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山下 真有美 院長の独自取材記事

歯科 りりあ堂

(神戸市東灘区/摂津本山駅)

最終更新日:2020/04/01

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摂津本山駅から徒歩1分。ワンブロック南側の、おしゃれな通りに面した「歯科 りりあ堂」を訪ねた。2013年7月に開院したこちらは、まずその外装からして個性的。入り口に、のれんを出した和風の飲食店のようなたたずまい。さらに「歯科 りりあ堂」という名前も、インパクトがある。「愛猫の名前をつけました」、と笑う院長の山下真有美先生は、歯科医師としての仕事に失望し、一度は歯科業界を引退したという少し変わった経歴の持ち主。そこから、なぜ開院に至ったのか、そしてインターネット上でも情報を発信している「舌はがし」について、さらには今後、歯科を通じてどう地域へ貢献していくのか、を熱く、深く、語ってもらった。
(取材日2019年1月15日)

患者をもてなす気持ちを込めた和の空間

外観、内装、診療方針、すべてに先生の思いがあふれていますね。

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患者さんが、おうちでくつろぐような気分で、治療やメンテナンスを受けていただけるよう、当院の内外装は「和」をコンセプトにしています。紅殻格子の扉を開けていただくと、土間のような空間で、受付になっています。上がり框(かまち)の向こうは床の間のある待合室、診察室は畳風の床材を敷いた純和風の造りと細部までこだわりました。診療においては、予防歯科に力を入れており、虫歯や歯周病も、なるべく歯を削らずに治療するというのが、私のモットーです。歯は削れば削るほど寿命が短くなり、一度削った歯はもう二度と元の状態には戻らないので、私は歯を削るのが大嫌いなんです。そういうところも、一般的な歯科医院とは少し変わっているかもしれませんね。

どのような患者さんが多いですか?

開院時から予防に重きを置き、歯科医院は痛くなってから行くところではなく、痛くなる前から定期的に通う場所、というスタンスでやってきました。そのせいか、「痛いから、今、なんとかして」と駆け込む患者さんは、とても少ないです。5年後10年後も自分の健康な歯を維持したい、今よりもっと良くしたい、と考える大人の方と、そのお子さんが多いですね。「この子の歯並びは、大丈夫ですか?」と、相談を受けることもしばしば。他の歯科医院さんのお話を伺うと、歯並びを良くするための指導が厳しいなあ、と思うことがあります。あれも、これも、しなくてはいけない、とハードルも高いように感じます。そこで当院では、お子さんが自主的に、「やりたい」と思ってくれるようなプログラムを考えました。歯科衛生士がその子の性格や特性を見ながら、サポートしていくシステムを実施しております。

開院までに紆余曲折があったと、伺いました。

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大阪歯科大学を卒業してすぐ、訪問診療で診ていた患者さんの歯が、驚くほどボロボロな状態だったことに、愕然としました。歯根がちょこっとついたまま、かぶせ物ごと取れてしまい、治療もままならない状態だったのです。「時間とお金をかけて治療をしても、治せていない。歯科医師の仕事って何?」と思ったんです。その後、複数の歯科医院で勉強させていただきましたが、そうならない治療は見つからず、歯科医師の仕事に夢破れ、心も折れてしまって、歯科業界から引退しました。親には内緒にしていたので、毎朝、出勤するふりをしてアルバイトに通う毎日……。そんなある日、母が「あんたのとこの歯科医院で診てもらう」と言い出して本当のことを話さざるを得なくなりました。すると、母からは「そこまでの思いがあるなら、自分でするしかないでしょ」と。それで決心がつき、削らない治療をモットーにした小さな歯科医院をやっていこう、と開業に至りました。

「舌はがし」を、生涯かけて広めていきたい

患者さんに対応する時に、心がけていらっしゃることはありますか?

