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鈴木秀彦 院長の独自取材記事

リバーシティすずき整形外科

(中央区/月島駅)

最終更新日:2020/04/01

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水と緑を享受する都心の再開発エリア・中央区佃に、2015年5月オープンした「リバーシティすずき整形外科」。院内は円形のカウンターを中心に、ソファやリハビリの機器がゆったりと配置された都会的なワンフロアスタイル。22年に及ぶ大学病院等での経験を経て、鈴木秀彦院長が入念な準備のもとに開業したクリニックだ。問診やデジタルX線と電子カルテを連動させるシステムを導入し、体の深部から治すキセノン光、超音波などの治療機器を充実させているほか、運動療法、鍼治療にも力を入れている。何よりも重視しているのはスタッフの「人としての関わり」。リハビリスタッフが多く、アスレチックトレーナーやあんまマッサージ師も在籍している。ウィットに富んだ話しぶりが印象的な鈴木院長に、クリニックの特徴を中心に語っていただいた。
(取材日2015年6月27日)

「一番の誇りはスタッフのまとまり」と語る院長が、都心のウォーターフロントに開業した整形外科クリニック

2015年5月に開院されたばかりということですが、開業までの経緯を教えてください。

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父が整形外科の開業医でその背中を見て育ちましたので、私も22年間にわたり、整形外科医として経験を積んできました。大学の附属病院などでさまざまな膝関節外科手術に携わったほか、高齢者の変性疾患から小児のスポーツ障害まで幅広い臨床領域を経験し、「街のかかりつけ医」を目指して開業したのがこのクリニックです。父から受け継いだ患者第一の姿勢、多くの師や仲間たちとの出会いから得た学びを生かして、限りなく理想に近い整形外科クリニックをつくることができたと自負しています。

この場所を選ばれたのはなぜですか?

この地を選んだのは、これまで勤務してきた大学病院や友人知人の勤める医療機関との連携が取りやすい場所だからです。また、東京オリンピックの主要舞台となり人口増加が著しい都心のウォーターフロントに開業するのは意義あることだと考えました。このビルには当院のほか、耳鼻咽喉科、内科、歯科もあり、近く皮膚科もオープンするので、メディカルパークのような役割も果たしていけたらいいですね。内装は、高齢の方だけでなくお子さんやビジネスマンも多い場所ですから、狭い待合室にお年寄りがいっぱいという従来の整形外科のイメージを覆すような明るくオープンで、なおかつ洗練された空間づくりを心がけました。

患者層、診療内容はいかがですか?

この辺りは小・中学校やシニアセンター、昔ながらの風情を残す界隈がある一方、橋を渡ればビジネス街ですので、患者層はさまざまです。お勤めの方も来ていただけるよう、午前の受付は12時半までにしています。診療内容は、私の専門の膝の痛みのほか、小児から大人までのスポーツ整形、骨粗しょう症、リウマチ、ビジネスマンの腰痛・首肩痛など、幅広く行っています。いきなり大病院に行くのではなく、かかりつけ医として通っていただくことで、患者さんの利便性を高め、日常的な自己管理のお手伝いができたらうれしいですね。「整形外科クリニックって何ができるのかわからない」というお声も聞くので、整形外科という科の啓蒙もできたらいいなと考えています。

スタッフのチームワークも重視されているそうですね。

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看護師3名、受付3名、理学療法士6名、アスレチックトレーナー2名、あんまマッサージ師1名と常勤非常勤あわせて総勢15名のスタッフがいるのですが、実は当院には求人をかけて採用したスタッフは1人もいなくて、全員が私のもともとの知り合いや知人の紹介なんです。特にマッサージ師の方は定年まで大学病院に勤務されていた方で、20年の付き合いなんですよ。年齢的に若いスタッフを温かく見守る母親役になってほしいと思って輪に加わってもらいました。みんな明るく生き生きと働いてくれていますし、当院の一番の誇りは「スタッフのまとまり」なんです。

保険診療内でできる運動療法、西洋医学にプラスした鍼診療、アスリートに注目されるPRP療法も

説明する際にはどんな工夫をなさっていますか?

