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鈴木 秀彦 院長の独自取材記事

リバーシティすずき整形外科

(中央区/月島駅)

最終更新日:2021/03/01

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中央区佃にある「リバーシティすずき整形外科」。大学病院などでの22年に及ぶ経験を持つ鈴木秀彦院長が、2015年に開業した。体を適切に動かす運動療法のほか、体外衝撃波など先端機器を駆使した治療を行い、高齢者の変性疾患から小児のスポーツ障害まで幅広く対応する。ロゴマークは骨の後ろからユニークなキャラクターが笑顔をのぞかせているデザインで、院長の長女が考案したもの。「悩めるすべての患者さんに元気を!」という同院のコンセプトが込められている。人と人とのつながりを大切にしたいと話す院長に、日々の診療や患者への思いを聞いた。
(取材日2020年3月12日)

理学療法士らが1対1でサポートする運動療法に注力

開業より5年だそうですが、何か変化はありましたか?

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当初は高齢の患者さんがメインでしたが、若い世代や働き盛りの方、子どもの患者さんも増えてきているのは大きな変化だと思います。特に若い方はご家族やお子さんを連れてきてくださるので、患者さんの年齢層が広がりました。最初は常勤のスタッフ6人でスタートしましたが、今は常勤が24人、非常勤の11人を合わせると35人となり、スペースも79坪から106坪に拡張しました。東京駅の近くで、これだけの広さがあるクリニックはなかなかないと思います。多くの方々のニーズに応えるため、先端の機材を導入し、新しい医療にも積極的に取り組んでいます。

2019年に一部施設を拡張されたと伺いました。

リハビリ室を拡張し、運動療法を行うベッドを12台まで増やすことができました。僕はいつも「とにかくできる限り患者さんの痛みをその場で軽くして帰して差し上げよう」とスタッフたちに伝えています。ですから、スペースが広くなったことで、より多くの患者さんの悩みに対応できる体制になったことは大きいですね。また、スタッフルームも広くしました。それまでは、しっかり休憩してもらうには十分でなかったのですが、快適なスペースになったことでオンとオフの切り替えがしやすくなり、モチベーションアップにもつながっているようです。

貴院の特徴について教えてください。

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理学療法士らが1対1でサポートする運動療法が一番の特徴です。彼らには、患者さんの動作のどこが悪いかをフィードバックしてもらうほか、一緒に画像を見ながら相談し合う機会を積極的に設けています。他には、体外衝撃波治療といった先進的な治療を取り入れていること、低周波や超音波の治療機器、頸椎や腰椎の牽引器などの物理療法機器が充実していることも特徴だと思います。ただ、やはり大事なのは人と人との付き合いです。スタッフにはなるべく患者さんの顔を覚え、お名前でお呼びして会話することも大切にしてもらっています。「スタッフと話したいからつい足を運んでしまう」、そんな特徴もあるクリニックにしていきたいですね。

患者の訴えを聞き、局所だけではなく全体を診る

診療における貴院の強みはどんな点だと思われますか?

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原因を探るところから始めることを大切にしています。例えば「膝が痛い」という患者さんに対して、まずは「問診」、「視診」、「触診」を行い、必要に応じて超音波検査やエックス線検査を加えます。症状が強い場合は早めにMRI検査を行うこともあります。診断とともに治療方針を決め、必要であればヒアルロン酸の関節内注射や投薬を併用しながら、運動療法と物理療法を組み合わせた運動器リハビリテーションを実施します。大学病院などで専門の外来を担当している非常勤医師も在籍しているため、専門的、体系的な治療が行えることが当院の強みです。この地域の方は、最初に近隣の大学病院や大規模病院などを受診される方が少なくありません。当院のような町医者でも一定水準の治療が可能なため、医療経済的観点からも、まずは地元のクリニックに足を運んでいただければと思います。保存療法はむしろ大規模病院より得意かもしれません。

