山本 純也 院長の独自取材記事
せたがや歯科室
(世田谷区/松陰神社前駅)
最終更新日:2025/06/23

松陰神社前駅の目の前。「せたがや歯科室」は、子どもから高齢者まで家族3世代で通う患者も多い、地域に根差した歯科医院だ。一般歯科の他、小児歯科や矯正歯科、予防歯科、インプラント治療、入れ歯治療、歯科口腔外科など幅広い診療を提供。院内はバリアフリー、診察室は個室仕様、歯科用CTやマイクロスコープをはじめ先進機器を導入するなど、誰もが安心し快適に通院できるよう環境を整えている。2025年5月に院長に就任した山本純也先生は、研修医時代に大学病院の口腔外科で研鑽を積んだ後、2016年より同院に勤務し、2021年からは副院長も務めてきた。「地域の方々に、ここなら安心して通えると思っていただける歯科医院でありたいです」と語る山本先生に、同院の魅力や診療において大切にしていることなどを聞いた。
(取材日2025年5月21日)
どの分野でも偏ることなく、より良い治療を提供したい
先生は、なぜ歯科医師をめざそうと思ったのですか?

私は、祖父も父も歯科医師という環境で生まれ育ちました。それなのに、恥ずかしながら子どもの頃は虫歯が多くて。実家とは違う小児歯科に通っていたのですが、それがもう本当に嫌でトラウマになるぐらい、私の中では「歯科医院=嫌な所」でした(笑)。でも、高校生の頃、ある夜眠れないほど歯が痛くなり、翌朝一番に父に治療してもらいました。その時、「歯科医師ってすごいな」と初めて思いました。普段家で見ている父と仕事中の父、そのギャップもすごく印象的で、私は思春期でしたが素直にかっこいいと思いました。この出来事が歯科医師をめざす直接的なきっかけになったかもしれません。
大学卒業後、こちらの院長に就任するまでの経緯を教えてください。
学生時代は口腔外科に関心があり、外科の道に進むことを考えていました。そんな時、当院を運営する法人の理事長と出会い、「歯をいかに残すか」という保存治療の理念に強く惹かれ、これまで培った知識と技術をその分野で生かしたいと考えて、当院に勤務することにしました。勤務して9年が経過した頃、 実家の歯科医院を継ぐタイミングなども検討していたところ、院長から「ここで院長を務め、もう少し学んでみないか」と勧められました。臨床技術の研鑽だけでなく、スタッフマネジメントや経営面も深く学びたいと考え、その提案を受けて院長に就任しました。
こちらの歯科医院ならではの「強み」はどのようなところだと思いますか?

当院では、特定の診療分野に偏ることなく、どの分野の治療にも力を入れています。どのような疾患、症状を持つ患者さんにも、一般歯科をメインに、矯正歯科、歯周病、義歯、インプラント治療など、それぞれの分野で質を重視した治療を行えるところが強みだと考えています。より良い治療ができるよう、歯科用CTやマイクロスコープなど先進の設備も導入しています。また、歯科衛生士は担当制とし、お口のケアはいつも同じ歯科衛生士が対応するようにしています。患者さんの生活背景なども把握した上で継続的にケアしていくことで、口腔内を良い状態で維持することにつながりますし、患者さんにも安心して通っていただけていると考えています。
痛みや不安を取り除き、安心して通える歯科をめざす
地域の方に親しまれ、ご家族3世代で通っている患者さんも多いと聞きました。

