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福田 直人 院長の独自取材記事

ふくだクリニック

(藤沢市/辻堂駅)

最終更新日:2021/10/12

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辻堂駅西口に直結している複合ビル、ステラ湘南。その3階に「ふくだクリニック」がある。広々とした待合室には温かな陽光が降り注ぎ、なんとも心地が良い。院長を務めるのは、穏やかな笑顔と優しい口調が印象的な福田直人先生。福田先生は、胃がんや大腸がんなどの手術を数多く手がけてきた消化器のエキスパート。苦痛の少ない内視鏡検査による、消化器の病気の早期発見・早期治療に長けているだけでなく、内科全般、外傷、やけどなどの熱傷、痔など幅広く対応できる頼もしいドクターだ。これまでに磨き上げてきた技術と知識を生かしながら、地域で信頼されるかかりつけ医をめざしているという福田先生に、得意な治療分野や今後の展望についてじっくりと話を聞いた。

(取材日2014年11月17日)

古く新しい街・辻堂で誰もが気軽にかかれるクリニック

リラックスできるすてきな院内ですね。

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当院はこのビル、ステラ湘南の完成とともにオープンしたのですが、設計の段階からデザインの打ち合わせをして、患者さん本位のクリニックになるようゼロから構想を練りました。患者さんがほっとするようなゆったりした空間にしたくて、広々とした待合室や、緩やかな曲線を描く壁面を取り入れるなど工夫をしています。また、自然光がたくさん入るよう中待合室の壁をガラス張りにしたところ、そこから江の島が見え、ますますこの場所が気に入ってしまいました。駅に直結しているので、学生さんや通勤途中の方にも気軽に立ち寄っていただけるし、雨の日でも子ども連れの方やお年寄りに優しい最高のロケーションだと思います。

クリニックの特徴を教えてください。

まず、辻堂という駅は、新しいマンションが建設された北側に若い世代が多い一方、海沿いの南側には昔からの住宅がありご高齢の方が多いので、幅広い年齢層やさまざまな症状に対応できる「地域のかかりつけ医」を理想にしています。わざわざ大きい病院へ行かなくても、地元の皆さんが一通りの治療や検査を受けられるようにと、内視鏡検査からエコー検査、心電図検査、エックス線検査などの設備もそろえました。また、仕事や子育てで忙しい方も受診しやすいよう、インターネットでも初診の予約を受けつけています。予防接種から各種検査、風邪やケガ、巻き爪に痔のことまで幅広く対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

なぜ、医師になろうと思われたのですか? 

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私は川越の田舎で田畑に囲まれてのんびりと育ったのですが、小さい頃から漠然と誰かの役に立つ仕事がしたいと思っていました。父が英語の教師だったこともあり、なんとなく自分は文系かなと思っていたのですが、高校2年生の時にあらためて「人を助ける仕事」への思いが強くなり、医学部をめざす決心をしました。その頃、医学部に入った従兄がいて、叔父から「お前も医学部をめざしてみないか」と勧められたことも後押しになったと思います。親も「受験するなら国公立だけにしてくれ」とだけ言って、あとは何も言わず全面的にサポートしてくれたのもありがたかったですね。結局、一浪してしまったのですが諦めずにコツコツ勉強を続けたおかげで、新潟大学の医学部へ進学することができたんです。大学では友人にも恵まれ、バスケ部とワンダーフォーゲル部をかけもちしながら、よく飲み歩きましたね。新潟は酒も魚もおいしい土地ですので。

生涯現役、医師の仕事がライフワーク

消化器外科を選ばれた理由は何ですか?

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小さい頃、祖母が胃がんで亡くなったのですが、その出来事が尾を引いて消化器系に何かピンときたのかもしれません。また、大学卒業後に横浜市立大学附属病院の第二外科に入局したのですが、そこで出会った指導医の影響も大きいと思います。その先生は患者さんにはとても優しい反面、医師にはとても厳しい方でした。医師としても人としても立派な方で、その姿勢に心打たれて自分も頑張ってみようかなと。消化器外科というのは、テレビドラマに取り上げられるような花形のイメージがある一方、とても厳しい世界です。私は派手にやるよりコツコツと努力するタイプなので、消化器外科でどうなることかと不安もありましたが、これまで25年間なんとか続けてこられました。

開業しようと思われたのはなぜですか?

