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土居 孝資 院長の独自取材記事

土居歯科矯正歯科

(松山市/北久米駅)

最終更新日:2024/03/06

土居孝資院長 土居歯科矯正歯科 main

伊予鉄道横河原線北久米駅のすぐそばにある「土居歯科矯正歯科」。駅の改札を出て県道へ向かうと見える青空のような色の看板が目印だ。院長の土居孝資先生が生まれ育った地域に貢献しようと2014年にこの場所で開業した。患者層は0歳から90歳代までと幅広く、2軒隣で父が院長を務める土居循環器科内科とも連携して地域住民の歯と全身の健康を支えている。地域コミュニティーを促進する活動や、保育士、管理栄養士の定期的な在院も特徴の一つで、さまざまな取り組みを通じて患者だけでなくその家族にも心を寄せる。土居先生がめざすのは、歯の健康を出発点として全身の健康を守り、一生笑顔で幸せに過ごせるように患者をサポートし続けること。患者の生涯のパートナーとなるべく日々全力を尽くす土居院長に話を聞いた。

(取材日2020年3月6日)

歯科医師は患者と一生の付き合いができる幸せな仕事

この場所で開業された背景などを教えてください。

土居孝資院長 土居歯科矯正歯科1

医師である父の背中を見て育ったので、医療に携わる仕事をしようとずっと思っていました。2軒隣にある土居循環器科内科が父の病院で、地域の皆さんの全身の健康を家族で支えられればと思い、歯科の分野を選んでこの場所で開業しました。例えば近年その相互関係がよく知られてきた歯周病と糖尿病なども、僕たちの緊密な医科歯科連携でより適切に対応できるのではと考えています。駅前なので通勤通学の方にも便利ですし、小さなお子さんが楽しんで通えるようにキッズルームや宝箱、頑張った賞を設けるなどいろいろな工夫もしています。また毎週保育士の在院日を設けているので、親御さん自身も安心して治療を受けられます。訪問歯科診療も含めると患者さんは0歳から90歳代までととても幅広いですよ。

先生にとって、歯科医師とはどんなお仕事ですか?

とても幸せな仕事だと思います。たくさんの方と出会えますし、患者さんは僕を信頼して自分の体を任せてくださるのですから、本当にありがたいです。これほどの関係性を築ける仕事は、医師や歯科医師をおいて他にないのではないかと思っているくらいです。特に歯科は、悪い時だけじゃなく健康な時もお付き合いができて、しかもそれを一生続けられます。赤ちゃんの時から始まり、成長や変化をずっと見守って、年をとって歯を失ったとしても入れ歯などでサポートを続けられます。生涯を通してお付き合いができることは、歯科医師冥利に尽きますね。

心に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

土居孝資院長 土居歯科矯正歯科2

歯のことに関心がなかった方が、当院に来たことがきっかけで悪いところを全部治したいと思うようになり、すごく頑張って通い続けてくださったのはうれしかったです。治療の成果よりも、患者さん自身が変わったと言ってくださったことに感動しました。患者さんの心に響いたんだなと思うことができました。毎日の歯磨きをしっかりやるようになったとか、思いっきり笑えるようになったとか、患者さんの考え方や行動が変わったという話を教えていただけると本当に良かったなと思います。そういう患者さんの幸せが、僕にとっての一番の幸せです。

自分の歯で噛むことからスタートする全身の健康維持

治療を行う上でどんなことを大切にしていますか?

