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中野 崇 院長の独自取材記事

豊橋キッズデンタルクリニック

(豊橋市/豊橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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豊橋駅から南東に車で10分ほど。向山の高台にある複合施設、向山フォレスタDUEの2階に「豊橋キッズデンタルクリニック」はある。小児に特化した歯科医院だけにカラフルで楽し気な内装は、足を踏み入れただけでワクワクする。院長の中野崇先生は、とても穏やかで優しい雰囲気。現在も教壇に立つ指導者としての顔をもつだけに、説明の一つ一つがとても丁寧でわかりやすく、話しやすい空気をつくってくれる。「口から始まる健康増進」をモットーとしており、指しゃぶりや食事の悩みにも応える口腔機能発達支援も行う。中野院長に小児歯科診療への想いや力を入れている口腔機能発達支援について、そして今後の展望など詳しく聞いた。
(取材日2017年2月21日)

子どものころから口の環境を整えて、もっと健康に

大学卒業後からずっと小児歯科を専門にしてこられたそうですが、やりがいや魅力はどんなところですか?

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はじめは子どもが好きとか嫌いとかいう次元ではなく、学問としての小児歯科学に興味があったんです。子どもの心や体の発達について、そしてそこに口の機能がどう関わっているかを学びたくて。子どもたちの口の中を見ていると、環境を整えてあげることがどれだけ大切かということがわかるんです。全身の健康との関連性はもちろんですが、普段の食べ物や姿勢も含めて、生活環境が口の中に表れるとも言えます。しかし、生活環境をきちんと把握しないと口の中で起きていることがわからない。また、一人ひとりが子どものうちから口腔内環境や生活環境を整えれば、結果的に社会全体の健康が増進するともいえるのではないでしょうか。そうした点が、小児歯科を追求することの魅力と感じています。

卒業後も大学で研修や講師を続けられた中、開院しようと思ったきっかけは?

大学では研究・臨床・教育を行ってきたんですが、実際に患者さんと接するなかで、症状とそれに関連するあらゆる原因についてお話をすると、「そうなんですね!」と驚かれることが多くて。一般の方には口腔内環境と生活環境の関わりやその大切さについて、まだまだ情報が伝わっていないという印象を受けたんです。もともと私は「歯科を通して社会の健康増進に寄与したい」という思いをもっていたので、そのためには「開業することがいちばんの近道だな」と。開業後も常に勉強ですが、そこが楽しいです。講演会や学会にも積極的に参加して新しい知識をとり入れ、それを診療に生かすようにしています。

小児に特化した歯科医院は珍しいと思います。

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そうですね。おかげさまでこの地域の方を中心に、近隣の田原市や豊川市、静岡の湖西市などからも多くの患者さんが来てくださっています。怖がってなかなか治療までたどり着けない子も、もちろんいます。するとお母さんが萎縮してしまうんですが、まったくそんな必要はなくて。初診時には、「このクリニックにどんなことを望まれるか」を伺うとともに、「お子さんが嫌がって治療が進まなくても気にする必要はないですからね」ときちんと説明します。慣れるまではキッズスペースで遊んでもらったりなどして、十分な時間をとりますので安心してください。

「口に関するあれこれ」に悩む母親の強い味方

「口腔機能発達支援」というのも、あまり耳にしません。どういうものなのでしょう?

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食べる、飲む、表情をつくる、呼吸する、会話するなどさまざまな口の機能に関する習慣や悩みの解消への支援を行っています。なかでも、お子さんについての心配事でいちばん多いのが、「食べる」に関するもの、例えば好き嫌いが多い、口に詰め込みすぎる、時間がかかる、ベチャベチャ食べる、離乳食が進まないなどですね。その場合はお弁当を持ってきてもらい、食べているところを見させてもらいます。ビデオで撮影しながら、噛みちぎりができるか、ひと口の量は多くないか、食具の選び方、食べるときの姿勢などあらゆる面をチェックしてアドバイスをしていくのです。現在当院では100名ほどの患者さんが取り組まれています。

