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橋場 裕一 院長の独自取材記事

はしば糖尿病内科クリニック

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2019/08/28

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「糖尿病の治療を後回しにしないでほしい」と願う日本糖尿病学会糖尿病専門医の橋場裕一先生は2014年10月、二子玉川駅から徒歩2分の場所に「はしば糖尿病内科クリニック」を開業。「長期間のサポートが必要な糖尿病の患者さんに、通いやすく運動療法にも適した自然の多い場所で専門治療を受けてほしい」という思いがある。 特色はHbA1cや血糖値など糖尿病の指標はもちろん、コレステロールや肝機能、腎機能まで診察当日にわかる院内検査が可能なことと、医師・看護師・管理栄養士などの専門スタッフで構成された「チーム医療」を展開していること。徹底した患者目線でのクリニックづくりにこだわる院長にじっくり話を聞いた。
(取材日2014年10月25日)

高血糖や脂質異常を指摘されたら、迷わず専門医院へ

まず開業理由からお聞かせください。

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糖尿病は初期段階で受診すれば、インスリン注射などを用いなくても、食事や運動療法だけでコントロールすることが可能ですが、それをご存じの方は決して多くありません。私がこれまで診療してきた大学病院などでは、自分から糖尿病内科を受診する人は少数派で、別の科で血糖値が高いからと受診を勧められるケースが多かったです。しかも働き盛りの方は忙しくてなかなか病院に行けず、状態が悪くなっていくケースも。そうした患者さんと接するうちに「初期の段階での受診」と「一人ひとりに合った専門的な治療」を伝えていく必要性を痛感しました。実は開業するにあたり、「糖尿病内科」という名前をつけることに周りから反対されたんです。患者さんの範囲を限定することになりますからね。でも、私はあえてそうしました。それは「糖尿病かな?」と思ったときに迷うことなく来院していただき、早い段階から専門的な治療を受けてほしいと思ったからです。

専門的な治療とは、具体的にどのようなものですか?

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糖尿病とは、インスリン作用の不足によって慢性的に高血糖状態になること。当院では、その原因を突き止めるために患者さんの生活習慣を中心にこれまでの経過を何十年もさかのぼってお聞きし確認します。その後、血液、尿、動脈硬化の院内迅速検査を行い、その結果を踏まえ、医師・看護師・管理栄養士がチームとなって治療にあたります。糖尿病ケアに詳しい看護師が生活習慣における問題点を把握し、インスリン注射や自己血糖測定の手技の指導を行い、管理栄養士は食事療法を担当。そして日本糖尿病学会糖尿病専門医資格を持つ私が治療方針の決定を含めチームを統括します。そして当院では定期的に患者さんの状態を確認し、注意すべき点や治療方針などについて議論しています。

患者さんにとって、チーム医療のメリットは?

チーム医療により、より深く専門的に指導や治療を行うことが可能です。来院のたびに、医師、看護師、管理栄養士などがそれぞれ指導、治療しますからね。1人の患者さんにじっくり時間をかけることができます。それから複数の医療スタッフがいることで、患者さんも話しやすくなるんですよ。実際に、医師の私の前では「きちんと食事管理をしています」と言っていた患者さんが、看護師には「実は昨夜、おせんべいを食べてしまったんです」と打ち明けることもよくあります(笑)。まずスタッフの誰かに心を開いていただく、この積み重ねがとても大切だと思います。正確な状況把握は正確な診断につながりますから。

専門家によるチーム医療で患者を救いたい

糖尿病に対するチーム医療を行う場として、二子玉川を選ばれた理由をお聞かせください。

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1つは「自然が多い」ということ。糖尿病治療では、食事と運動が非常に重要ですから、自然がある場所に開業したいという思いがありました。私は浅草の出身ですが、大学卒業後に世田谷区にある自衛隊中央病院で研修を受けた時にこの辺の地域になじみを持ち、多摩川やその周辺の自然が日常の運動をする場として適していると感じたんです。2つ目は「通院における利便性」です。糖尿病は、長期の療養・サポートが必要ですから、患者さんにとって通いやすい場に開業したいと思っていました。ここは東京都ですが神奈川県川崎市とも隣接していますし、東京から神奈川まで広く地域に貢献できると考えました。