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自分の家族がかかりたくなるようなクリニックにしたいと考えているので、とにかくわかりやすい説明を心がけています。患者さんの顔をよく見て話を伺い、患部を十分に触った上で診断し、どのくらいで治るかの目安もお伝えしています。システムのIT化を進め、問診票はタブレット端末で入力すればそれがそのまま電子カルテに反映されますし、注射指示箋はタブレット端末に出力、説明に用いるモニターは大きめの27インチを設置しています。また、デジタルX線は診察室のPCから撮像条件を飛ばせ、X線室で瞬時に撮影が可能なシステムを、企業間の垣根を越えて4社に共同開発していただいたんです。

診療の特徴をご説明ください。

当院の診療の柱は、主に4つあります。まず、保険診療でできる運動療法です。理学療法士が1対1でサポートしています。次に、キセノン光治療器、低周波、超音波の治療器、頸椎や腰椎の牽引器など、さまざまな物理療法機器を充実させていること。ウォーターベッド型の全身マッサージ器はお顔が見えないよう、フード付きでご好評いただいています。さらに、西洋医学で行き詰まっても東洋医学を駆使することができます。父は整形外科医としては珍しく、早くから鍼診療に関心を持ち、中国にわたって勉強するなど約40年の経験があるんです。父には当院の顧問として週1回鍼診療外来をやってもらっていますし、私自身も父から指導を受けています。また、アスリートに注目されている自己PRP(多血小板血漿)治療にも対応しています。でもやはり一番の柱は、スタッフの患者さんへの関わりですね。スタッフには、患者さんの顔と名前を覚えて、なるべく名前でお呼びして、会話を大切にするようにしてもらっています。高齢の方の中には、スタッフと会話するだけで症状が和らぐ方もいますし、「スタッフと話したいからつい足を運んでしまう」、そんなクリニックにしていきたいので、ハード面だけでなくソフト面も大事にしているんです。おかげさまで、手術しかないと言われた方にもたくさん通っていただいているんです。

膝関節の専門外来について説明をお願いします。

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膝だけでなく広く肩、腰も得意なのですが、なかでも膝は大病院の精密検査を求める方にもご満足いただける、きちっとした専門的な診療が可能です。レントゲンを撮って、ヒアルロン酸注射や運動療法、各種治療器などを適宜組み合わせて治療します。しかし、ここでもやはり一番大切なのは器械より「人」です。器械だけでは治すことはできません。医師がしっかり触って診断し、薬を投与し、理学療法士がしっかりと運動療法を行い、器具を使った物理療法を組み合わせるのが治すコツなんです。

長女が考えたロゴマークに「患者さんを元気に笑顔に」の思いを込めて

ロゴマークにはどんな意味が込められているのですか?

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実はこのロゴマークは、長女がデザインしたものなんです。薄いブルーの骨の後ろから不思議なキャラクターがにっこり顔をのぞかせているのですが、これはうちのコンセプトそのものなんです。「骨の横から笑顔をのぞかせて、皆さんに元気を与えて」というイメージですね。名前は次女が考案したスマイルとハッピーの掛け合わせ造語の「すっぴー」で、スタッフのポロシャツやバッグのほか、このビルのあちこちにも登場させていて、子どもたちの話題になっているんですよ(笑)。スタッフのチーム意識を高めるのにも一役買ってくれています。休日は娘たちと食べ歩きに行くことが多いですね。あとは草野球かな。

日頃大事にされているお考えなどはありますか?

私のベースとして、中高からずっと水泳部で、卒業後もOBとして活動を続けていくなかで、尊敬する10歳年長の先輩が、リーダーとして必要なものを「LEADER」の6文字を使って教えてくれたことがあるのです。「L」は「Listen」、よく耳を傾ける。「E」は「Encourage」、励ます。「A」は「Appreciate」、感謝する。「D」は「Devolve」、任せる。二度目の「E」は「Evaluate」、評価する。最後の「R」は「Respect (each other)」、互いに敬い合うというものです。どこの病院に勤めても、それだけは忘れないようにしてやってきました。スタッフ1人ひとりにもそうあってほしいと願っています。

体の痛みを放置しがちな方に、何かメッセージをいただけませんか?

お子さんの場合は成長期に痛みが出たら、それは体が悲鳴を上げているということ。何らかのサインが出ているわけですから、早めに受診したほうがいいですね。成人の場合は、放置すると大変な場合もあるし何とか大丈夫な場合もあるのですが、放置して大丈夫かどうかは診断しないとわかりませんので、気になっていることがあったら、やはり早めに受診して調べたほうがいいですね。私も長年の経験の中で、「ジェットコースターで頸が痛くなった」と訪れた20歳の方に胃がんの頸への転移を発見したこともありましたし、腰痛を我慢していたらがんの転移だったというなどありましたので、些細なことでも異変を感じたらまずご相談にいらしていただきたいと思っています。

最後に、今後の展望をお願いいたします。

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現代は高齢化社会で、スポーツ年齢も上がってきています。80過ぎても笑顔でスポーツを楽しめるように、早めの受診をお勧めしたいですね。そのためには、かかりつけ医を見つけていただくこと。当院も、きちっと触ってきちっと診断し、必要なら高度専門的医療機関と連携を取る、頼れるかかりつけ医となれるように今後も力を尽くしていきます。気になることがあったら身近なクリニックで早めに受診していただくことで、医療費も削減でき、患者さんの自己管理にもつながっていくのではないでしょうか。

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