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野口 泰芳 院長の独自取材記事

薬師台おはなぽっぽクリニック

(町田市/町田駅)

最終更新日:2020/10/09

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鶴川駅が最寄りの「薬師台おはなぽっぽクリニック」。「おはな」は仲間や家族の意味、「ぽっぽ」は野口泰芳院長の昔のあだ名だ。印象的な院名は同院のポリシーを表しているという。「クリニック全員が仲間という意識できめ細かな診療をすること、地域の人が家族全員で来る場所をめざすことなど、いろいろな想いが詰まった名前なんですよ」。総合病院でがん治療を中心に多くの外科治療に携わった後に、患者全体を診る総合診療を行うために開業したという野口院長は、「外科医師として診療していた頃から、内科的診断もできるように心がけてきました」と話す。通院できなくなった人には訪問診療を行い、地域に根差して責任を持った医療を提供したいと熱く語る野口院長に、クリニックの特徴や医療に対する想いを聞いた。
(取材日2020年3月7日)

地域に必要な総合医療をめざし、外来と訪問診療に対応

とても印象的なクリニック名ですね。

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「おはな」は祖父が好きだったハワイの言葉で「家族」や「仲間」、「助け合い協力し合う共同体」といった意味、「ぽっぽ」は私の幼少時のあだ名です。「おはな」には「クリニック全員で協力して仲間という意識できめ細かな診療をすること」「家族全員で来てほしい」「私たちも仲間となって手助けをしたい」などの気持ちを込めました。父の整形外科医院近くに開業したり、医療モール名「薬師台メディカルTERRACE(テラス)」は祖母の名前「テルコ」にちなんだり、さまざまな想いが詰まっています。あだ名を入れたのは、お世話になった方へのお礼と「今も気持ちは当時のまま」というメッセージを込めました。

開業までの経緯を教えてください。

祖父と父が医師で、他の道を考えた時期もありましたが、人の役に立つ仕事として最終的に医師を選びました。そして「目の前で倒れた人を救えるのは、手術に精通した外科医師」と考え、がん治療を中心に多くの手術治療を行ってきました。そのおかげで幅広い知識と技術が磨けたほか、どのような環境でも自分の力が出せる順応力も身についたと感じています。また多くの患者さんの命を救うために内科的な診断力を身につけることも心がけ、メスも持てる内科医師をめざしてきました。父の医院を手伝うことによって、整形外科分野の奥深さを感じながら、地域に根差したクリニックでの診療も経験してきました。そうした経験を生かし、高齢の方も通院しやすい平屋で、CTなどの設備を置くスペースも確保できる場所を探し、実現したのがこのクリニックです。

外来診療と訪問診療を行っているそうですね。

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そうです。外来診療は総合診療で、内科はもちろん、外傷など外科にも対応し、こうした診療に必要な設備を整えています。例えば採血やエックス線など一般的な検査から、CT撮影、上下部内視鏡検査、各種エコー検査、24時間心電図、睡眠時無呼吸症候群検査などにも対応し、大きな病院にも劣らないような設備を備えています。即日に的確な診断と結果説明ができるように努めていますし、高齢の方が転倒した時にも骨折などがすぐ診断できます。上部消化器内視鏡も口から行う検査のほか、より痛みの少ない鼻からの検査も実施しています。抗がん剤投与などのための複数台のベッドやチェアも用意しています。また認知症やうつ病への対応が求められる精神科、高齢の方に多い循環器疾患、がんの方や痛みへの対応をする緩和ケア、漢方など、ニーズの高い分野には専門の外来を設けています。

多職種と連携して、スタッフとともに責任ある医療を

訪問診療にはどんな特徴がありますか。

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訪問診療も、診療科を問わず多様な疾患にあたるため、これも総合診療体制が必要と考えて、私と看護師、薬剤師のチームで対応し、さらにさまざまな介護福祉関係者とのコミュニケーションも重視しています。整形外科の訪問診療も行い、高齢者のフレイル症候群診療や、運動器リハビリテーションにも取り組んでいます。外来診療も訪問診療も一つのクリニックで行っているため、通院から訪問診療へのスムーズな移行や、訪問診療で何かあった際の即座の精査など、責任のある診療ができると考えています。またこれからの高齢化社会に備え「医療介護連携への意識」を持つ医療従事者が育つという意味でも非常に良い体制だと思います。