土居孝資院長 土居歯科矯正歯科3

何が一番患者さんのためになるかを考えるようにしています。まず患者さんとじっくり話し合い、体にも経済的にも最小限の負担で質の高い治療ができるように考えながら計画を立てます。スタッフとも情報共有をし、各自が患者さんとどう向き合うかを考え、みんなでより良い治療へと進んでいきます。「質」にもこだわっていて、技術、材料、仕上がり、すべてに対して高い質を追求しています。例えばかぶせ物は、必ずバージンメタルと呼ばれる新品の金属を使い、歯科技工士の手で精度を追求しながら仕上げます。噛み合わせの違和感や虫歯の再発リスクなど、マイナス要素をできる限り排除したいのです。患者さんのためを思えば、たとえ多少の苦労をしてもとことん本質を極めたいですね。

ご専門の矯正歯科についてもお聞かせください。

歯並びや噛み合わせは見た目だけの問題ではなく、人が生きるために欠かせない「食」に直結します。うまく噛めないと食事の質が下がり、それは全身の健康に影響を与えます。特に子どもは早い段階で矯正を始めるほうが良いと思います。矯正用の器具も目立ちにくいものや取り外しができるものなどいろいろありますので、歯の状態や生活環境などに応じて適した方法を一緒に検討しましょう。大人でも歯並びがコンプレックスになっている方など、ぜひご相談いただきたいです。

噛むことが全身に与える影響について、さらに詳しく教えてください。

土居孝資院長 土居歯科矯正歯科4

人は食べることで体に栄養を取り入れます。栄養だけを注入するのではなく、大切なのは、歯で噛んで、口から食べることです。「おいしい」「楽しい」と感じることも重要ですし、噛んで飲み込む一連の動きは、肩から上のたくさんの筋肉を使います。その動きに脳が刺激を受け、内臓に指令を飛ばして消化吸収を促します。最初の噛む動作が不十分だと、消化吸収もうまくいかず、栄養状態が低下し、体力や気力の衰えにつながり、精神バランスまで崩れてしまいかねません。心身の健康を保つための出発点として、ぜひ健康な歯を維持してください。また当院では定期的に管理栄養士が来院していますので、食べ方や食事内容なども気軽にご相談ください。

患者の笑顔と幸せを生涯支え続けるパートナーに

地域のコミュニティーを広げる活動もされているそうですね。

土居孝資院長 土居歯科矯正歯科5

皆さんが笑顔で健康な毎日を送れるようにサポートする活動を「e-smile」と名づけ、副院長である妻と一緒にさまざまな取り組みを行っています。歯磨きや健康に関する講座を開いたり、いろいろな場所でお話をさせていただいたり、管理栄養士による個別栄養相談会、絵本の読み聞かせや音楽会なども実施しています。親子で楽しい時間を過ごしてもらいながら、情報交換や助け合いができる、人と人のネットワークをつなぎ、その輪を少しずつ大きくしていきたいです。

休日はどのように過ごされていますか?

休みの時間はすべて子どもたちのために使っています。それが趣味と言ってもいいくらいですね。双子の長男・次男と女の子の3人がいて、いつも元気いっぱいです。特別なことをするわけではなく公園に出かけるくらいですが、一緒に遊ぼうと言ってくれて、毎日新しい遊びを考えて、そういう時間が楽しくて仕方ありません。先ほど話した「e-smile」活動も、同じように子育て中の親御さんをサポートしたいという思いもあります。歯のこと以外でも悩みや相談事があれば、自分たちの育児経験を話したり、一緒に考えたり、いろいろな方法で力になりたいと思っています。

最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

土居孝資院長 土居歯科矯正歯科6

今後も自分にできることをしっかりとやっていきます。それに全力を注ぎたいです。新しい機材を入れたり、変わったことを始めたりするよりも、自分にできることを誠実にやっていこうと思います。一人ひとりの患者さんのために僕がいかに集中して打ち込めるかを、さらに突き詰めようと思っています。僕の仕事は、患者さんの歯を治して終わりではありません。医療だけを提供するのでもありません。僕が歯科医療を通して皆さんに届けたいのは、生涯続く幸せです。患者さんとそのご家族の幸せな一生を、僕が生涯のパートナーとして支えたいと願っています。そんな存在になれるように、これからも僕にできることに全力を尽くします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正(マウスピース型装置を用いた矯正)/非抜歯矯正 40万円~、抜歯矯正 50万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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