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日高 聖子 院長、平澤 妙佳 先生の独自取材記事

グレース歯科クリニック

(越谷市/新越谷駅)

最終更新日:2021/10/12

日高聖子院長、平澤妙佳先生 グレース歯科クリニック main

新越谷駅の目の前にある「グレース歯科クリニック」は、日高聖子院長と平澤妙佳先生の2人の女性歯科医師が中心となって診療する歯科医院だ。雨天の日でも駅の商業施設内を通ればほぼ濡れずに通える利便性もあり、幼い子どもから高齢者までファミリーでかかりつけにしている患者も多い。笑顔を絶やさずに落ち着いた口調で語る日高院長と、明るく気さくな人柄の平澤先生。息の合った絶妙なコンビネーションで日々の診療に取り組む2人に、クリニックの診療や、力を入れている小児歯科や歯周病予防などについてたっぷり語ってもらった。

(取材日2020年6月17日)

院内の感染予防には細心の注意を払っている

開院されて5年目ですが、現在の患者層から伺います。

日高聖子院長、平澤妙佳先生 グレース歯科クリニック1

【日高院長】もともとは閉院した歯科の後を受けて開院したクリニックでして、院内をリニューアルし、以前から通われていた年配の患者さんも引き続きケアするかたちでスタートしました。駅は目の前ですし、周辺には大型の集合住宅もありますので、会社勤めの方と、そのお子さまなどファミリー層が通われています。審美歯科など自由診療のニーズも比較的高いエリアなので、そうしたご要望にも応えられるよう診療内容を整え、また院内も快適さにこだわったデザインにしていますよ。歯科用CTも最近導入しました。口腔外科分野のインプラント治療や埋入している親知らずの抜歯、あとは根管治療でも歯の根っこがどのようになっているかを鮮明に撮影できますので、より質の高い医療が提供できるようになりました。

衛生管理についての取り組みについても教えてください。

【日高院長】衛生管理については、開院以来、細心の注意を払って取り組んでいます。患者さんごとに使用したグローブやコップ、エプロンなどの備品は使い捨てのものにして、治療のたびに手洗いをしています。治療に使った器具も医療施設用の高圧蒸気洗浄機で滅菌処理してパッキンに収め、使用するたびに開封しています。さらに新型コロナウイルス流行後には感染予防策として、受付には透明なアクリル板を設置。患者さんには消毒液による手指の清浄、治療前には専用のうがい薬による洗浄をお願いしています。また、ドアノブなどよく触る場所は毎日消毒液による清拭も行い、「ウィズコロナ」の間でも安心して受診してもらえる環境づくりをしています。

子どもの診療にも力を入れているようですね。

日高聖子院長、平澤妙佳先生 グレース歯科クリニック2

【日高院長】お子さんは幼児の段階に歯科に来てもらうことが重要で、歯科の雰囲気に慣れてもらうことがすでに治療を受ける態勢づくり、導入部分になると考えています。虫歯になってから来院されると、お子さんはどうしても怖がってしまう。だから、歯が生えてきたタイミングで一度お口の中を見せてもらいたいのです。特に何をするというわけでもないのに初診料を取られると考えるのではなくて、「これが虫歯などにかからない健康な口腔内にする第一歩」くらいの意識で幼児検診を受けてほしいですね。
【平澤先生】今は少子化の時代で、意識の高い親御さんが増えていて、お子さん1人に費用をかけて育てようという方針の親御さんも多いです。その分だけ期待値も高いので、私たちはそれに応えられるよう、しっかりとした医療を提供していきたいと考えています。

糖質とうまく付き合う歯磨き習慣をつけてあげたい

なぜ早い時期の受診が必要なのでしょうか。

日高聖子院長、平澤妙佳先生 グレース歯科クリニック3

【平澤先生】小さな頃は口の中を見ず知らずの他人に触られること自体が嫌なもの。でも慣れていけば、おもちゃでも口の中に入れてしまうくらいですから、恐怖心が生まれる前から受診することが、一番ハードルが低いのです。無理やり押さえつけられて痛い思いをしたという「歯科恐怖症」にならないようにしないと、診療ユニットに座った途端に嘔吐反射する子もいますから、トラウマ体験をつくらせないためにも、幼児の時期に歯科の雰囲気に慣れさせること自体がとても価値あることだと思います。
【日高院長】特に混合歯列から永久歯への生え代わりの時期が重要で、そこで矯正が必要かどうかを判断しています。ちょうど幼稚園の年長さん前後ですが、そこが虫歯になりやすい歯になるかどうかの境目でもありますね。だから遅くてもその時期には歯の検診を受けることをお勧めしています。

マタニティー歯科も診療されていますが、その理由は?

