えていないときに、歯科医院を受診しようとは思わないかもしれない。しかし実際には、乳児の口の中を診ると、ある程度は今後の予想がつくため、小さいうちから受診することが理想的なのだという。「よごう歯科クリニック」の余郷徹明院長は、「最近は勉強熱心なお母さんが多いですが、誤った情報を信じているケースもあると感じます。自己判断ではなく、ぜひクリニックで相談してほしいですね」と話す。そこで今回は、小児歯科を受診すべき理由や子どもの歯の健康のために気をつけたいことなどを聞いた。

(取材日2020年12月9日)

0歳からの受診で将来を見据えたケアが可能に

Q小児歯科へは何歳から通うべきですか?
A
よごう歯科クリニック 家庭でのケア方法を知るためにも相談を推奨している

▲家庭でのケア方法を知るためにも相談を推奨している

0歳から1歳くらいで、一度見せてもらえるといいですね。生後6ヵ月くらいから歯が生えてきますし、お母さんもお子さんの歯のケアをスタートする月齢なので、どういうことに気をつけたらいいかお伝えできればと思います。まだ生えそろっていない段階でも歯石がついていることがありますし、口の中の粘膜の形状などから、今後の発育に問題がないか予測ができ、対策を立てることもできます。例えば、舌の奥にある筋(すじ)が、やがて発音の妨げになることもあるんです。お口の中全体を見ることで、必要に応じたケアをしていきます。ご家庭でのケアについて正しい知識を得るためにも、歯科医院で相談していただけたらと思っています。

Q乳歯はいずれ生え替わるのに、ケアが必要なのですか?
A
よごう歯科クリニック 永久歯に影響を与えないためにも、乳歯のケアは必要不可欠

▲永久歯に影響を与えないためにも、乳歯のケアは必要不可欠

必要です。まず、乳歯にも食べ物を噛むという役割があります。虫歯があると痛くてよく噛めないので、食事がうまくできず、成長に必要な栄養摂取が十分に行えないということがあります。また乳歯には、のちに生えてくる永久歯のスペースを確保する役割もあります。例えば、虫歯が進行して内部が膿んでしまうと、乳歯の奥に控えている永久歯が本来の位置からずれて生えてきたり、おかしな向きに生えたりすることがあるのです。虫歯などで乳歯が抜けてしまった場合、隣の歯が覆いかぶさってきて、永久歯が生えるスペースを塞いでしまうことも。問題が起きた際に適切な処置を速やかに行うことで、乳歯だけでなくのちの永久歯も守れると考えられます。

Q子どもが診療台に座っていられるか、心配な親もいると思います。
A
よごう歯科クリニック 子どもが歯医者を怖い場所と認識しないために工夫している

▲子どもが歯医者を怖い場所と認識しないために工夫している

私の場合、子どもが緊張しないように、ぬいぐるみのかぶり物をして治療したりしますよ。キャラクターを数種類用意しているので、子どもから「こっちをかぶって!」とリクエストされることもあります。あとは、先生といった雰囲気を出さずに、リラックスしてもらえるように意識しています。テレビをつけながら診ることもありますし、ご希望があればお母さんに横で見ていてもらうことも可能です。気をつけていただきたいのは、ご家庭で「削られちゃうよ」とか「痛くされちゃうよ」などと、脅かすような話をしないことです。お母さんの緊張感もお子さんに伝わりますので、「大丈夫だよ」という気持ちでお子さんに接してあげてください。

Q家でのケアだけでは不十分ですか?
A
よごう歯科クリニック プロの手を活用することでさらに予防を推し進められる

▲プロの手を活用することでさらに予防を推し進められる

歯科医師でさえ、自分で100%きれいに磨くことはできませんので、ぜひプロの手を活用してほしいです。とはいえ、ご家庭でのケアが基本となりますので、小学校の高学年までは、歯ブラシの仕上げ磨きをやってあげてほしいです。そして食生活に気をつけること。食べる回数を少なく、1回の時間を短く、が基本です。間食後、すぐに歯を磨けば大丈夫だと思っている方もいますが、それは大きな誤解。口の中に糖分が入っていれば、歯は少しずつ溶けていきます。唾液が出ることで再石灰化しますが、すべて元どおりになるわけではないのです。フルーツジュースやミルクティー、牛乳など飲み物にも糖分は含まれています。水分はお茶や水で取りましょう。

Q理想的なクリニックの利用方法は?
A
よごう歯科クリニック 早めの相談、定期的な通院でトラブルを回避

▲早めの相談、定期的な通院でトラブルを回避

歯の汚れがこびりつかないうちに取り除きたいので、最低でも3〜4ヵ月に一度のペースで受診するといいでしょう。ブラッシングが正しくできているかチェックもしますし、必要に応じてフッ素の塗布も行っていきます。小さいうちから通う習慣をつくることで、治療やケアを適切なタイミングで始められます。例えば、矯正治療が必要な場合、本来であれば小学校低学年のうちに始めるのが理想です。なぜなら、骨が成長しきっていない段階なので、顎の発達を促す矯正を行って、抜歯せずに永久歯のためのスペースをつくることが期待できるからです。一方、中学生以上で矯正治療を行う場合は、歯を抜いてスペースをつくることが多くなってきますね。

ドクターからのメッセージ

余郷 徹明院長

歯科医院を定期的に受診する場合も、前提となるのはご家庭でのケアです。お子さんの歯の健康はお母さん、お父さんの管理が大事になってきますので、正しい知識を持って臨んでいただけたらと思います。特に食習慣は大切にしてください。お口の中に糖分が入っている時間が長いほど、虫歯になる可能性が高くなります。幼稚園や学校でも歯科検診はありますが、限られた条件下で一人ひとりをじっくり診ることは難しいですし、年に1回の検診では間に合わないこともあります。小さな頃からかかりつけの歯科を受診することで、お子さんに適切なケアを行うことができますので、ぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/30万円~

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