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宮崎 裕子 院長の独自取材記事

みやざきクリニック

(大阪市西区/西大橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市営地下鉄鶴見緑地線の西大橋駅から徒歩5分、公園や小学校が近く、落ち着いた雰囲気の西区北堀江にある「みやざきクリニック」。2014年に宮崎裕子院長が開業した耳鼻咽喉科医院だ。関西医科大学卒業後、大阪大学医学部附属病院をはじめ数多くの病院で勤務し、祖父の代から続く実家の医院も手伝って経験を積んだ院長が、女性ならではのこまやかな気遣いをもって診療を行う。特に母としての視点やアドバイスは的確で、子どもを連れて来る母親たちから信頼を集めている。クチコミで広がり、子どもの患者が増える一方だが、「大人の患者さんも大歓迎ですよ」と話す院長は、アレルギーやめまいなど成人の治療にも尽力している。開業に至るまでの経験や、日々の診療について聞いた。
(取材日2017年10月31日)

子育て経験を生かし、母子に寄り添った治療を行う

「みやざきクリニック」を開業なさるまでの経緯を教えてください。

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1994年に関西医科大学を卒業後、大阪大学附属病院や箕面市立病院、住友病院、市立川西病院などで勤務していました。結婚、出産を経て、子育て中は複数の病院や医院で非常勤医師をしました。2003年からは、祖父の代から続く実家の耳鼻咽喉科医院も手伝っていたんです。大阪市住吉区にある久我医院という今も父がやっている医院で、親も私も後々は後を継ぐと思っていたのですが、自分の経験を生かせると思えなくなってきて。多くの場所でいろんな先生の診療を見てきて、私は少しずつ自分に合うものを取り入れてきました。患者さんのニーズと先生の対応の仕方、診察で使う機械も機種も違うし、スタッフのやり方も違う。それに臨機応変に対応できる自分の良さを生かして開業したいと考えました。

多くのご経験を積まれての開業、どんな思いだったのですか?

実家もあるのに、自分で開業することに周りからは「なぜ?」と言われました。自分のスタイル、めざす世界がはっきりしてきて、それを実現したくなったんです。場所は、子どもの多い地域で、この患者層ならば自分の子育て経験も診療に生かせるのではないかと思いました。

先生の「母」としてのキャリアも診療に役立っているのですね。

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そうですね。気づけば自分自身の経験を踏まえての話をお母さんにしています。3人の子育てをしてきたので、診察中でもついお母さんの気持ちになってしまうんです。「心配だよね」、「お母さんも夜寝られなくて大変だね」という言葉が自然に出てきちゃう。「鼻が詰まって寝られないときはこんなふうにしてみて」と、ちょっとした「生活の知恵」みたいなことをアドバイスすることもありますし、妊娠中や授乳中の方も多いので、薬を飲み方の注意や、薬に頼らない対処法などもよく話しますね。鼻づまりの時は蒸しタオルを顔に当てたり、足を温めたらいいよとか……。「診察」よりは「経験を語る」ような感じです。お母さんたちのお役に立てているのがうれしいです。

効率よく、かつ丁寧で親身な診察を実践

どんな患者さんが受診されていますか?

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お子さんが多いですね。地元の方は6割くらいで、周りに会社が多いので会社勤めの方も来られています。症状は、花粉症、蓄膿症、めまい、風邪、インフルエンザの検査など多様です。「ピアス開けて」、「鼻におもちゃを詰めた」、「魚の骨が喉に刺さった」などもあるし、鼻の骨折も治します。小さい子で耳をよく触る、言葉が遅い、発音がちょっとおかしいといったことから発見することが多いんです。聴力検査ができない小さい子には鼓膜の動きを見る検査があるのですが、その検査をしない医院もあるようで、クチコミで当院に来られてわかることがあるんです。

診療で心がけていることを教えてください。

まずは、お母さんに対する言い方ですね。子どものことは自分がよくわかっているという、お母さんのプライドもあるし、毎日子育て頑張ってるお母さんの立場になって伝えるようにしています。診察室に入って来られたときに必ずお顔を見て目を合わせることも心がけています。それと、患者さんにとって一番気になるのは待ち時間だと思うんです。だから当院は順番券や予約も入れてません。花粉症の時期や土曜日はたくさんの方がいらっしゃるので、スタッフが段取り良く指示を出し早く回っているので助かっています。

耳鼻咽喉科診療のやりがいはどんなところにあると思われますか?

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祖父も父も耳鼻科医師だったけれど、赤ちゃんから高齢者まで、年齢的にも幅広くて、多岐にわたる症状を診れるのが私に合ってると思いました。今も診察していていろんな人と話すのが楽しいです。赤ちゃんもかわいいし、高齢者の方と話すのも大好きです。その気持ちが伝わるのか、高齢の患者さんからは「よく話を聞いてくれる」と言ってもらえ、うれしく思っています。

忙しい毎日をアクティブに楽しむ

子育てとの両立に苦労なさったのではないですか?

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一番大変だったのは、0歳と2歳の2人を保育園に預けながら1人常勤をしていた頃です。0歳の子が入院したときは、その病院に泊まりながら勤務先の病院に出勤という日々でしたね。今も朝からお弁当を作って、3人の子どもたちを送りだしてから急いで出勤です。午後の診察を終えて帰ると、すぐに夕食作り。凝ったものはできないけれど、お惣菜を買うのは自分が好きじゃないから手作りします。大変ですが、もともと元気だし、じっとしていられない性格なので。女医さんはそういう苦労をしている人も多く、ネットワークがあって子育てや仕事の悩みを互いに言い合えるので、自分だけ大変なわけじゃないと思えます。

リフレッシュ方法は何かありますか?

休みの日には子どもと公園や買い物などのお出かけも楽しみですよ。子どもたちはそれぞれ運動をしてるから、連れて行ったり応援したり。私もテニスはするし、最近は体幹トレーニングもしています。診察のときに子どもの患者さんを抱えるようにしながら診ることもあって、腰痛がひどくなってきたんです。それで筋力も必要だし、勧められてトレーニングを始めたら、姿勢も良くなり腰痛がすこし軽くなりました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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小さい子が風邪を引いたとき、小児科と耳鼻科とどちらに連れて行こうか迷うというお話をよく聞きます。熱でぐったり全身状態が悪い場合は小児科だけど、赤ちゃんがよく耳を触ってるとか、一回でも中耳炎になったことがある場合は中耳炎を疑って耳鼻科に来てもらったほうがいいと思います。ずっと熱が下がらず、ここに来てやっと原因がわかったということもよくあるので。また当院は、花粉症や通年性のアレルギーに対する舌下免疫療法の治療も行っています。困っておられる方は一度ご相談に来てください。これからも患者さんのニーズに合わせながら、この医院で診てほしいと思ってもらえる存在でありたいと思っています。

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