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神前 賢一 院長の独自取材記事

こうざきアイクリニック

(足立区/西新井駅)

最終更新日:2019/08/28

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東武スカイツリーライン西新井駅から徒歩6分のところにある「こうざきアイクリニック」。1階が内科クリニックのビルの2階にある同院はエレベーターを設置しており、車いすやベビーカー、手押し車でも利用しやすいバリアフリー設計だ。診療にあたるのは、院長の神前賢一先生。柔和な笑顔とやさしい話し方が魅力的な日本眼科学会認定の眼科専門医だ。東京慈恵会医科大学病院で20年勤務した経験があり、結膜炎や白内障、緑内障をはじめ、神前院長が専門とする網膜硝子体疾患や糖尿病網膜症の治療まで幅広く行っている。日帰りの白内障手術や硝子体手術にも対応。「大学病院レベルの診療を行うのが理想」と話す神前院長に、診療ポリシーや今後の展望、プライベートのことなどたっぷりと話を聞いた。
(取材日2016年6月29日)

幅広い診療に対応。日帰りの白内障手術も可能

西新井で開業した理由を教えてください。

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当院が入っているビルの1階は内科クリニックですが、そこの院長とは東京慈恵会医科大学病院に勤務していた頃からの知り合いなんです。大学病院を退職後、もともと竹ノ塚にある父のこうざき眼科に勤めていましたが、手狭だったこともあり、開業地として広いスペースが取れる場所を探していました。そのときにちょうど「2階が空いているので」というお誘いを受けたので、タイミング良くこの場所で開業する運びとなりました。当院には父の眼科医院で診ていた患者さんも通院してくださっていますし、もちろん近隣の方も多いです。年齢層は幅広いですが、年配の方が多いですね。

クリニックの診療方針を教えてください。

検査結果や治療内容は専門的になってしまいがちですが、患者さんにわかりやすい言葉で説明するよう心がけています。「自分が患者さんだったらどうしてほしいか」「どう説明したらわかりやすいか」ということを考えて接するようにしています。当院はどなたでも気軽に来られるようなアットホームな医院でありたいと思っています。あと、ご年配の方ですと「もう歳だから……」と諦めてしまう患者さんもいらっしゃいますが、諦めずに頑張っていきましょうねとお声がけするようにしています。

どのような診療を行っていますか?

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結膜炎や角膜炎、白内障、緑内障など幅広い眼科診療に対応しています。もちろん眼鏡やコンタクトの処方も行っています。手術室を備えており、白内障手術や硝子体手術も可能です。足立区内で硝子体手術に対応している医院はあまりないと思います。大学病院レベルの診療を行うことを理想としていますが、入院が必要な場合や当院にはない設備を使う場合は、東京慈恵会医科大学病院を紹介しています。ちなみに私は現在も週1回、大学病院で診察を受け持っていますので、場合によっては紹介した患者さんを私が執刀することもあるんです。

地域の糖尿病対策にも貢献

神前院長の専門分野を教えてください。

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網膜硝子体に関する疾患、中でも糖尿病網膜症が専門です。東京慈恵会医科大学病院での研修医時代、先輩医師が行っていた糖尿病に関する研究を手伝ったのがきっかけで、興味を持つようになりました。糖尿病の外来を担当したり東京女子医科大学糖尿病センターに国内留学したりして経験を積みました。糖尿病は網膜症だけではなく、白内障や緑内障を併発するリスクもありますし、悪化すると失明してしまうこともあります。一筋縄ではいかない病気だからこそ、諦めずに治療をしたいと思っています。医療技術の発展により、眼科領域で糖尿病に対してできることが増えてきていますので、患者さんが糖尿病とうまく付き合っていけるようアプローチしていきたいですね。

糖尿病網膜症とはどのような病気ですか?

