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柴地 隆宗 院長の独自取材記事

しばじクリニック

(京都市南区/西大路駅)

最終更新日:2020/04/01

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唐橋堂ノ前町、九条七本松交差点のそばにあるビルの2階にある「しばじクリニック」は、消化器外科の医師として研鑽を積んだ柴地隆宗院長が開業したクリニックだ。内科、胃腸内科、胃腸外科を診療科目に掲げ、日々の体調不良や予防接種などに対応しているほか、外科医師としての経験を存分に生かした内視鏡検査や大腸CT検査に注力し、胃がんや大腸がんでの死亡者数を0にしようと取り組んでいる。「苦痛の少ない検査があることを多くの人に知ってもらいたい」と話す柴地院長の言葉からは、がんの早期発見を使命とする医療人の熱き思いが感じられた。
(取材日2020年1月29日)

早期発見・早期治療で一人でも多くの命をつなぐ

先生が医師を志した理由を聞かせてください。

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私の母方の祖父が医師だったので、子どもの頃から「お医者さんになるといいよ」と勧められていたことが大きいように思います。とてもやりがいのある、人の役に立つ良い仕事だなあと思っていたのも理由の一つですね。外科をめざしたのは医療漫画の主人公に憧れたからです。難しい手術をこなし、人の命を救う姿に「自分もこんなふうに手術で人の命を助けられるようになりたい」と外科の医師を志しました。実際に外科医師になってからは、20年にわたって消化器外科の分野で手術などさまざまな経験を積んできました。忙しく、緊張感のある日々でしたが非常に充実した日々を送らせてもらっていたと、今振り返っても思います。

そこから開業に至ったのはなぜですか?

外科医師として患者さんと接していく中で、手術をして病気が治り、元気に退院していく患者さんをたくさん見てきましたが、その一方で、いくら手術をしても救えない症例も数多く経験しました。医師という仕事は大勢の人たちの生死にふれますが、どれだけ経験を重ねても人の死や悲しみに慣れることはありません。「どうにか一人でも多くの人に命をつないでいってもらいたい」といつも思っていました。では、そのために自分にできることは何かと考えた時、手術はもちろんですが、手術に至る前のもっと早期に病気を発見することではないかと思ったんです。そこで、これまでに培った経験を存分に発揮しながら、早期発見に努めるクリニックをつくろうと考えたのです。

病院の外科と町のクリニックでは、診療する内容も大きく変わったのではないですか?

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外科医師というと「手術ばかりしている」というイメージを持たれている人も多いかもしれません。しかし、実際にはそういうわけではないんです。手術の前に、内視鏡検査・エックス線検査・エコー検査などで病気の診断も行いますし、手術前後の体調管理も行います。患者さんが高齢の方であれば高血圧や糖尿病などの慢性疾患を患っていることも多くなるため、慢性疾患の勉強もしています。また、私は緩和治療にも力を注いできました。子どもの頃に憧れた漫画の主人公のようにどんな病気も治すような手術は残念ながらできませんが、その代わりにオールマイティーな知識と技術が必要であると考え、そのための努力をしてきましたので、幅広く対応できるのではないかと思います。

再検査が必要と言われたら、放置せず受診を

内視鏡を使った検査や治療に注力されているそうですね。

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内視鏡による検査は、病気の早期発見に非常に役立つ検査です。しかしその一方で、検査自体に怖さを感じていたり、苦手意識を持っている方が非常に多い検査でもあります。そこで、できるだけ痛くなく、苦しくない検査をするように取り組み、一人でも多くの方に検査を受けていただきたいと考えています。日本人の死亡原因の上位である大腸がんや胃がんを早く見つけるためにも、ぜひ苦痛の少ない内視鏡検査があるのだということを知っていただき、気軽な気持ちで受診していただきたいと思います。特に健康診断で再検査が必要だと言われた場合には、放置せずに受けていただきたいですね。

クリニックで行う、胃の内視鏡検査の特徴はありますか?

