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山田 翔 院長の独自取材記事

たけのやま歯科

(日進市/杁ヶ池公園駅)

最終更新日:2021/10/12

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名鉄バス・椙山女学園日進バス停からすぐの「たけのやま歯科」。院長の山田翔先生は、虫歯や歯周病の「予防」に重きを置いており、保育園の園医も務めながら、行政と力を合わせて虫歯予防を訴える企画の推進もしている。モダンな外観のクリニックの中に一歩入ると、目に付くのはグリーンやオレンジのカラフルな椅子。また、かわいいテントのある広々としたキッズルームや、家族で一緒に入って診療してもらえるファミリールームなど、子ども連れにうれしい設備が充実している。表面麻酔など痛みの少ない治療にも積極的だ。「虫歯のない未来」をめざす山田院長に、予防の意味や方法など話を聞いた。

(取材日2016年10月21日)

虫歯のない子ども、虫歯のない未来を実現したい!

遊び心の感じられる明るい雰囲気のクリニックですね。

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開業して、おかげさまで約2年が経ちました。最初から「虫歯予防」を大切にしたいという想いを持っていたので、小さな子どもたちがここに来るのが嫌にならないように、できるだけ病院らしく見えない建物にしたつもりです。この場所を選んだのも、開業にあたって場所を探していたときに、ここの目の前に新しく小学校と中学校ができると知ったことが大きかったですね。それだけ子どもたちが増えている地域なら、虫歯予防に関していろいろな取り組みができるだろうと思ったんです。ここは新しく開発された地域なので若いファミリーが多く、子どもや赤ちゃんが本当にたくさんいる珍しい地域だと思いますよ。子どもたちの予防のためには周りの大人のお口の健康状態もとても大切ですから、もちろん大人の方、年配の方、皆さん大歓迎です!

なぜ歯科医師になろうと思われたのですか?

父が歯科医師だったので、幼い頃から父の背中を見て育ちました。漠然とですが、「カッコイイな」と思っていたんです。実際に父の仕事場にはあまり行ったことはなくて、どんな風に仕事をしていたのかは知らないんですが……。それで小学校の卒業文集に、「僕は虫歯をなくす歯医者になる。研究して、歯医者がいらない世の中を作る。でも、歯を守るためのことをやらなくちゃいけないので、仕事がなくなるわけではなく、歯医者のかたちが変わる」、そう書いているんです。今思うと、よく小学生のときにこんなこと考えたなと思いますけどね(笑)。男の子は父親を超えたいと思うものだと言いますから、きっと私なりにどうやったら父親を超えられるのか考えた結果だったんでしょうね。

歯科医師として、特に「予防」に力を入れようと思ったのはなぜですか?

実際に歯医者になり、患者さんを診るようになって思ったのは、「なんで何度も同じ歯を治療することになるんだろう?」ということでした。実は、実際の治療の現場では、初めて削る歯というのは結構少ないんですね。以前に別の歯医者さんが治療したところ、そこをまた治療するということが多いんです。治療すれば患者さんは喜んでくれますが、「これは何か違うな」と思いました。実際、どんなにいい材料や精度で治療しても、その状態を保つのはその後のメンテナンスにかかっているんです。ですから、予防せずに歯を削ったり詰めたりしているだけではダメなんですね。2012年に、予防先進国といわれるスウェーデンでの研修に参加した経験も大きかったです。

治療が必要にならないように、そのための情報を提供

歯科における「予防」とは、具体的にどういうことを指すのでしょうか?

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誤解されがちなんですが、歯医者さんに定期検診に行くことが予防だと思っている人が多いような気がします。それも確かに予防には違いないんですが、予防には一次予防、二次予防、三次予防があるんです。早期発見、早期治療も予防なんですが、これは二次予防。治療をすることが前提にあります。それよりも、歯が悪くならないようにするという、一次予防が一番大切なんです。私たちが、どんなにいい治療をしてお口を無菌に近い状態にしたとしても、3日歯磨きをしなかったら、歯茎はすぐに悪い状態に戻ってしまいます。また、食習慣も大切なポイントです。何をどうすれば健康な歯が保てるのか、それをきちんとお伝えするのが私たちの仕事なんだと思っています。