【平澤先生】妊娠中は女性ホルモンの分泌量が急激に増えてホルモンバランスがくずれて、これまでと同じようにブラッシングしていると歯茎が異様に腫れることもあります。また女性ホルモンが増えることで細菌の活動が活発となり、歯周病にもかかりやすくなるのです。私も子どもがいますから、大切な子どものことを思うなら、歯の健康まで気を配ってあげてほしいですし、そのためにはご自分のこともしっかり大切にしなければなりません。女性の歯科医師だからこそ話せることはたくさんあると思いますので、歯のことでしたらなんでも相談してほしいですね。

出産後の食育も大切ですよね。

日高聖子院長、平澤妙佳先生 グレース歯科クリニック4

【平澤先生】そうなんです。基本的には甘いもの(糖質)を一生排除し続けるのは無理です。それを抑えつけて食べさせないのではなくて、食べ方や食べる時間とその量をうまくコントロールして、食べた後にしっかりケアする習慣をつけることのほうが大切だと思います。同時に歯科に通ってクリーニングしてフッ素塗布をしてもらえば、虫歯にかかりにくい口腔環境がつくれるはずです。徹底して糖質を避けても中学生になれば学校帰りに友達同士でコンビニや駄菓子屋にも寄ることになります。今の世の中にはいろんなおいしいものが売られていますから、それを避ける生活は親御さん自身も難しいですよね。なので、幼い頃は食べた後に「ブクブクしてペッとする」、そんな簡単なことから習慣づけられればいいのではないかと思います。

さまざまな異変やリスクを察知するのも予防歯科

予防歯科の重要性についても日々の診療の中で伝えられていると聞きました。

日高聖子院長、平澤妙佳先生 グレース歯科クリニック5

【日高院長】実は口の中は体の不調が表れやすい場所で、病気があると必ず口の中に症状が出るとされています。例えば口内炎がたくさんできるのは、歯が悪い場合もあれば、全身のどこかに病気があり、その一症状として口内炎が出ていることもあります。口腔がんなどは、患者さんが「何だか舌が変」、「舌の裏側が痛む」といった不定愁訴がその兆しで、検査してみると口腔がんだったということは実際あるものです。また歯周病がなかなか治らない方は、実は糖尿病を患っているケースも多い。ですから血糖値のコントロールをしてもらってから治療に入るようにしています。糖尿病と歯周病がつながっているということは、一般の方にはわかりづらいですから、その分私たち歯科医師がさまざまなリスクに対し、気をつけて診ていかなければと考えています。

実際の治療で心がけていることは何でしょうか?

【日高院長】初診の際には患者さんとできるだけフランクに会話することですね。あとは可能な限り痛みに配慮した治療をすること。それにより、歯科医院に行くことへの抵抗感をなくし、気軽に足を運んでもらえるようになればいいなと思っています。
【平澤先生】歯を削らなければならない時にも、表面麻酔をした後に温めた麻酔液をゆっくりと注入して、麻酔をしっかり効かせてから治療に取りかかりますから、「痛いのが苦手」という方も問題なく受けられると思います。実は麻酔薬にもいろんな種類がありまして、高血圧の方や妊婦さんなども影響がないように麻酔薬を選んでいますから、安心して治療を受けていただきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

日高聖子院長、平澤妙佳先生 グレース歯科クリニック6

【日高院長】歯の大切さは若い頃には気づきにくく、高齢となって、歯を失って初めて気づくことが多いものです。そうなってから慌てないように、若いうちから歯のケアを意識してほしいですね。お子さんが小さいうちから、さらには妊婦さんの時期からケア意識を持って、歯科に定期的に通う習慣をつけてもらえば、歯並びや虫歯にかかりにくい口内環境をつくることができます。そうした基礎の土台をつくるのが矯正であり、しっかりとした土台の上に審美歯科などの治療があることを理解していてほしいです。当クリニックは、土曜の来院が多く、平日も午前中や午後6時以降は混み合うので、平日の午後2時~4時半頃は比較的にゆったりとしています。学童年齢のお子さんや、お子さん連れのお母さんなどはその時間帯に来院してもらえればお待たせすることも少ないかと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~、ジルコニア/10万円~、メタルボンド/8万円~、ホワイトニング/上下3万円~、小児矯正I期/5万円~、小児矯正II期/60万円~、大人の矯正治療/60万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/40万円~
※すべて税抜き

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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