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豊田 美都 院長の独自取材記事

太陽の丘クリニック

(福岡市東区/門松駅)

最終更新日:2020/12/23

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県道35号から一本道を入った小高い丘の上にある「太陽の丘クリニック」。院内のそこかしこに絵画や調度品が飾られ、ラウンジからは山と湖を望む。まるで美術館のようなたたずまいに、来院者からは「癒やされる」という声がよく聞かれるという。豊田美都院長は、大学病院や総合病院、アメリカの研究所で研鑽を積んだ後に、予約制で診療を行う同クリニックを開業した。西洋医学をベースにしながら、患者自身の持つ自然治癒力を引き出すことで、できるだけ薬に頼らない治療をめざし、地域住民だけでなく、県外からも難治性の皮膚疾患に悩む患者が訪れる。豊田院長にクリニックや診療の特徴などについて話を聞いた。(取材日2020年12月1日)

日常を忘れられる自然豊かな癒やしのクリニック

こんな自然豊かな場所にクリニックがあることに驚きました。

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県道筑紫野古賀線から一本道を入ると、こんな場所があったのかと驚かれる患者さんは多いですね。「通院するのが楽しみ」「来るだけで癒やされる」「子どもがここには喜んで行く」といった声をお聞きします。病院らしくないクリニックを理想としています。消毒のにおいがしたり、医療機器に囲まれていたりすると、来院された方も緊張してしまいますよね。当クリニックは、患者さんが慌ただしい日常をふと忘れられるような広々とした空間で、クリニックの奥にあるラウンジからは湖も見えます。自然の美しい景色を眺めながらゆっくりしていただきたいと思っています。

こちらで開院するまでの経緯を教えてください。

熊本大学医学部を卒業後、九州大学病院皮膚科に12年間在籍しました。皮膚科を選んだのは、私自身、20歳過ぎまでニキビですごく悩んでいたからです。顔中ニキビだらけで、自分の外見に対するコンプレックスがありました。それで、皮膚疾患で悩んでいらっしゃる方の力になりたいと考えたのです。大学病院や総合病院で臨床経験を積み、アメリカのサンディエゴにある企業の研究所でも学びました。そこでは、幹細胞を使った皮膚移植の実験を行い、帰国後にその幹細胞に関する研究で博士号を取りました。開業はまったく考えていませんでした。ところが、診療を続け、学びも深めていくにつれて、西洋医学だけでは患者さんを根本的な治癒には導けないという考えに至ったんです。ちょうどその頃に開業のお話をいただいたので、西洋医学をベースに、漢方などを組み合わせて患者さんの自然治癒力にアプローチする、当クリニックを開業することになったのです。

医師をめざしたきっかけは何ですか?

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父が精神科医をしていたので、自然と医師を志すようになりました。父は勤務医で、平日は外で仕事をして休日は疲れて家でずっと寝ているというような状態だったのですが、仕事に打ち込んでいる姿に何か感じるものがあったのかもしれません。大学時代は硬式テニス部に所属し、部活動に明け暮れました。高校まで何も部活をしていなかったので、上下関係のきちんとした部活で心身を鍛えたいという思いがあり入部しました。テニス自体が楽しくてはまってしまい、5年生で引退するまでは土日も平日も関係なく活動していました。そこで人間関係はもちろん、一つのことを続けることの大切さも学びました。

心と体はつながっている。体全体を診る診療を

皮膚科、内科、心療内科を標榜されていますね。

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アトピーやじんましん、ニキビ、円形脱毛症、イボ、良性の腫瘍といった一般的な皮膚科の疾患の方が多く、内科では高血圧や糖尿病といった慢性疾患の患者さん、心療内科では、できるだけ薬を使いたくないという方やカウンセリングを受けたいという方の診察をしています。皮膚の疾患をこじらせている方は、心が弱っていたり落ち込みやすかったりするなど、皮膚症状と心の状態は密接に関わっています。皆さんも、心が元気になると皮膚の症状も改善するとか、逆に皮膚の症状が良くなることで心も元気になるというのは、聞いたことがあるかもしれません。心と体は別々ではなく、つながっているのです。そして、心も体もそのバランスが崩れると病気が起こることがあるので、症状が出ているところだけでなく全体を診るようにしています。

こちらにはどんな患者さんが多く来られますか?

