ニキビなどの肌トラブルに対応
気になることがあれば相談を
たまプラーザあかりクリニック
(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)
最終更新日:2023/05/16
- 保険診療
ニキビ(尋常性ざ瘡)、ニキビ痕、しみ、しわ、たるみなど、年齢が上がるにつれて増えてくる肌トラブル。「年齢や肌質のせいだから仕方がない」と諦める前に、クリニックに相談するという方法もある。クリニックは大きな病気やけがの治療をする場所だと思っている人もいるかもしれないが、こうしたよくある肌トラブルも、皮膚科・美容皮膚科に相談することができる。「敷居が高いと感じる人も多いと思いますが、選択肢はたくさんありますから、自分に合った方法を選びましょう」とアドバイスするのは、「三軒茶屋 あかりクリニック」の馬場克幸理事長。多くの女性の肌をより美しくしたいという想いから、美容に関する相談についても注力する馬場理事長に、肌トラブルのケア方法やクリニックの上手な活用方法などを聞いた。
(取材日2021年6月17日)
目次
肌トラブルについては、無理なく通い続けられるホームドクターを見つけることが大切
- Q肌トラブルの相談として多いのは、どんな症状ですか?
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A
当院にいらっしゃる患者さんで多いのは、しみ、たるみ、毛穴の開き、ニキビ、ニキビ痕ですね。特に多いのがしみの相談で、年齢が上がるにつれて気になってくる方も増えてきます。当院では湿疹やアレルギーなどの症状で皮膚科を受診した患者さんから「実はしみも気になっているのですが、何か対策はありますか?」と相談を受けることもありますよ。そんなふうに、皮膚科に来たついでに美容の話も聞いてみるというスタンスで構いませんし、気になることがあればなんでもご相談いただきたいですね。
- Qしみと思っていたものが、別の症状だったという場合もあるとか。
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A
そうですね。例えば、しみだと思っていても、それがニキビの炎症の場合もあります。その場合の治療は保険適用になりますね。また、しみだと思って受診したら、実はあざだったということもあります。あざというのは、深いしみのことです。あざの上に新しいしみができてしまうと、さらに濃く見えてしまいますし、ケアするのに時間がかかることもあるでしょう。そういう事態を防ぐためにも、一度医師から、適切な診断・アドバイスを受けてみるのが良いのではないでしょうか。
- Qこちらのクリニックでは、ニキビに関する相談も多いそうですね。
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A
思春期のニキビに悩む患者さんはもちろん、40~50代の大人ニキビに悩む方も来院なさいます。大人ニキビは毛嚢炎と呼ばれることも多いのですが、加齢に伴いコラーゲン生成量が減って毛穴が開くことで皮脂分泌量が増えたり、新陳代謝が悪くなったりすることで発生しやすくなります。あとは日頃のストレスや間違った洗顔方法によって、大人ニキビができたり治りにくくなったりすることもあります。ニキビは、前述したとおりまず保険適用で治療することができますので、気軽に相談してくださいね。
- Qニキビやニキビ痕の改善のために大切なことを教えてください。
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A
生活習慣については、睡眠をしっかりとること、毎朝きちんとせっけんを使って洗顔し、皮脂や汚れを落とすこと、適切な保湿ケアなどが大切です。紫外線もニキビやニキビ痕の悪化要素になるので、UVケアは必須です。紫外線はニキビに限らず、しみやたるみにも悪影響を与えるとされていますね。ニキビ治療については、塗り薬や飲み薬による治療から始めることが多いです。医師が適切な診断をした上で処方しますので、市販薬では改善につながらなかった方にも一度試していただきたいですね。自分の肌に合わないケアアイテムを使っていることでニキビが悪化しているケースもあるので、そのあたりもきちんとアドバイスさせていただきます。
- Qこういった肌トラブルは、放置せずに受診することが大切ですか?
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A
はい、放置して肌トラブルが悪化しないように、早めに受診するのがお勧めです。早めにご相談いただけたら、その分費用を抑えられる可能性もありますよ。どうしても肌は老化してコンディションが悪くなってきますから、年齢を重ねるにつれて肌の悩みは増えてきます。しかし、適切なケアによってその悩みを少しでも減らせれば、女性の人生は大きく変わると思うんです。肌の与える印象は大きいですからね。肌がきれいだと見た目が変化するのはもちろん、気持ちも前向きになると思います。一人で悩まずに、まずは専門家の意見を聞いてみましょう。