大規模病院との連携体制を整えているそうですね。

必要があれば大規模病院の医師に患者さんを紹介し、手術が終わったら当院に戻っていただくという医療連携がうまく取れていると思います。特に母校の東京慈恵会医科大学附属病院とはつながりが強く、専用インターネット回線によりその場で全診療科の外来予約が可能となっています。また、大学の同級生である聖路加国際病院の医師に非常勤で診療してもらっており、手術が必要な方は同院で迅速に行ってもらうなど、密な関係を築いています。他に、MRIやCTなどの精密検査については外部画像検査専門医療機関と連携し、即日検査・診断をめざしています。画像診断を迅速に治療に反映できるのは、小回りの利く町医者ならではと自負しているところです。

診療時に心がけていることを教えてください。

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母校である慈恵医大の建学の精神にも、「病気を診ずして病人を診よ」とありますが、やはり、部分的な症状でなく、患者さんの背景を含めた「ひと」全体を診ることだと思います。先入観を持って治療に臨むのではなく、患者さんの訴えをよく聞くことが大切ですね。当院では、検査から入るのではなく、患者さんの求めていることをしっかり見極めることを優先しています。一人ひとりのニーズを短時間で理解し、結果を残さなくてはいけませんが、そういった考え方をスタッフもわかっていて、患者さんの痛みが取れるように頑張ってくれていますね。

スタッフ全員で患者を支えるチーム医療

院長のお考えをスタッフの皆さんとはどのように共有されていますか?

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患者さんの立場に立った寄り添った対応を心がけることを、日々背で示しています。例えば、受付時間を少し過ぎて来られた方が、けがをしていたり強い痛みを訴えていたらどう対応するのか。受付スタッフには、患者さん目線での対応なら、現場判断で受けつけをし、僕や看護師には事後報告でも構わない。と、患者さん目線で向き合うことの大切さも伝えてきたつもりです。背中はスタッフに、正面は患者さんに常に見られながら、この5年間笑顔を絶やさず走ってきました。その結果、各スタッフが自然と患者さん目線で考えて動けるようになってきています。診療は医師だけでするものではありません。理学療法士らのリハビリ手腕や励ましはもちろん、受付スタッフの笑顔、看護師の親身なアドバイス、助手や放射線技師らの温かい声かけなど、すべてが治療に通じている。その思いで良好なチームワークを築き、日々取り組んでいます。

患者さんとの関わりを大切にされているそうですね。

治療にあたっては、患者さんの背景を把握しておくことが大切です。当院のカルテには雑談から得た情報を書き留めてあり、次に患者さんが来られた時に、ゴルフや旅行などの話題から会話がスタートすることも少なくありません。「ゴルフ命」の方には痛みなくゴルフをしていただきたいですし、お孫さんとの旅行へ痛みなく行けたのか確かめるのも重要です。カルテを立ち上げると「お孫さん生まれました!」などの文言がまず目に飛び込んできます(笑)。このように一人ひとりに目配りした診療を心がけているのも当院の特徴だと思います。僕はこれまでさまざまな現場で研鑽を積む中で、すばらしき師や仲間に出会い、影響を受けました。今の診療スタイルはその積み重ねであり、当院での治療が集大成だと思っています。最初から開業をめざしていたわけではありませんが、患者さんと近い距離でコミュニケーションを取れる開業医は向いているのかもしれませんね。

今後の展望についてお聞かせください。

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今行っている高齢者向けの骨粗しょう症教室の開催に加え、今後は子どもを対象としたスポーツ障害についての啓発活動にも尽力していきたいです。整形外科は高齢の方が通院するイメージが強いようで、若い方は痛みがあると整体や接骨院に通いがちです。整形外科の認知度がもっと上がるように、例えばお子さんのスポーツの現場で、野球肘検診の実施や、肘や肩への負担がかからないフォームのアドバイスといったことができればと考えています。こうしたアイデアに多職種のスタッフたちが協力してくれたらうれしいですね。今の「チーム診療」を続け、患者さんに喜んでいただける機会が増えれば、「もっと地域のために役立てることはないか」とスタッフの士気も上がり、各々が自発的に啓発活動を行っていける良き「培地」が育つのではないかと思っています。クリニック一丸となって地域に貢献していきたいですね。

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