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太田 之博 院長の独自取材記事

おおた歯科・口腔外科クリニック

(堺市北区/三国ヶ丘駅)

最終更新日:2022/01/07

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南海高野線・JR阪和線の三国ヶ丘駅から徒歩1分、西口のロータリーを臨むマンション1階に「おおた歯科・口腔外科クリニック」がある。院長の太田之博先生は、日本口腔外科学会の口腔外科専門医資格を持ち、大阪大学歯学部附属病院や大阪警察病院などで多くの経験を積んだ。親知らずをはじめとする抜歯や外傷、口腔がん、顎変形症など、専門的な知識と技術を要求される診療にしっかりと対応する。また、虫歯や歯周病の治療、予防のためのメンテナンスといった一般歯科診療にも幅広く対応。動画などを用いながら症状や治療法についてわかりやすく丁寧に説明し、患者と一緒に診療プランを考える。太田院長にクリニックの診療ポリシーや得意とする歯科口腔外科の診療などについて話を聞いた。

(取材日2021年9月22日)

すべての患者の主治医をめざす

口腔外科を専攻された理由を教えてください。

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歯科大学を卒業後は、歯科医師として早く自立したいという気持ちがありました。当時は現在のような歯科の卒後研修制度が確立していませんでしたので卒業後の進路は正直悩みましたが、ご縁があって学生時代から興味があった口腔外科での研修をスタートすることができました。卒後すぐは近畿中央病院で臨床研修を受け、その後、大阪大学歯学部第一口腔外科に入局して、口腔がんや顎変形症の手術をメインに担当しました。

研修医時代はハードな毎日だったそうですね。

勤務初日に当時の部長先生から「すべての患者さんの主治医になりなさい。365日患者さんのことを考えなさい。ここで学べる期間はわずか1年です。」と言われました。それからの1年間は本当に大変な毎日で休みはわずか1日だけでしたが必死に働き必死に勉強しました。当初、今では簡単だと思う質問にも応えられない自分が情けなく、悔しい思いもたくさんしましたが、おかげさまで多くの難症例や口腔がん、顎変形症の治療、手術などを数多く経験でき、現在クリニックでの診療にとても役立っています。指導をいただいた先生方には感謝の気持ちしかありません。

どんな患者さんが受診されますか。

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現在、堺市内に口腔外科専門医が常勤しているクリニックは少なく、親知らずの抜歯を希望される方や、口腔内のできものが気になる方などが紹介やクチコミで受診されます。地元だけでなく、大阪市内や和歌山などから来られる方も少なくありません。地元の方は予防のメンテナンスで来院されるケースが多く、1人受診されるとそのご家族も通ってくださるようになるので、お子さんの受診も少なくないんですよ。

患者さんと接する際に心がけておられることは?

その患者さんの性格や生活背景などをつかんで、患者さんの目線でリラックスして受診していただけるように努めています。症状や治療については、レントゲンや説明用アニメーションなどを見ていただきながら、しつこいくらいに徹底して説明して、治療のゴールをどのあたりに設定するか患者さんと一緒に考えています。診療開始時には、その日にどういった治療やケアを行うのかきちんと説明し、終了後は「今日の診療で質問や疑問はないですか」と必ず伺います。患者さんが自分から要望や状態を伝えるのは難しいこともあり、緊張される方もいらっしゃるので、話しやすい雰囲気をつくるようにしています。

難症例にも適切に対応する

親知らずの抜歯は必要なのでしょうか?

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親知らずが真っすぐ生えていて、問題なく歯磨きができ、痛みなどがないのなら、将来歯を失った場合の移植用に残しておくこともあります。しかし、現代人は顎のスペースが狭いので真っすぐに生えないことが多く、斜めに生えて手前の歯に当たっている、虫歯になっている、痛みや腫れがあるという場合は抜歯をお勧めします。一般的な歯科では、歯茎に埋まっている親知らずについては、口腔外科や病院などに紹介するケースがほとんどです。当院では、全身麻酔が必要なければ、埋まっている親知らずや複雑な歯の抜歯も対応可能です。親知らずの相談を受けつけていることもあり、ほかの歯科医院からの紹介も多く、抜歯の件数は、現在、年間で812本(2020年9月〜2021年8月)です。

