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余郷 徹明 院長の独自取材記事

よごう歯科クリニック

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2024/04/02

余郷徹明院長 よごう歯科クリニック main

東急東横線・綱島駅周辺に広がる商業地区。その一角にある大型スーパー内で診療する「よごう歯科クリニック」は、子どもを含むファミリー層から高齢の患者までの幅広いニーズに応えている。「高齢になっても自分の歯をなるべく多く残し、楽しく食事ができるようにするには定期検診や早期治療が欠かせません」と話す同院の余郷徹明(よごう・てつあき)院長。地下1階の食品売場に隣接した場所で診療をするのは、買い物のついでに気軽に受診してほしいと考えたからだという。一生使える歯のためには子どもの頃からの対応が重要と考える余郷院長に、小児歯科にも力を入れる同院の診療方針、特色などを詳しく聞いた。

(取材日2023年11月20日)

定期検診などを受けやすくするため利便性を重視

スーパーの売り場に隣接した立地は珍しいですね。

余郷徹明院長 よごう歯科クリニック1

スーパーを利用される方などに気軽に受診していただけると考えたのですが、開院当初は患者さんが思ったより少なくて(笑)。売場の近くに歯科医院があることが、地域の皆さんにわかりにくかったようです。そこでスーパーのお客さんにも見える位置に黒板を掲げ、私の雑談的なメッセージを書くようにしたところ、少しずつ患者さんがおみえになるようになったんです。近年は対応が難しいお子さんも丁寧に診ることなどがクチコミで広がり、受診される方が増えてきました。100歳を超えた患者さんも来院されるなど、3世代、4世代で受診されるご家族もいらっしゃいますね。そのため2023年には個室タイプの診療ユニットを1台増やし、患者さんを受け入れやすくしました。黒板は今も週数回は更新していて、話題はそのとき私が考えていることなどで、歯科とは関係のない内容も結構多いのですが、当院の親しみやすさは伝わるかなと思っています。

どのようなクリニックをめざされていますか?

さまざまな方が受診する歯科医院が目標で、お子さんを含む30代、40代のファミリー層を中心に、入れ歯治療などを希望される高齢の患者さんも受診されます。診療内容も幅広く、虫歯・歯周病の予防と治療、お子さんの歯を守る予防や早期治療、小児矯正、入れ歯治療、親知らずの処置と満遍なくカバーし、ホワイトニングをはじめ審美面に配慮した処置も行います。院内はファミリー層や高齢の方でも利用しやすいようフラットな造りにして、以前からの診療ユニットは横にベビーカーを置けるくらいゆとりを持たせて配置。キッズスペースも診療室内にありますから、お子さんを連れての受診でも安心していただけるでしょう。最近は家族3、4人で一緒に受診されるケースも増えました。新たに設けた個室タイプの診療ユニットでは、プライバシーを特に重視される方の治療や手術も行う予定です。

こちらの診療方針を教えてください。

余郷徹明院長 よごう歯科クリニック2

患者さん自身の歯を少しでも多く残し、高齢になっても楽しく食事をしていただくことです。かぶせ物や詰め物をはじめ人工歯の質も向上しましたが、やはり天然歯にはかないません。大切な天然歯を虫歯や歯周病で失わないよう、セルフケアに加えて歯科医院で定期検診を受け、自覚症状なしに進む歯周病を早く見つけたり、ご自分では落とせない歯垢や歯石をクリーニングしたりする必要があります。特にお子さんは歯科医院に早く慣れるよう、ご自分が受診されるときにもお連れください。当院は診療室内にキッズスペースを設けており、目の届く距離にお子さんを置いて受診できますし、お子さんが診療風景を見て「自分もやろう」と思ってくれることも期待しています。

自分の歯で一生噛めるよう、子どものうちからケアを

診療で心がけていることを教えてください。

余郷徹明院長 よごう歯科クリニック3

初診の患者さんには、「なぜ虫歯になるか」「歯周病による口の中や全身への悪影響」「普段の生活で気をつけてほしいこと」をお話しします。歯周病は70代、80代の病気と思っている方は多いですし、インプラント治療はメンテナンスなしに一生使えると誤解している方もおられます。知識不足で、歯を悪くしたり、治療の選択を誤ったりするのはもったいないですから。また、私自身はどんなお子さんも断らずに診たいと思っています。いつも泣いたり暴れたりする子は一般的な歯科医院では敬遠されがちで、最終的に大学病院を受診されることも多いようです。当院では診療ユニットに座りたがらないお子さんに時間をかけて向き合い、時には術着を汚しながらでも必要な治療を行っています。

