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谷澤 隆邦 院長、前 寛 副院長、西山 久美子 先生の独自取材記事

たにざわこどもクリニック

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2021/12/27

谷澤隆邦院長、前寛副院長、西山久美子先生 たにざわこどもクリニック main

阪神本線西宮駅えびす口改札から徒歩3分の好立地にある「たにざわこどもクリニック」は、院長の谷澤隆邦先生が長年勤めた兵庫医科大学教授を定年退職後、2014年に開業した。昨年、近隣に移転した際に感染症対策を強化し、明るく温かい雰囲気にリニューアルした。谷澤院長の専門は腎疾患と内分泌疾患。副院長でアレルギー疾患が専門の前寛先生は患者として谷澤院長と出会い、兵庫医科大学では師事した間柄だ。また小児科医師の西山久美子先生も研修医時代を兵庫医科大学で過ごした谷澤院長の教え子の一人。互いに信頼し合い、専門性を生かして子どもたちの幅広い症状に対応している。子どもたちの健康と未来を思いやる谷澤院長と、そのイズムを受け継ぐ二人の医師に、それぞれの得意とする治療や診療方針を聞いた。

(取材日2021年12月8日)

医師たちの専門性を生かし総合的な小児医療を提供

谷澤先生は兵庫医科大学教授を定年退職後、開業されたのですね。

谷澤隆邦院長、前寛副院長、西山久美子先生 たにざわこどもクリニック1

【谷澤院長】大学病院時代は学生教育と診療と自分の研究で忙しい毎日でした。けれども定年まで勤めあげた時、やり残したことがあると思ったんです。大学病院の外来診療では専門分野の病気を中心に診ます。私の場合は腎疾患と内分泌疾患で一般的な病気を診る機会はほとんどありませんでした。第二の人生では幅広い患者さんと接して地域医療に貢献したいと考えて2014年に開業しました。その時、副院長の前先生が参画してくれたというわけです。最初のクリニックはこの近くでしたが手狭になったので一昨年、移転しました。一緒に働く医師たちがそれぞれの専門性を生かした診療と予防的な診療、一般的な診療を総合した子ども医療を提供したいと思っています。

医師を志したきっかけや先生たちの出会いを伺いたいです。

【谷澤院長】小学校5年生の時に腎炎で4ヵ月間入院しました。幸い、退院できましたが入院中はこの先どうなるんだろうと不安でした。そういう体験をしたので医学部に入り、腎疾患に取り組むことにしたんです。
【前副院長】子どもの頃、小児喘息やネフローゼ症候群で何度も入院して、病院にお世話になったこともあり医師を志しました。ネフローゼ症候群は再発を繰り返していたので兵庫医科大学に入学した時、主治医が谷澤先生を紹介してくれました。ですから最初は谷澤先生の患者だったんです。恩師でもあり今は第二の父のような存在です。
【西山先生】私は川崎医科大学を卒業して兵庫医科大学病で後期研修を受けました。その後、いくつかの病院に勤務し、ご縁があって今年、こちらに着任しました。教授時代の谷澤先生はお忙しくて指導を仰ぐのも遠慮しがちでしたが今は近くで学べます。常に勉強されている姿勢に、私も成長しなければと思っています。

それぞれの専門分野や得意とする治療をお聞かせください。

谷澤隆邦院長、前寛副院長、西山久美子先生 たにざわこどもクリニック2

【谷澤院長】私は腎炎やネフローゼ症候群などの腎疾患です。内分泌疾患では成長ホルモンの不全による低身長や早期に二次性徴が始まってしまう思春期早発症も診療します。また夜尿症にも対応しています。
【前副院長】私の専門分野はアレルギー疾患なのでアトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギーのお子さんを中心に診療しています。
【西山先生】私は小児科が専門です。乳幼児健診や予防接種、幼児の発達障害に対応しています。その際に親御さんの育児の不安や相談にお応えすることもあります。
【谷澤院長】女性医師がいてくれるとお子さんや親御さんも安心だと思います。例えば女児の思春期早発症の診察は二次性徴の様子を診ますから西山先生に任せられるのは助かります。また複数の症状のある患者さんがいくつも医療機関を受診するとその都度、初診料が必要ですが、私たちはそれぞれの専門分野を生かして対応できるメリットがあります。