糖尿病網膜症とは、糖尿病の合併症の一つです。眼底の網膜と呼ばれる部分に無数の細かい血管が張り巡らされており、血糖が高い状態が続くとそれらが詰まったり変形したりして出血(眼底出血)が起きます。糖尿病を患っている方の多くは「糖尿病のコントロールができていれば、網膜症にかかることはない」と思われていますが、そうではありません。糖尿病の管理ができていても、糖尿病網膜症にかかることはあります。しかも、よほど進行しないと自覚症状が出ない病気なので、悪化してしまいやすい。だから糖尿病の方には目の症状がなくても定期的に眼科を受診して、眼底検査を受けてほしいですね。定期検診で早期発見できれば症状の進行を抑えることにつながりますから。

足立区の糖尿病対策の取り組みにも参加されているとか。

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はい、そうです。足立区が行っている糖尿病の重症化を減らすための取り組みをサポートしています。東京都の中でも足立区は糖尿病にかかっている方が多く、血糖コントロールにもばらつきがあります。また、糖尿病と診断されていても定期的に内科受診をしていない方もたくさんいます。当院では、そういう方に定期通院をしてもらえるように働きかけています。当院の患者さんの中には、眼底検査で異常が見つかり内科に受診したら糖尿病が見つかったというケースもあるんです。このようなサポートを通して、地域の方の健康づくりに貢献していけたらいいですね。

自分の家族を診るような姿勢で親切・丁寧な診療を

読者は30~50代の子育て世代の女性が多いのですが、子どもの診察もされていますか?

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はい。子どもの診察で多いのは近視ですね。スマートフォンやタブレットの利用が一般的になっていることもあり、一昔前と比べて近視の子どもが増えています。近視だと目を細めて見てしまいがちですが、それは目にとって良くありません。見えにくい場合には度数の合った眼鏡をかけるようにしましょう。近視は遺伝的な要素もありますので、ご両親が近視だとなりやすくなります。また、海外の研究論文では、都会よりも田舎に住んでいるほうが近視になりにくいという発表がされており、環境による要因も大きいようです。田舎は視界が開けており、近くを見ることが少ないということが関係しているんでしょうね。

患者さんに啓発していきたいことを教えてください。

「ちょっとおかしいな」と思ったら、眼科に来て医師の話を聞いてみると良いと思います。何も症状がなくても、年に一度来ていただくと安心でしょう。糖尿病の方や網膜疾患の方は自覚症状が出にくいので、定期検診が必要です。早期発見・早期治療が大切ですので、必ず定期的に眼底検査を受けに来てください。また、最近問題になっているのはカラーコンタクトですね。若い女性に多いと思いますが、ドラッグストアなどですぐに手に入るということもあり、ファッション感覚でつけている方が多いようです。ですが、目に入れるものですので、きちんとした製品でないと角膜炎などのトラブルが起きる可能性があります。角膜炎もひどくなると失明に至ることもあるので、注意してほしいですね。

どんな学生時代・勤務医時代を過ごされましたか?

6年間通っていた獨協医科大学は栃木県の「おもちゃのまち」という駅にあるのですが、ほとんどの学生がその近くに住んでいたんです。外を出歩けばすぐ友人や知り合いに会う環境だったので、楽しかったですね。クラブ活動は小学校の時からやっていた剣道部に所属しました。良いメンバーが集まっていたので、東日本の医学部剣道大会で何度か優勝もできました。最近はやっていないので、またやりたいです。大学卒業後は、父の出身校である東京慈恵会医科大学の医局に入り20年勤務しました。眼科の医師になったのは、やはり父の影響が大きいですね。外科的な細かい仕事をするのが好きだったというのもあると思います。

最後にクリニックの今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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今後は勉強会を開催したいと考えています。患者さんの中には、ご自分の病気について十分に理解されないまま治療を受けてしまっている方もいます。私は患者さんご自身が病気のリスクや治療のメリット・デメリットについてよく知った上で、治療を受けてほしいと思っていますので、理解が深まるような勉強会を開きたいですね。当院は、患者さんに対してわかりやすく、丁寧な診療をしていきたいと思っています。尊敬する先生から「目の前の患者さんが自分の家族だったらどういう治療をする?」という言葉をいただいて。以来、自分も家族を診るような姿勢で診療することを心がけています。アットホームな医院でありたいと思っていますので、目でお困りのことがあれば気軽にご相談くださいね。

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