先生の診療方針について聞かせてください。

常に「断らない診療」で医師としての責任を果たし、患者さんに寄り添う「理想の医師像」を崩さず、幅広い年齢層とさまざまな疾患への対応を心がけています。めざすのは「地域に必要な総合診療」です。高齢の方は整形外科受診が多いのですが、内科的な病気、慢性疾患もある場合が多いですから、総合的に患者さんを診るのは当然のことです。もちろん私の手に余る症状は責任を持って適切な医療機関を紹介します。クリニックの方針としては「気配り目配り・いつもにこにこ・みんなに優しく・改善改良・凡事徹底・連携連動・協調協力」を掲げています。プロ意識を持つとともに、あいさつなど当たり前のことをきちんと行っていこうとスタッフに伝えていますし、私もトイレ掃除から実践しています。また、最近は「健康はもちろん、安心も与える医療従事者でいること」という言葉も大切にしていますね。

開業5周年を迎えて、いかがですか。

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開業以来一貫して、困った時に気軽に相談できる窓口であり、通院できなくなっても訪問診療を提供できるのが何より地域の皆さんの安心につながることと考えて、「断らない総合診療の外来」「安心の訪問診療」の二足のわらじで歩んできました。診療だけでなく、地域貢献という意識も強く抱き「全人的医療」「医療介護福祉連携」にこだわり、ケアマネジャーや介護福祉関係者とも連携してきたことで、スタッフの患者さんを見る目、接し方にも成長を感じています。一方で患者数が増えるとともに当然業務量も増え、スタッフの労働時間も長くなり、十分な教育体制などが構築できていないのが反省点です。医療現場での働き方改革と、より良い患者対応の両立はとても難しい課題ですが、まずはより働きやすい職場のための組織をつくることに注力したいと考えています。

地域に根差し、自分らしい生き方をサポートするために

ところで、プライベートな時間の過ごし方は?

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小学校の時から、ピアノでクラシックやジャズを演奏し、ギターを手にしてからはロックにはまり、ずっと音楽に親しんできました。今も時々、バンドで演奏しているんですよ。音楽はジャンルを問わずジャズ、ロックと何でも好きです。医師としても同じように、外科、整形外科、内科などジャンルを固定せず、たくさんの患者さん、いろいろな医療人と関わっていきたいですね。

今後の展望について聞かせてください。

眼科や耳鼻咽喉科、皮膚科などより専門性の高い診療科も含めて、訪問診療ができるスタイルを構築できたらと思います。こうした診療科は、患者さんも医師も、訪問診療は難しいのではないかというイメージがあると思うので、そのハードルを下げていきたい、訪問診療の裾野をもっと広げていきたいと考えています。クリニックとしては、スタッフのリーダー育成、組織づくりに注力したいですね。とにかくハードルを低く、相談しやすい雰囲気と言葉使いに気をつけつつ、強いプロ意識を持って患者さんやご家族と確かな信頼を築きたい。100パーセント治るということではないかもしれないですが、あなたにとって必ず有意義な生活に戻れるようにします、的確にアドバイスしますという意味も含めて、「任せてください、何とかします」という姿勢で地域の皆さんの期待に応えていきたいと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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「少子高齢化社会」「働き手不足」など不安の多い社会情勢は地域にとっても大きな課題です。地域の皆さん一人ひとりが、家族を守り、自分らしい生活を送るために、当院が健康と安心のお役に立ちたい、困った時に第一の相談窓口になりたいと考えています。この地域は町田市の中でも自然に恵まれ、自分らしく生活したい、自分らしく生きていきたいという方が多い土地だと感じています。高齢化は進んでいますが、二世帯三世帯のご家庭が多く、当院の外来には子どもの患者さんも多く来られます。子どもの多いエリアにはパワーがあり、それも薬師台の魅力です。当院は、そんな地域に根差したクリニックとして、介護福祉などの専門職の方々とも連携して、個別の病気だけでなく、暮らし方や家族構成など患者さん全体を診ていきたいと思います。気になることがあれば、気軽にご相談ください。

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