小児患者の症状と心、そして家族の不安にも寄り添う

クリニック移転を機に内装や仕様を変えられたのでしょうか。

谷澤隆邦院長、前寛副院長、西山久美子先生 たにざわこどもクリニック3

【谷澤院長】新型コロナウイルス感染症流行下での移転だったこともあり、設計レベルから感染症対策を徹底しました。発熱していて感染症の疑いがある患者さんは隔離待合室から隔離診察室に入ってもらい、お手洗いも専用にして他の患者さんと動線が交わらない仕様になっています。また光触媒空気清浄機を導入し、換気のための追加工事もしました。内装は女性のカラーコーディネーターの方にお任せしたところ、カラフルでかわいらしい壁紙や落ち着いた木目の内装を取り入れてもらえました。患者さんとスタッフの安全を重視した、明るいクリニックに一新できて良かったと思います。

谷澤先生は患者さんと接する際にどんなことを心がけていらっしゃいますか。

【谷澤院長】先ほどお話ししたように私自身が入院して心細かった経験がありますから、体とともに心のケアも大事だと考えています。その子たちが将来、どんな大人になってほしいかを思い描きながら長期的な展望を持って接するようにしています。難病や慢性疾患の子たちはどうしても学校を休みがちです。そのために学校に溶け込めず、不登校やいじめの問題を抱えている子もいます。そういう悩みにも気づいてあげたいと思います。また夜尿症の場合は家族関係に問題があることが少なくありません。ですから親御さんのケアも重要です。おねしょをすると叱ってしまう親御さんはいると思います。けれども、子どもたちは体も心も完成していません。ある程度は目をつぶって、お子さんの良い面を見てあげてほしいです。

前先生と西山先生にも診療時に心がけていることを伺いたいです。

谷澤隆邦院長、前寛副院長、西山久美子先生 たにざわこどもクリニック4

【前副院長】子どもたちが怖がらずに診察を受けられるように何か一つ褒めることを自分に課しています。またアレルギー疾患の治療は長く続く場合があるので、くじけてしまわないように「このくらいまで改善できたら薬をやめられるよ」とある程度の見通しを伝えるようにしています。お子さんの病気には親御さんも不安になっています。少しでも和らげて、来院する前よりも安心して帰ってもらうことを心がけています。
【西山先生】小さい子が診察を嫌いにならないように「怖くないよ」と声をかけて、我慢できたら必ず褒めてあげるようにしていますね。
【谷澤院長】二人とも子どもの患者さんのことを大事に考えてくれています。二人は教え子のようなものですから、よく育ってくれたなと思うとうれしいですね。

小児医療を通して子育てを応援するクリニックに

休日はどのように過ごしていらっしゃいますか。

谷澤隆邦院長、前寛副院長、西山久美子先生 たにざわこどもクリニック5

【谷澤院長】高校、大学時代を通してやっていたバスケットボールやテニスが好きですね。最近はスケッチも楽しんでいます。この辺りの六甲山の風景を描いています。
【西山】猫を飼っているので一緒に遊んでいると癒やされます。お菓子作りをするのも楽しいです。
【前副院長】DIYが好きで、このクリニックの受付の飛沫防止のアクリル板は私の手作りなんですよ。それから休みの日は料理をします。うちの子どもたちに好評なのは揚げ物やお好み焼きですね。材料費に無頓着だからおいしいですよ。でも妻に叱られないように自分のお小遣いから出しています(笑)。

今後の展望をお聞かせください。

【谷澤院長】近江商人の経営哲学に「売り手に良し、買い手に良し、世間に良し」の「三方良し」があります。売り手と買い手が満足し、社会にも貢献することをめざすものですが、これを医療に置き換えて「患者さんに良し、クリニックに良し、地域社会に良し」を実践していきたいです。例えば病気中の子どもは保育園には預けられないので、仕事を持つ親御さんは困りますよね。将来は患者さんへのサービスの一つとして病児保育ができないだろうかと思います。そのためには医師やスタッフを増やして体制を整える必要があるので、まだ先になりそうですが、こうした医療の周辺にある危機に対応することでも地域に貢献していきたいですね。

読者へメッセージをお願いします。

谷澤隆邦院長、前寛副院長、西山久美子先生 たにざわこどもクリニック6

【谷澤院長】多様な専門性を持つ医師がいますので心配なことがあれば相談にいらしてください。難病のお子さんのファーストオピニオンやセカンドオピニオンにも助言できます。大規模病院の外来は午前中だけのことも多いですが、ここはクリニックですから夕方まで診察していますので忙しい親御さんも利用しやすいと思います。
【前副院長】医師同士でディスカッションして多角的な診療ができるのが当院の強みです。健康上のことはもちろん子育ての悩みでも結構ですからご相談ください。
【西山先生】新生児や乳幼児の子育ては不安や戸惑いが多いと思います。ちょっとしたことでも遠慮せずお尋ねください。

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