1990年、早くに行われた腹腔鏡下胆嚢(たんのう)摘出手術に、スタッフとして参加させていただいたのですが、以来、積極的に腹腔鏡下手術に関わるようになり、数多くの症例を手がけてきました。ですが、50歳を超えた頃から老眼が進み、裸眼では手元のものが見えにくくなってきたんです。眼鏡をかけて手術を続ける選択もあったのですが、このまま勤務医として定年を迎えるよりも、元気なうちは医師としてずっと誰かの役に立つ人生を送りたいと思うようになり、開業を決意しました。例えるなら、会社を早期退職して起業するようなイメージでしょうか。これまで消化器外科の医師として盲腸から鼠径ヘルニア、胆石に始まり、胃がんや大腸がんなど、数えきれないくらい手術をしてきましたが、難しい症例の患者さんが手術の後にお礼を言いに来られた時は本当にうれしかったですね。私にとっては、医師の仕事がライフワークと言ってもいいかもしれません。

苦痛の少ない内視鏡検査が得意だそうですね。

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はい。長い間、腹腔鏡下手術に携わってきたので内視鏡にも自信があります。内視鏡の管が喉を通過する際に感じる違和感は「咽頭反射」が原因で、実は若い人ほど強く感じてしまうものなのです。当院では5mmの細い管を鼻からも喉からも通すことができますし、患者さんと相談の上、鎮痛剤や鎮静剤などを用いてより負担の少ない方法で検査を行っています。最近は仕事や人間関係などのストレスで、胃の痛みや不調を訴える若い方も多く、大抵は胃炎のケースが多いのですが、内視鏡で診れば比較的すぐに状態がわかるし、ピロリ菌感染の診断もしやすいです。大腸検査も同様の方法でやっていて、ポリープがあればその場で切除することもできます。少しでも早く不安を解消するためにも、もっと気軽に来ていただけるとうれしいですね。

しっかりとした診療体制で、信頼されるかかりつけ医へ

40歳以降は、ピロリ菌に気をつけたほうが良いと聞いたことがあるのですが。

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ピロリ菌は食べ物や飲み物から感染しやすいため、上下水道の普及率の低い地域で育った経験のある40歳以上の方は注意が必要です。日本人は欧米人と比較してピロリ菌感染率が高く、60歳以上になると50%以上の人が感染しているといわれます。ピロリ菌に感染すると慢性胃炎から胃がんを発症する危険性が高まり、さらに消化性潰瘍の原因の一つともなります。胃痛や胃もたれが続く方、胃潰瘍や十二指腸潰瘍と診断された方などは、治療や再発予防のためにピロリ菌の除去をお勧めしています。除菌は3種類の薬を1週間服用していただくだけです。除菌することで、胃がんのリスクが5分の1に減るともいわれていますので、予防のためにも胃の不調を自己判断でそのままにしないでほしいと思います。

たいへんお忙しい毎日だと思いますが、休日はどう過ごされていますか?

休みの日は家でのんびり過ごすことが多いですね。来春には末娘も大学生になり親の手がかからなくなるので、子育ても終了です。旅行が趣味ですので、夏休みや年末年始の長期間の休みが取れるときは、ゆっくり旅行を楽しみたいと思っています。以前はジョギングもしていましたが、50歳を過ぎてからはもっぱらウォーキングです。自宅から新横浜まで10kmの道のりを2時間くらいかけて歩くこともありますよ。ウォーキングも勉強も、やっぱり私はコツコツ続けていくことが好きなんですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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先日、30代の女性の方が倒れ込むようにして来院されました。胃痛を抱えたまま出勤し、我慢の限界になって駆け込んで来られたようなのですが、最近は仕事が忙しいからと我慢してしまう方が多いように感じます。また、日本では胃がんと大腸がんが死亡原因の上位を占めているようです。これらは早期発見、早期治療がとても大切だと昔からいわれていますが、私としては「予防」の大切さもお伝えしていきたいですね。いつもと何か違うとか調子の悪いときは、本当に悪くなってから受診するのではなく、おかしいなと思った時点で気軽にご相談ください。負担の少ない検査で、適切な診断のもと、しっかりした治療方針を立て、スタッフ一同お待ちしています。信頼される「かかりつけ医」をめざし、地域の皆さんとともに歩んでいきたいですね。

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