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永久歯が生えそろう前に相談を
早期に始める小児矯正のメリット

グレース歯科クリニック

(越谷市/新越谷駅)

最終更新日:2021/10/12

グレース歯科クリニック 永久歯が生えそろう前に相談を 早期に始める小児矯正のメリット グレース歯科クリニック 永久歯が生えそろう前に相談を 早期に始める小児矯正のメリット
  • 自由診療

小児矯正は、歯並びを整えることにつながるだけでなく、子どもの骨格形成にも関わる大切なもの。だからこそ、特に質の高い診療が求められる分野だ。「グレース歯科クリニック」では、診療全般のコントロールは日高聖子院長らが行うが、小児矯正自体は、これまで二十数年間にわたって矯正歯科を専門とし、数多くの症例を診療してきた飯島英樹先生が担当している。「永久歯が生えそろう前の段階で診療することで、矯正する場合でも抜歯しなくて済む可能性が高くなる」と飯島先生。歯列などの見た目だけでなく、子どもの将来の健康までを考え診療を行う同クリニックの小児矯正について、飯島先生にその内容を語ってもらった。

(取材日2020年7月14日)

虫歯や歯周病にかかりにくい口腔環境をめざすことができるほか、全身の健康にも寄与する小児矯正

Q小児矯正を行うメリットについて伺います。
A
グレース歯科クリニック 体の発育に悪影響を及ぼす癖も、早期に排除することが重要

▲体の発育に悪影響を及ぼす癖も、早期に排除することが重要

一つは、反対咬合や上顎前突など、骨格性の不正咬合にアプローチしやすいこと。成人になってから骨格性の不正咬合に対して矯正を行うには、外科的な処置が必要になる場合がありますが、子どもの時ならそれほど大がかりな施術にはならないことが多いです。もう一つは、顎を広げるなどの方法で、将来生えてくる永久歯のスペースをつくることにより、永久歯がずれて生えてくるのを防ぐことにつながること。これにより、将来矯正する際に抜歯する可能性が減ると考えられます。また、顎の成長をコントロールすることで、舌癖や口呼吸など体の発育に悪影響を及ぼす癖などを早期に排除し、良好な口腔環境をつくれるようにサポートすることができます。

Qどのようなタイミングで矯正を検討すべきでしょうか?
A
グレース歯科クリニック だいたい小学校2~3年生頃に治療開始することを勧めている

▲だいたい小学校2~3年生頃に治療開始することを勧めている

骨は若いほどやわらかいので、理論上は、骨に対するアプローチは早く始めるに越したことはありません。しかし、幼稚園児では顎を広げる装置がうまく使えませんし、まだ永久歯が生えていない段階では、将来どれぐらいの大きさの永久歯が生えてくるかは予測でしかありません。もし生えてきた歯が想定より小さかった場合は、逆にスペースが余ってすきっ歯になってしまう可能性もあります。そのため「矯正に本人の協力を得やすい」「何ミリ顎を広げるべきか判断しやすい」という2つの条件から、僕は上下の前歯各4本が生えてくる、だいたい小学校2~3年生頃を勧めています。ただ、骨格性の不正咬合については、幼稚園ぐらいから診療できます。

Q具体的な矯正の流れ、期間について教えてください。
A
グレース歯科クリニック 成長や段階によって装置の使い方も変わる

▲成長や段階によって装置の使い方も変わる

骨格性の中でも舌癖が原因で不正咬合が起こっている場合は、まず1日2時間程度から器具を着けてもらい、唾を飲み込む時の舌の位置が低いといった癖を直していきます。例えば、反対咬合に対しマウスピース型の装置を使いますが、慣れたら寝る時も使っていくと、半年ほどで矯正を終えるケースもありますね。顎の成長をコントロールし、口内に永久歯が生えるスペースを確保することを第一目的とした矯正の場合は、まず1年半~2年ほど器具を装着して顎を広げ、ブラケットを使って歯を整えた後、まだ生えてきていない永久歯が生える場所をキープした状態で保定。永久歯が生えそろう中学1~3年生まで経過観察という流れとなります。

Q矯正中のケアは、どんなことに気をつけるといいのでしょう?
A
グレース歯科クリニック 日々のケアの仕方をしっかりと教えてくれる

▲日々のケアの仕方をしっかりと教えてくれる

矯正中はどうしても器具と歯の間に食べ物が挟まりやすく、磨き残しも出やすいことから虫歯になってしまうことが多いので、寝る前はきちんと歯磨きをすることが大切です。自宅での歯磨きの仕方も指導していますが、1人ではケアが難しいようなら月に何度か来てもらい、歯科衛生士のクリーニングを受けてもらうこともあります。また、矯正装置は歯科用セメントで歯に固定するので、氷や飴をガリガリ噛んだり、キャラメルのような固い飴を噛むのは禁止。虫歯にもなりやすいですし、二重の意味でよくありません。またこれは矯正中に限りませんが、日常的に甘い炭酸飲料を飲んでいるなど、虫歯になりやすい食習慣も見直してもらうといいですね。

Qクリニックの矯正歯科に対する考え方や特徴を教えてください。
A
グレース歯科クリニック 全身のバランスの取れた発育をめざす

▲全身のバランスの取れた発育をめざす

「グレース歯科クリニック」の矯正は、歯列が整った見た目の美しさだけでなく、良好な噛み合わせもめざすことで、全身のバランスを取りながら良好な発育を促し、お子さんの成長後も長く健康状態を保つための基礎的な施術という考え方で取り組んでいます。また、矯正を受ける子どもたちに対し、成人とは違った特別な配慮はありませんが、会話は大事にしていますね。遊んでいるゲームのことを聞いたり、習っているダンスのことを聞いたりと、その子が興味のあることを交えながらコミュニケーションしています。お子さんごとにふさわしい施術方法を考えて提案していますので、お悩みや不明点がありましたらまずはご相談ください。

ドクターからのメッセージ

飯島 英樹先生

乳歯の段階では歯並びが良かったとしても、お子さんの将来の歯並びがどうなるか不安があるなら、何でも相談してほしいと思います。相談は無料ですし、まだ矯正可能な年齢になっていなくても、気をつけるべき点をアドバイスすることは可能です。例えば、指しゃぶりの癖があると、奥歯を噛み合わせた時に前歯が噛み合わなくなる開咬という不正咬合につながることがあります。「子どもがやめないから」と放置するのは、結果としてお子さんを苦しめることにもなりかねないので、指しゃぶりや悪い舌癖があるなら、早めに見つけて直してあげるのがいいですからね。何か気になることがあるなら、いつでも相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正1期/5万円~、小児矯正2期/60万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/40万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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