「生活習慣病」とも言われている糖尿病の原因や現状についてお聞かせください。

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「糖尿病が強く疑われる人」と「糖尿病の可能性を否定できない人」を合わせると、2007年時点で約2210万人いると言われ、さらに、小児2型糖尿病も今後増えると思われます。大きな原因はライフスタイルの変化による環境因子。ここ30年間の統計では1日の総エネルギー摂取量は減少しているものの、動物性脂肪の摂取量が増加し、糖尿病の増加と相関しています。また、単純糖質の摂取量増加や食物繊維摂取量の低下も危険因子であり、さまざまな要因が複雑に関与しています。ですから単に「痩せなさい」「食事に注意しなさい」と言われるだけでは、患者さんもどうしたらよいか、なかなかわからないですよね。その結果、「お米は悪い」「炭水化物は悪者だ」など、メディアで取り上げられた内容を信じ、それが自分に合った食事療法かどうかもわからずに実践してしまう人が多いんです。

どのような食事が理想でしょうか。

人種や性別によって理想の食事は違うと思います。日本人にはやはり世界でも健康食として取り上げられる和食がいいのではないでしょうか。また、食べる順番もとても大切です。野菜、おかず、炭水化物の順に食べるといいでしょう。食べ方についてもひと口30回くらい噛めればいいですね。さらに腹八分目に抑えることができれば理想的です。もしわからない場合は、まず専門の医療機関を受診し、自分の状態をしっかり把握してから自分に合った食事療法を選択してほしいと思います。

患者の「明るく楽しく健康長寿」を実現させることが夢

先生も日頃から食生活や運動などに気をつけているのでしょうか。

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私はなるべく自宅で和食を食べるようにしています。休日には妻と買い物に行ったり、帰りに一緒に食材を選んだりしてリフレッシュしています。運動は、中学から大学4年まで10年ほどバレーボールをやっていました。私は体脂肪率6%台なので「踊るほうのバレエですか?」とよく言われますけどね。ちなみに私は江戸っ子で、男子校出身なので男気あふれる環境で育ってきたんですよ(笑)。現在ではバレーボールをする環境がないので、自宅でなるべく2日あけずに筋力トレーニングをしています。

将来的にめざす糖尿病医療や、先生の夢についてお聞かせください。

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まずは専門スタッフによる「チーム医療」を二子玉川にしっかり根づかせ、他の医療機関とも積極的に連携していきたいです。当院に来院した患者さんには、治療内容や経過を記録する「糖尿病連携手帳」を必ずお渡ししています。これがあれば他の医療機関もすぐに状態を把握することができますので、もっと普及させていきたいと思っています。また、糖尿病は早期発見・早期治療がとても大事ですから、健康診断などで少しでも異常値が見られたら迷わず受診することや専門的な治療の重要性についても啓発していきたい。この他、医師会の講演会をはじめ、当院で開く糖尿病教室や多摩川でのウォーキングラリー、調理教室などをもっと積極的に行っていきたいですね。大病院と糖尿病の専門的治療を受けることができる各地域の診療所がうまく連携し、患者さんの「明るく楽しく健康長寿」を実現することが私の夢。これは当院のモットーでもあります。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

健康診断で高血糖や脂質異常、肥満などを指摘されたら、ぜひ糖尿病専門の医療機関を受診しましょう。大事なのは早期発見・早期治療。自覚症状がないからと放置することが一番良くありません。早期であればインスリンを使うことなく食事・運動療法でコントロールすることも可能です。ただ、糖尿病を中心とした生活習慣病の治療は長期にわたるため、患者さんにとっては大きな負担になります。当クリニックではそのような負担を少しでも軽減するため、内装を緑と白を基調にし、北欧でよく見かけるという模様へリンボーンで自然を演出しています。ご年配の方や女性の方にも清潔感と居心地の良さを感じていただけるでしょう。私以外のスタッフは全員女性ですし、私に話しづらかったら看護師や管理栄養士が対応します。当院の糖尿病チーム医療により、皆さまの「明るく楽しく健康長寿」が実現できるよう全力を尽くしますので、どうぞお気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インフルエンザ予防接種/3700円(2019年1月現在)
※高齢者助成金対象者は自己負担1200円、子ども助成金対象者は2700円です。詳しくはクリニックまでお問い合わせください。

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