開業して良かったこと、大変だと思うことを教えてください。

開業して良かったと思うのは、私が訴えていることがクチコミで少しずつ広まっていると実感できることです。当院にはまだ歯の生えていない赤ちゃんも来ますから、お母さんには「歯並びは離乳食のあたりから決まるんですよ」と話していますが、そういう情報をクチコミで聞いて来院してくれる人がいるんです。私がここに来た人に「大事だよ」と繰り返し言っていると、それがだんだん広まっていくんですね。大変なのは、“本当に来てほしい人”に来てもらえるようにすることです。虫歯予防を掲げているところには、意識が高めで虫歯のない人が来て、本当に予防が必要な人ほど来ない傾向があるんですよ(笑)。ですから、お金の面、通院の回数、雰囲気など、できるだけハードルを低くするように工夫しています。

予防を考えると、小さなお子さんやその親御さんへの教育が必要になりますね?

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虫歯だらけだった小さな子どもが、永久歯で虫歯がない状態を維持できるようになったりすると、「よーしっ!」と思います(笑)。でも自分のクリニックに留まっているだけでは、できることに限界がありますよね? ですから行政と積極的に関わっていく活動もしています。例えば同じ月齢の子どもとその親が集まるような場所で、歯科教室のようなことをしたいと考えていて、現在交渉中です。また、保育園の園医をしているので、園の先生たちにも話をさせてもらったり、調理師さんたちにどんなおやつを作っているのか見せてもらったりもしているんですよ。ほかにも、私が始めた勉強会があって、そこには歯医者さんなど今まで200人くらいの人が参加してくれています。

虫歯や歯周病の予防は、毎日の食習慣から

口腔内の健康と全身の健康は、どのように関わっているのでしょうか?

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歯周病が、糖尿病とか脳血管の病気のリスクを上げているというのは、最近よく言われていることです。歯周病は、歯茎の血管に炎症が起きている状態です。ということは、血管が汚され続けているということ。そして、それらが血管内のプラークになっていく可能性があるんです。それが脳で詰まれば脳梗塞、心筋で詰まれば心筋梗塞。そう考えると怖いですよね。それからよく、口をポカーンと開けている子どもがいます。歯は唇と舌の間に並ぶのですが、口を開けていると後ろからベロで押されるだけになり、前に出やすいんです。口呼吸が原因の歯並びの悪さというのもあるんですね。このように、口のトラブルの原因をたどっていくと、全身とリンクするような問題があることも多いですね。

健康な歯を保つためには、何が一番大事だと思われますか?

たぶん、歯に対する意識を持ち続けることが一番大事だと思います。フッ素を塗ることがすごく大事なんじゃなくて、歯磨きをきちんとすることや食習慣を整えることなど当たり前のことを、毎日の生活の中でどれだけ実践できるかということですね。乳歯と生えたての永久歯はとても虫歯になりやすいのですが、大人になって石灰化が出来上がった歯は、案外虫歯になりにくいものなんです。自然界の動物に虫歯がほとんどないことを考えると、人間の食習慣に問題があると言わざるを得ません。昔は親が虫歯なら子も虫歯、遺伝だと言われましたが、親子で同じ食習慣だから虫歯ができたとも考えられます。幼児の虫歯の場合、甘いものを食べたり飲み過ぎるなど、食習慣で虫歯になっていることが多いのが実情です。お母さんにはぜひ気をつけていただきたいですね。

最後になりますが、先生が患者さんと接する際に大切にしていることがありましたら教えてください。

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私はお伝えしたいことが多くてよくしゃべってしまいがちなのですが、そのぶん意識しているのは「患者さんの話をしっかり聞くこと」です。伝えることは確かに大事なんですが、その人がどうしてそういう行動をとっているのか、生活背景や家庭環境を聞かないとわからないことがたくさんあります。「夜遅い食事はよくない」と言っても、夜勤や夜遅い仕事なのかもしれません。それは変えようとしてできることではないですよね。そういう背景をしっかり聞いた上で、何を不安に思っているのか拾い上げることに気を配っています。なるべく柔らかく、できるだけ親しみやすい雰囲気を心がけていますので、安心して何でも相談してください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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