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小松 磨史 院長の独自取材記事

みずほクリニック

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2024/02/16

小松磨史院長 みずほクリニック main

2014年の開業以来、常に患者のことを考え進化し続ける「みずほクリニック」。形成外科の医師としてキャリアをスタートした小松磨史(こまつ・きよし)院長が、美容の分野に魅せられ幅広い診療を行いたいとの思いから誕生した。特定の治療を打ち出すのではなく、患者の悩みや要望を受け止めた上で、その人のためにできる適切な方法を提示するのが小松院長の方針。だからこそ固定観念にとらわれずに考える姿勢を貫き、研鑽も怠らない。また一人ひとりの患者との関係性を優先し、時には自身の時間を削ってでも診療に対応。美容医療への情熱を燃やし、どこまでも患者を大切にする小松院長に、勤務医時代から開業後、そして今後の展望に至るまでの思いを聞いた。

(取材日2022年12月22日/更新日2024年2月14日)

診療科を超えた幅広いメニューで多様なニーズに対応

先生のご経歴も交えて、開業の経緯を伺います。

小松磨史院長 みずほクリニック1

私は札幌医科大学を卒業後、形成外科の医師として大学病院などで約10年診療にあたりました。形成外科の中にもさまざまな分野があるのですが、その頃から美容方面に興味を持っていましたね。また医局の先輩の中に、美容外科に進んだ先生が複数いた背景もあり、日本形成外科学会形成外科専門医を取得し一通りのことができるようになった後、先輩を追いかけ上京しました。実は中学生まで東京に住んでいたので、むしろ東京のほうがホームの意識があります(笑)。さらに10年ほどがたち、ある程度技術が身についてきたら、今度は自分なりの工夫や「もっとこうしたい」というアイデアが出てきました。それらを生かし実力を試すのならば、独立するのが良いと考え開業した次第です。

開業してどんなことをやりたいとお考えだったのですか?

小松磨史院長 みずほクリニック2

美容外科や美容皮膚科はカバーする範囲が広いため、とにかくいろんなことをやってみたかったんです。一般的に、開業には「何かに特化したほうが良い」という考え方と「何でもやるべき」という考え方があります。私にも得意分野はあるものの、それだけ行っていては地域のニーズに応えきれないと思い、総合的な美容医療を提供する医院をコンセプトに診療を開始しました。現在開業11年目ですが、結果的にこの方針で良かったですね。一つの治療の説明を受けて別の治療にも興味が湧き、新たにご相談くださる患者さんも多くいらっしゃいます。すると話が広がって、自然とお付き合いが長くなるのがいいんです。治療が終わって関係が途切れるのは寂しいですし、患者さんがやがてご自身のお子さんを連れてきて、家族ぐるみのお付き合いになるのもうれしいですからね。

自身の時間よりも患者との時間を優先

先生が大切にされている「おもてなしの心」についてお聞きします。

小松磨史院長 みずほクリニック3

特定の機器や治療を強みにすると、診療がそれありきの進め方になってしまいます。当院はそうではなく、患者さんの多様なお悩みに応えられるよう、なるべく多くの引き出しを用意しております。お話を聞き、その方にとって最適といえる治療法をご提案すること、さらに安全性の担保をモットーとしています。術後の万一に備え、緊急連絡先をお教えし、女性看護師とともに24時間体制を敷いています。また、患者さんの数が多い中、私のみで美容分野の診療を行っているため、一人あたりの診察時間がどうしても短くなってしまうことがあります。それでは皆さんのお悩みをきちんと聞いて差し上げられないと考え、最近は休診日も私が患者さんからのお電話に出て、ご希望の場合ご来院にも対応することがあります。スタッフがいないので治療まではできないかもしれませんが、お急ぎの方やじっくり話を聞いてほしいという方は、ぜひご相談ください。

先生ご自身の時間がなくなってしまうのでは?

仕事は私にとって生きがいで、生活の一部ではなく全部。時間とお金、エネルギーをすべて仕事に注ぎ込んでおり、休診日もだいたい医院で作業や業者さんとの打ち合わせをしているため、そこは問題ありません。効率を考えるなら短時間で多くの患者さんを診るのが良いのでしょうが、それではどこか味気なく、患者さんを真に大切にしていることにはならないとも思うんです。休診日を活用すれば普段の診療に余裕が生まれますし、ご希望でしたらたっぷり時間をとってご相談に応じられます。仕事をしている時や患者さんとお話をしている時が一番楽しいので、多くの方に来ていただけたらそれだけでハッピーです。

スタッフ教育についても教えてください。

小松磨史院長 みずほクリニック4

スタッフにも成長してほしいと考え、セミナーや勉強会への参加を定期的に促しています。そして参加するだけでなく、院内で必ずフィードバックしてもらっています。あとは美容外科の医院同士のつながりを生かし、必要があれば手術の見学やディスカッションも行っていますね。学びの場がないと毎日手を動かしているだけになり、考える力を失ってしまいます。反面、外に出れば新たな刺激を受けられますし、他院のスタッフとの交流を通して得られる知見もあると思います。また教育体制以外にも、短めの勤務時間や給与面の優遇などモチベーションを持って働ける環境を整えています。その分、勤務中は集中して密度の高い仕事をしてほしいと伝えており、長く勤めてくれているスタッフは多いですね。

「治療がない」で終わらせず、実現可能な方法を探る

形成外科の道に進んだ理由や、勤務医時代の学びについて伺います。

小松磨史院長 みずほクリニック5

先輩方から形成外科の話を聞いたのがきっかけではありましたが、実際に入局してから「見た目を治す」という点に面白さを感じました。身体機能を改善する科が多い中、美容外科にも近い考え方が当時は新鮮でした。そこでやけどの治療や皮膚移植などの形成外科診療を経験した後、第2の専門を持つべく美容分野を学びました。多くの先輩方に言われて大事にしているのは、「やってもいいがやり過ぎてはいけない」という教え。患者さんに喜んでもらいたいがために前のめりになり過ぎると、治療がおかしな方向へ進んでしまい、トラブルや予想外の結果を招いてしまうという意味です。難しいバランスではありますが、パッションを大切にしつつ、客観的な視点もある程度持つようにしています。

そうした教えをもとに、現在診療で心がけていることを教えてください。

患者さんのお悩みやご要望、予算、許容できるダウンタイムなどを確認し、実現可能な範囲で複数のメニューをご提案しています。時には変わったリクエストもあるのですが、医療者側が「そういう施術はありません」と言ってしまったらそこで終わり。ご希望に100%応えられなくとも、60~70%であれば満たせる方法を自分なりに工夫し考えます。そうやって従来はなかったようなアプローチ法が誕生し、当院のメニューに新たに加わるのです。ヒントを与えてくださるという意味では患者さんに育ててもらっている感覚があり、逆にありがたく思いますね。あとは診察時に患者さんが緊張しないよう、フレンドリーな雰囲気で接しています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

小松磨史院長 みずほクリニック6

幅広く診療していると、一つ一つが薄くなってしまうのではと思う方もいるかもしれません。しかし当院の目標は、各治療のクオリティーの高さを評価していただけるような、広く深く診療する医院。今以上に進化するならばメニューを増やすだけでなく、今ある技術を駆使してよりトラブルが少なく、満足度の高い治療をめざすことも重要だと考えています。どんなお悩みでも、考えれば何か解決法が見つかるはず。当院ではそんな思いで諦めずに対応いたします。方法がないという理由で治療を断られてしまった方に対しても、治すまではいかずとも改善が望める方法をご提供できる可能性がありますので、ぜひ一度お越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しわケア/1万1000円~、しみケア/1100円~

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