当院では2つの方法を実施しています。一つは麻酔で眠っている間に行う胃カメラです。静脈麻酔を行い、眠っている間に検査が終了しますので、検査自体は楽です。しかし、麻酔が覚めるまで検査終了後30~60分ほどの休憩が必要で、検査後に車の運転はできません。もう一つは鼻からの胃カメラ。こちらも鼻から麻酔を行うため、オエッという嚥下反射なく検査が可能ですが、多少の違和感は感じます。ただし、検査終了後はすぐに帰れますし、車の運転も可能です。どちらも検査する部分は同じですし、性能に違いがあるわけではないので、ライフスタイルや体調に合わせて選択してもらえたら良いと思います。

大腸の検査はいかがでしょうか?

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当院は、大腸の検査も2種類実施しています。一つは胃カメラと同じく、静脈麻酔を行って検査する方法です。こちらは、検査前に腸を洗浄するための前処置が必要となりますので、当日すぐに検査を行うことはできません。また、検査後には鎮静剤の影響が落ち着くまで、ベッドに横になってお休みいただきます。検査自体は通常20~30分で終わりますが、準備なども含めると半日ほど必要となります。しかしその分細かな検査が可能ですし、ポリープがあれば同時に処置を行うこともできます。もう一つは新しい検査方法として注目されている、大腸CT検査です。こちらも前処置が必要ですが、カメラよりは簡単で、検査も10分程度。検査終了後も早く帰れますが、ポリープなどが見つかれば再度内視鏡の検査が必要になります。

大腸がんや胃がんによる死亡者数「0」をめざして

それぞれの検査にメリットデメリットがあるのですね。

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そうですね。痛みへの恐怖の大きさや体調、年齢、家族暦など、皆さんそれぞれに違いますので、まずは医師に相談して、自分にとって納得できる方法を見つけると良いと思います。内視鏡検査を怖いと感じている人は珍しくなく、できれば受けたくないと考えている人がほとんどだと思います。患者さんが怖いと感じるのは、決しておかしなことではないんですよ。ただ、検査を受けていただかないと、体の中に異変が起きていても発見しようがありません。健康でいるためにも、まずは怖い気持ちも込みで相談してほしいと思います。その気持ちを丁寧にほぐして、安心して検査を受けてもらえるようにしていくことが、この場所での私たちの役割なのではないかと思っています。

検査はどんなときに受けたらいいのでしょうか?

まずは健康診断で精密検査の指示を受けた時です。働き盛りの年代、子育てに奮闘している年代の方は、時間を捻出するのもひと苦労かもしれません。しかし、症状が進行してから発見されることになれば入院や手術が必要となりますし、最悪の場合は命を落とすことになってしまいます。そうならないためにも、ぜひ検査を受けてください。胃カメラの場合は、ピロリ菌の感染歴がある方には、ない方よりもマメに受けていただきたいですね。とはいえ、どの検査も毎月必要な検査ではないですし、年に1度から2年に1度程度をお勧めしています。最初の検査はもちろんどんな時でもオッケーです。思い立った時に、ぜひ一度受診してみてください。

それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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私の夢は、この地域から大腸がんや胃がんで亡くなる人を0にすること。今は大きな夢かもしれませんが、一人でも多くの方に検査の重要性を知ってもらい、また楽に検査を受けていただくことで、いつかは達成できるのではないかと考えています。たいへん恐縮なことに、現在はご予約をたくさんいただき、検査までのお時間を頂戴することが増えています。「検査を受けたい」という皆さんの気持ちに少しでも早く応えられるように、クリニックの対応時間なども検討しています。一人でも多くの方に、気楽に検査を受けていただけるクリニック、皆さまに愛されるクリニックをめざして、スタッフ一同、これからも頑張っていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃カメラ/1万5000円、大腸カメラ/2万4000円、大腸CT検査/2万5000円、胃カメラ・大腸カメラ/3万5000円、胃カメラ・大腸CT検査/3万6000円
※税別、検査食・下剤含む。
※保険適用が可能な場合もありますので、詳しくはクリニックにご相談ください。

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