抜歯は痛い、怖いというイメージがあります。

抜歯の際はエックス線撮影を行い、下顎の神経と親知らずの根っこが近い場合は神経の位置を立体的に確認するためにCTを撮影します。麻酔は局所麻酔のみで処置しますが、出血も少なく、おおよそ10分から15分と処置時間の短縮に努めていますので、意外と早く終わったと感じていただけるのではないでしょうか。イヤホンをつけて音楽を聞きながら処置を受けていただくことも可能です。抜歯後に麻酔が切れると通常2、 3日は痛みを感じますが、鎮痛剤を使うことができますよ。

口腔内のできものは歯科に相談したほうが良いのですか?

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口内炎に似た症状の中に、一定の割合で舌がん、歯肉がん、頬の内側にできる頬粘膜がんなどが含まれています。一般的な歯科クリニックでこうした口腔がんが発見されるケースはほとんどありませんが、僕は口腔外科専門医の資格を持っており、がんを心配して来院される方の割合が多いことが特徴です。良性・悪性腫瘍の診療経験がたくさんあるので、病院などを紹介する前にお口の中を拝見して危険なできものかどうかある程度判断可能です。また、すべての患者さんの診療時にも、お口の中のできものなどを注意して観察するようにしています。口内炎ができる方は多いと思いますが、なかなかよくならない場合などはすぐ来院してほしいですね。

歯の損傷や外傷にも対応しておられますね。

事故やスポーツなどが原因で歯が割れたり折れたりする破折(はせつ)や、歯がぐらぐらしている、歯が抜けてしまったという方、唇や舌、頬の内側を切ったというケースにも対応しています。顎関節症の相談も多いですね。実は外傷の診断は難しく、歯科口腔外科を掲げていないクリニックでは、病院や他のクリニックなどを紹介するのが一般的です。当院では歯科口腔外科で対応可能か、他の診療科や病院に紹介すべきかを判断して、速やかに適切な対応を取っています。

全身状態を確認しながら治療する

一般歯科で力を入れている診療を教えてください。

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患者さんの半数近くが予防のためのメンテナンスでの来院です。当院では歯科衛生士を担当制にしており、患者さんのお口の中のわずかな変化にも気づきやすいことがメリットです。患者さんの情報が蓄積しやすく、信頼関係が築きやすいのも良いところですね。メンテナンスの際は、歯垢の落ち具合を点数化した上で、ブラッシング指導を行います。歯周病治療はまずはスケーリングやSRP(スケーリング・ルートプレーニング)を行って様子を見ていくことが多いのですが、必要な場合はフラップ手術や歯周組織再生療法にも対応します。

歯の根っこの治療にも熱心に取り組んでおられますね。

虫歯の根管治療には力を入れています。父が根管治療に非常に熱心に取り組んでいたので、影響を受けたところが大きいのだと思います。治療の精度をより高めるために、エックス線検査だけでなく歯科用CTも活用し、ルーペで細部を確認しながら治療を進めます。また、僕が病院で患者さんの全身管理を経験したこともあり、当院では治療時の全身状態のチェックを重視しています。高血圧や糖尿病などの持病があって、歯科治療に注意が必要な方にも、リスクを抑えた治療を提供したいからです。

感染症対策にも熱心ですね。

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天井に備えつけの医療用空気清浄機があり、待合室や診療室内にも空気清浄機を設置しています。空気が乾燥する冬場には、加湿器を数台設置してクリニック内の空気の湿度を保っています。感染症に対する新しい情報はミーティングの際にスタッフに伝えるようにしています。

読者にメッセージをお願いします。

お口の中のできものが気になるけれど、病院に行くのは怖いという方は少なくありません。病院を受診すると時間的な負担もあります。当院では口腔外科の難しい症状でもある程度の診断が可能で、病院に紹介する必要のない方の判断をすることができます。スタッフも勉強熱心で、口腔外科の診療を学びたいと当院に勤務している歯科衛生士もいます。口腔外科をもっと身近に利用していただき、虫歯や歯周病、口内炎など、どんなことでも構いません。お口の中の悩みは、どうぞ気軽に相談してください。

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