小児歯科や小児矯正に力を入れていると伺いました。

自分の歯を多く残すには子どもの頃からの取り組みが大切です。とはいえ、小学校の歯科検診だけでは問題が見つかりにくい場合がありますし、一人ひとりに合った歯磨きの指導も必要なため、お子さんも歯科医院で定期検診を受けていただければと思います。当院では、お子さんの歯の状態を見て、保護者の方に「歯を1本ずつ磨く感じで」といった適切な仕上げ磨きのやり方、歯間ブラシやデンタルフロスの使いどころもお伝えし、規則正しい食事で口の中に食べ物が入っている時間を短くするなど、生活面のアドバイスも行っています。以前の勤め先ではご家族の知識不足でお子さんの歯が悪くなったケースも診てきましたから、家族ぐるみで早くからの啓発が必要と考えています。また、歯並びの乱れや顎の大きさなどもチェックし、必要なら矯正専門の歯科医師による小児矯正も行っています。

小児矯正にはどういったメリットがありますか?

余郷徹明院長 よごう歯科クリニック4

当院では抜歯はせず、主にお子さんの顎の発達を促す処置を行います。顎が十分に発達しないと歯並びに影響し、食べかすが残りやすく歯磨きがしづらい環境になって、虫歯や歯周病になるリスクやしっかり噛めないなどのデメリットが考えられます。小児矯正によりこうした環境の改善や、噛む機能の向上につなげることなどが期待できるんです。併せて保護者の方には「食事はやわらかいものだけでなく、噛み応えのあるものを」とお子さんの食事内容についてアドバイスし、舌の動きのトレーニングも紹介して、普段の生活でも顎の発達を意識していただくようにしています。矯正を担当する歯科医師へ事前の無料相談も受けつけているので、気軽に相談していただければと思います。

高齢の患者の入れ歯治療など時代のニーズに応える

高齢の方はどのような治療が多いのでしょうか。

余郷徹明院長 よごう歯科クリニック5

当院ではここ数年、高齢の患者さんが増えており、入れ歯治療のニーズが高まっています。特にしばらく入院された方の場合、病院側が飲み込む危険性や紛失の恐れなどから入れ歯を外して保管することがあるようで、退院して久しぶりに装着すると痛みや不快感が出てしまうのです。入院中に顎を動かさないことで筋肉が痩せたり、口の形が変わったりすることもあり、当院ではそうした新たな口腔環境に合うよう入れ歯の調節や作り直しも行っています。また、急性期の病院では口腔ケアまで行き届かないこともあり、退院後にしっかりケアを行うことも重視しています。

歯科医師をめざされたきっかけをお聞かせください。

私は人と接するのが好きで、人との関わりが深い医療系の仕事を早くから志望していました。歯科医師をめざしたのは、自分で身につけた技術をダイレクトに生かせると考えたからです。北海道大学歯学部卒業後は、横浜市、川崎市をはじめとした神奈川県内、東京都内の歯科医院で歯科全般の診療経験を積み、特に歯周病や顎関節症の分野では専門的な治療も数多く行いました。やがて「もっと新たな歯科材料や機器を積極的に導入して診療したい」と考え、開院を検討するようになりました。綱島駅近くのエリアは、以前勤めていた歯科医院が同じ東横線の菊名駅にあり、なじみがあった場所。大型スーパー内という立地にも魅力を感じて当院の開院を決めました。

最後に、地域の方にメッセージをお願いします。

余郷徹明院長 よごう歯科クリニック6

当院は受診しやすさを考え、皆さんの身近なスーパー内にあり、夜は20時まで、土日も診療しています。診療内容も幅広いので、さまざまなお悩みに対応できると思います。治療を嫌がるお子さんもお断りせず、できるだけ痛みがないよう配慮して最後まで対応します。お子さんは「治療は絶対に必要だから、たとえ泣いても続けるよ」と最初に伝えれば、案外おとなしく受けてくれるものですよ。また、最近は強い歯ぎしりや食いしばりで歯が欠けたり、摩耗したりする方も増えているようです。口が開けづらいと感じる方は、噛みしめが原因かもしれませんから、一度受診されてみてはいかがでしょうか。2024年夏にはスーパーの閉店に伴い近隣に移転予定ですが、引き続き、受診しやすい環境を整えていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ホワイトニング/3万3000円~
子どもの矯正/6歳~永久歯交換期まで 33万円~

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