地域としては、近隣の久山町、篠栗町の方が多いですが、県外の熊本や長崎、遠くは東京からも難治性疾患の相談に見えることがあります。当クリニックでは、西洋医学をベースにしながらできるだけ薬に頼らない治療をめざしています。西洋医学は感染症や救急の医療に関しては適したお薬が多いです。一方、皮膚の炎症を抑えたいときにステロイド剤を使いますが、このステロイド剤では根本からの治癒は難しいのです。特に成人になってから発症する皮膚症状の多くは、日々の疲れやストレス、生活習慣が影響しているので、薬で症状を抑えるだけではなかなか治らないことがあります。睡眠や食生活、内臓の疲れなどに目を向け、体質を根本から変えていくアプローチの仕方を提案し、自然治癒力のアップを図っています。そういった当クリニックの方針から、遠方からも患者さんが来られているのかなと思います。

人間ドックや健康診断も行っているんですね。

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CTやレントゲン、心電図、エコー検査、眼底検査、血液検査といった一通りの検査をするための設備を整えており、完全予約制で人間ドックや健康診断を行っています。明るくゆったりとした空間の中で、待ち時間なく受診していただけます。通常の診療でも、必要であればすぐに検査に対応可能なのがメリットですね。特にCT検査は、受診後に改めてCTの予約を取り直して後日検査になるというケースが多いと思いますが、当クリニックでは診察した日に検査まで終えることも可能です。また、土日祝日も診療していますので、仕事をしている方や忙しい方も通いやすいと思います。

患者自身の持つ自然治癒力を引き出すために

診療で心がけているのはどんなことですか?

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まず心がけているのは患者さんときちんと向き合うことです。私たち医療者ができるのは病気が治る手助けをすることだと考えています。「自分が治してあげよう」と患者さんの上に立つのではなく、患者さんの疑問にもしっかりと答えて信頼関係を築くことで、患者さんの意識の変化が促せるようになると思っています。それから、それぞれの患者さんに合った治療をするということも心がけています。忙しくてなかなか病院に来られない方だったら、まずは薬を出して症状を抑えるのもありでしょう。本気で病気を治したいのでしっかり通っていきたいと考えている方でしたら、じっくり腰を据えて体質を変えていく治療をしていきます。患者さんの生活スタイルや考えをくみ取りながら治療方針を提案しています。

患者さんが主体ということですね。

患者さんは、なかなか治らないと「どうせ治らない」と、ご自身で決めてしまっている場合があるんです。長年の経過で仕方のないことですが、少しでも痛みをとったり症状を緩和させたりすることができて「治る」という気持ちに意識がシフトしていけたら、自然治癒力が高まって、いいほうに向かっていくのではないかと思います。以前、大学病院や総合病院で働いていた時は、西洋医学以外の治療法を否定していました。例えば、民間療法をされていたがん患者さんを診たときは、「医学的根拠がないからやめてください」というふうに言っていたんですね。でも今は、健康な人にはわからない悲しみや苦しみがあると思うので、その気持ちに寄り添いながら診療したいと考えています。それは医師だけでなくスタッフも同じ。スタッフの声かけ一つで患者さんの気持ちも変わると思うので、元気になってほしいという思いで一人ひとりに接しています。

今後めざすクリニックの姿と読者へのメッセージをお願いします。

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第一に、今通院してくださっている方を大切にして、地域の方に「何かあったらあそこに相談したらいい」と安心していただけるような医療を提供したいという思いが根底にあります。現代は、多くの方が仕事や家庭を持ち、ゆっくりする間もなく頑張っています。そうした日々の積み重ねで、体の疲れが引き金で病気になったり、皮膚症状が出たり、心が少し病んでしまう方もおられます。また、女性は30~50代にかけてホルモンバランスの乱れで女性特有の体のつらさが出くることがあります。私も同じ女性としてそんな方々に寄り添いながら、患者さん一人ひとりに合わせた治療を提案することで、健康で美しく輝いていけるお手伝いをできたらと思っています。ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/2万5000円~

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