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子どもの頃の私にとって、歯科医院は怖い場所でした。歯科医師のことも「威圧的な怖い人」だと思っていたので、私はなるべくそうならないように気をつけよう、怖いことを言ったり、したりするのは、あとにとっておこうと思いながら、診療しております(笑)。そのためか皆さん、とてもフランクに私に接してくださいます。当院は、完全予約制ですが、時折、痛みを訴える急患の方もいらっしゃいます。すると、「私は大丈夫だから、診てあげて」と、ご自分の予約枠を減らしてくださったり、「また、電話するわ」と帰る方もいて驚くこともしばしばです(笑)。本当にすてきな患者さんばかりでありがたいですね。

とても良いご関係ですね。先生を信頼なさっているからだと思います。

うれしいことですね。私はどの患者さんに対しても、まず全身の状態を観察して問診させていただいた上で、予防や治療方針は相談しながら一緒に決めていく、というスタイルをとっております。体が健康であれば歯も壊れにくいですから、お口に問題を抱えている方は、体のどこかに問題があったり、あるいはその予備軍だったりする可能性があります。その原因を探って、患者さんに正しく伝えることが、歯科医師としての私の使命であると思って、診療させていただいております。

先生が推奨なさっている「舌はがし」というのも、体と関係があるのでしょうか?

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「舌を上顎にぺたっとくっつけて」、と言ってできる方は、あまりいらっしゃいません。ほとんどの方は、舌先だけがつく状態で食事をしたり、日常生活を送っていて、舌の後ろ側は下へ落ちて、気道が狭くなっていることが多いです。舌の後ろ側3分の1は内臓の筋肉で、喉、消化器、肛門まで、つながっています。そのため、舌が動きにくいと内臓の動きにも影響がでてくる場合があります。反対に、舌の動きが良好だと唾液が出やすくなり、唾液の効果で虫歯予防にもつながります。このように、舌の可動域を広げることが、体の調子を整えることにもつながると考えています。「舌はがし」は、私が一生かけてでも、広めて行きたいことの一つで、それだけの価値があると思っています。

歯を削らない治療にこだわり、開院を決めた

こちらで受けられる治療や取り組みについて教えてください。

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当院では、できるだけ健康な歯を残すため、極力削らない、口腔への負担を最小減に抑えることに注力しています。病変の治療の際は、凝固止血・蒸散・切開が可能な、プラズマレーザーという「水」と「光」を用いたレーザー機器で、侵襲をできる限り抑えた治療につなげています。周囲にある歯にも配慮し治療を行いたいという考えからこの機器を導入しました。また、衛生管理にも力を入れており、タンパク分解型除菌水を導入しています。というのも、実は治療中に患者さんの唾液がタービンに付着し、機械設備に滞留する水に混ざることで細菌が繁殖してしまうことがあるのです。そのため、除菌水を使用して細菌の繁殖を防ぐことで、治療機器を清潔に保つことができるので、人体にも配慮した治療につなげています。その他、審美面だけでなく、全身の健康を視野に入れた歯並び、噛み合わせの改善を目的として、マウスピース型の装置を用いた矯正にも注力しています。

先生が歯を削らない治療にこだわるのは、なぜですか?

歯は、一度削ると元にもどりません。虫歯によって歯に穴が開くと、削って、詰め物をする。すると、またその際から虫歯が発生し、次はもっと大きく削って、かぶせて、さらに悪くなったら、神経も取る。そして両隣の歯も、同じサイクルに入っていく……と悪循環にはまってしまうことがあります。その悪循環を全部リセットするにはどうすればいいか、と考えた時に、原因となりうることをすべて排除していこう、という結論に達しました。虫歯を見つけたら、すぐに削って詰める。そんなやっつけ仕事のようなことはしたくないと思ったことも、私の開院理由の一つです。

歯科をベースに、さまざまな活動もしておられますが、今後はどのような取り組みをお考えでしょう?

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子どもの歯と体、心の育成に、さらに力を注いでいきたいですね。現代のお子さんは、塾や習い事に忙しく、お母さん方も歯科を後回しにしがちです。ですが、歯とお口には、成長に大切な要素がたくさん詰まっています。ぜひ、口腔内をしっかりとケアし、お子さんの成長のベースをつくってあげてほしいと思います。今後、休診日に親御さんと身近な距離でお話しできるようなセミナーも開催したいですね。私も昨年、女の子を出産したばかりの新米ママです。ぜひ、友達に会いに来る感覚で「歯科 りりあ堂」へお越しください。お子さんの健やかな成長をお手伝いさせていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型矯正装置を用いた矯正/120万円(税別)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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