そんなにも! ずいぶんニーズが高いのですね。

そうなんです。ほかにも「指しゃぶりをやめられない」「母乳がなかなかやめられない」「よだれが止まらない」など、皆さんさまざまな悩みを抱えていますが、なかなかすぐには言い出せないものなんです。なので、お母さんとの会話のなかで「こんなことで困っているんじゃないかな?」と感じとったり、お子さんの口の中を見て「この歳でここに虫歯があるということは、普段こんなものを食べていませんか?」「普段から口が閉じられずにポカーンとあいていませんか?」など、ヒントを探ったり。また、質問するときはイエスかノーのひと言で終わらないよう、ちゃんと会話がつながるような聞き方をするよう気を付けています。きちんとコミュニケーションがとれれば信頼関係が生まれて次のステップに進めますし、こちらの話もしっかり聞いてもらえますからね。

噛み合わせや矯正の分野にも、積極的に取り組んでいらっしゃいますね。

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噛み合わせも、乳歯が生えた頃からの生活習慣・食べ物・食べ方・姿勢などが大きく関わってくるのです。ただ、そういったことを直しただけでは改善できないケースも多々あり、その場合は歯列矯正をお勧めします。通常は小学校に入ってからスタートさせる先生が多い中、私は3~4歳から行うこともあります。最近では取り外しが簡単で、洗浄も容易、そして口の中での違和感も少なく、口の中もそれほど汚れない矯正の装置を活用しています。そういうものを利用しながら、積極的に弱い力を少しずつ加えて比較的早期から矯正する方法も大事だと思っています。

「気づき」を得ることで自律的に健康へ向かえるように

実際、小児歯科へは何歳からかかるべきでしょうか?

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「歯が生えてから」と思われる方も多いでしょうが、0歳から通うといいでしょう。ミルクや母乳を飲むなど、人は生まれてすぐから口を使うわけで、その時点で歯科医師がお伝えするべきことはあります。定期的に通ってもらうためには、歯科医師がどれだけ患者さんに「気づき」を与えられるかが大切。そのために私は、「今、口の中がどうなっているか」「その状態が続くと、将来どうなってしまうか」「リスクを減らすためにやること」という、「現状・長期予測・短期目標」の3つをセットでお話しするように心がけています。「将来悪くならないために、今どうすべきか」ということを親御さんにご理解いただけると、自律的に通ってくださいます。お子さんのなかにも、お母さんに「今日歯医者さんの日じゃない?」と言ってくれる子もいるそうです。

しっかりしたお子さんですね。今後、先生が力を入れていきたいことはありますか?

情報発信ですね。後進の指導や、一般の方たちへの気づきとなるような情報を、どんどん伝えていきたいと考えています。私たちのように開業して現場に立っている人間が歯学部の学生に講義をしたり、学会や研究会で日々の診療の成果や具体例などをどんどん発表していくことが大事だと思うのです。それによって、人材育成や治療・研究も促進されるはずですから。また、私は一般の方や医療関係者に向けた講演会を定期的に行っているのですが、その講演を聞いてくださった方が、さらに「今度はうちの地域でもお願いします」「次は保健指導者向けの講演を」と声をかけてくださるんです。そういうふうに、どんどん情報共有の場が広がれば、よりたくさんの人の健康増進につながりますよね。

地域の子を持つ親も安心ですね。では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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生活を改善することで口の中が改善され、健康につながることがいかに大切かを知ってほしいですね。たとえば歯医者では「ここをこう磨きましょう」など歯磨き指導をよく行いますが、本来ならば汚れを取るのではなく「汚さないこと」がいちばん。炭水化物中心の食事だと歯は汚れやすいけれど、野菜中心にしたら汚れにくい。「うちの子は野菜が苦手なんです」という場合には、その対処法をご提案させていただきたいです。そうして私が持つ知識が親御さんの気づきになれればと思っています。また、せっかく来院していただくならば、その際はぜひ質問してください。日ごろから気になることや医院のポリシーなど、なんでもいいんです。こちらからの一方的な発信で終わらせず、「こんな情報がほしかった」というものをしっかり得て帰っていただきたいなと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/約15万円~ ※治療内容により変動あり

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