そうですね。当院は駅からすぐ近く、わかりやすい場所にありますし、どなたでも気軽にお立ち寄りいただけると思います。通りがかりに、ごあいさつだけ立ち寄ってくださる患者さんもいらっしゃるほどです。お子さんからお父さんお母さん、おじいさんおばあさんまで家族3世代で通ってくださる方も多いですよ。駅近というだけでなく、院内はバリアフリーで、診察室はすべて個室仕様ですので、車いすやベビーカーでも安心していらしていただけます。どなたでも安心かつ快適に診察を受けていただけるよう配慮した環境を整えています。
診療において大切にしていることを教えてください。
私の幼少期の経験から、患者さんが歯科医院を怖い、嫌いと思う気持ちはとてもよくわかります。ですから、とにかく患者さんに安心していただくことを大切に、「ここなら通えそうだな」と思っていただける歯科医院でありたいです。そのために歯科医師もスタッフも、いつでも温かい笑顔と気さくな雰囲気でお迎えできるよう努めています。また、多くの方が「歯科医院=痛い」という意識をお持ちだと思うので、麻酔を使う際にも、より痛みを減らせるよう配慮しています。当院では表面麻酔や電動麻酔器を使用するなど、麻酔をする際の痛みも極力減らせる方法を採用し、加えて「緊張をほぐして痛みを感じにくくするため、麻酔の注射を打つ瞬間に息を吐いてもらう」など、これまでの経験に基づく工夫も取り入れています。痛みどころか「何も感じなかった」と患者さんにおっしゃっていただけたら、とてもうれしいですね。
患者さんとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

患者さんのお気持ちを引き出すことが大切だと思っていて、まずは「傾聴」の姿勢でしっかりお話を受け止め、「どうしたらこの方が本当におっしゃりたいことが聞けるだろう」ということを常に意識していますね。また、お話がとても好きな方、あまり得意でない方など、さまざまな患者さんがいらっしゃいますので、お一人お一人の様子を見ながらコミュニケーションを図るようにしています。患者さんによっては、初診時にはお話だけにして「今日はここまでにして、この先は次にしましょう」とあえて時間をかけて診療を進めることもありますよ。
チームワークで地域の歯科医療に貢献していきたい
スタッフとのコミュニケーションも大切にされているそうですね。

はい。患者さんに安心して治療を受けていただける、地域に根差したアットホームな歯科医院であり続けるためには、スタッフの協力が不可欠です。当院の歯科医師や歯科衛生士、スタッフは皆とても心の温かい人たちばかり。全面的に頼りにしていますし、院内のチームワークは良好だと思っています。月1回は全職種でのミーティングを、2ヵ月に1回は歯科医師と歯科衛生士の勉強会を行っています。院長になってから、よりスタッフとのコミュニケーションが大事だと思うようになり、今は1人のスタッフと1日に2回は話そうと思っています。新人のスタッフには気持ちを盛り上げてやる気を出してもらえるよう声をかけ、ベテランのスタッフには新人のフォローに対する感謝を伝えるなど、皆がモチベーションを維持し「ここで働けて良かった」と思ってもらえるようにしていきたいですね。
今後、どのような歯科医院にしていきたいですか?
当院が開業して10年以上経過しますが、現在通ってくださっている患者さんを大切に、また次の世代の方々にも、お口の悩みの治療を通じて日々の食事や生活が楽しくなるように貢献していきたいと考えています。スタッフ全員で温かな歯科医院の雰囲気を保ちながら、日進月歩の医療に遅れを取らないよう知識と技術を磨き、先進の歯科医療を患者さんに提供することをめざします。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当院に一歩足を踏み入れていただければ、アットホームな雰囲気を実感していただけると思います。きっと「また来たい」と思っていただけることでしょう(笑)。患者さんのお悩みや不安を解決して笑顔でお帰りいただけるよう、精一杯努めさせていただきますので、お口に関する気がかりや心配事があるときは、ぜひ一度いらしてください。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/33万円〜、成人矯正/71万5000円~、インプラント治療:下顎第一大臼歯に1本インプラントを埋入した場合/36万円~、上顎前歯部をインプラントにした場合/42万9000円~、金属床義歯/33万円〜、ノンクラスプデンチャー(片側)/8万8000円~、セラミックを用いた治療/6万500円〜、オフィスホワイトニング/3万3000円〜、ホームホワイトニング/2万7500円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。