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新保 礼子 院長の独自取材記事

レイ歯科・矯正歯科

(台東区/浅草橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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浅草橋駅から徒歩約6分。住宅街の一角にある「レイ歯科・矯正歯科」は、その外観のとおりまるで家庭のように温かな空気に満ちたクリニックだ。院長の新保礼子先生をはじめ、スタッフは全員女性で子育て経験者。子ども連れでも通いやすく、子どもが歯科医院に苦手意識を持たないよう、痛みや怖さを極力感じさせないように治療してくれる。矯正治療の豊富な経験を生かし、子どもの口腔ケアに取り組む新保院長に話を聞いてきた。
(取材日2016年8月20日)

悪い歯並びを作る原因にアプローチする口腔筋機能療法

開院から約2年ですが、変化を感じることはありますか?

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ありますね。当院では一般歯科や予防はもちろんですが、開院当初から小児矯正と歯並びに悪影響を与える癖などの改善をめざす口腔筋機能療法(MFT)に力を入れてきました。矯正やMFTを受けていただいているお子さんの中には、歯列に変化が見られたり、噛み方や舌の癖、口呼吸の癖にもアプローチしていくため、表情筋が鍛えらえることで笑顔にも張りが出たりということもありますね。毎回来るごとに表情が明るくなっていく子も多く、とてもうれしく思います。

MFTについて、もう少し詳しく教えてください。

これは口周りの筋肉を鍛えるなどして、「口腔習癖」といわれる舌の使い方、食べ物を噛む時、飲み込む時の悪い癖などの改善をめざすトレーニングのことです。歯は毎日1.7gぐらいの力で押していると動いてくるといわれているのですが、唇や舌が歯を押す力は約300から400gともいわれています。そのため、常に舌が前歯を押している、飲み込む時に舌を突き出しているなどの癖があると、歯並びに大きな影響が出てしまうおそれがあります。こういう癖は、長年の生活習慣や口の周りの筋肉の発達が不十分だったりすることに原因があると考えられ、癖を残したまま矯正で歯並びだけを治しても、結局また同じように悪い歯並びになってしまう可能性が高いんです。そんな悪い歯並びを作っている癖や筋力不足を直すための訓練がMFTですね。ここで開業するのを決めた時から、力を入れて取り組んでいます。

導入のきっかけは何だったのでしょう?

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以前から、矯正治療メインの仕事をする中でMFTの大切さは感じてはいたんですが、時間的な余裕がなかったり、患者さんにそこまで浸透させられなかったりで、難しいなという思いもありました。けれどマウスピース型の訓練用装置などをうまく使うことによって、まず「舌の正しいポジションを覚える」のがステップ1、「舌を持ち上げるエクササイズ」がステップ2というように、ステップ順にトレーニングを進めていくことができるとわかり、実際にそうすることで確かな手応えも感じられたことから、MFTに力を入れるようになりました。MFTは矯正中の患者さんにとっても、歯磨き・メンテナンスと並ぶ大事なものです。当院ではそれらすべてを歯科衛生士の高橋昌子が責任もって指導しています。

「褒める」ことで子どものやる気を引き出す

MFTにはどんなメリットがあるのですか?

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まずは、一般的な矯正装置を使った場合に比べて費用を抑えられることですね。「矯正治療を受けさせたいけれど費用的な問題で考えてしまう」というお母さまも多いので、MFTだけで改善が見込めるお子さんにはお勧めすることがあります。もちろんすべての方がMFTだけで治るわけではなく、さらに本格的な矯正治療などのフォローが必要になる場合もありますが、矯正については私も本格的に勉強しており的確なアドバイスができますので、安心して訓練をスタートしていただけると思います。また、歯並びだけでなく顔全体のバランスの改善も図れることが、MFTのメリットです。18歳頃までの成長期はいわば基礎工事の時期なので、この間に良い習慣を定着させることができれば、しっかりした土台が作られ、一生良い歯並び・良い口内環境を維持できることにつながると私は考えています。

実際の診療はどんなふうに進むのでしょうか?

当院でMFTを行っているのは幼稚園の年中・年少~小学校高学年ぐらいの子が多く、マウスピース型の訓練用装置とともに行う場合がほとんどです。これが中学生になると、ワイヤーによる矯正治療と一緒に行うことが多いですね。MFTの目標は「舌のポジションがしっかりとれ、正しい飲み込みができて、鼻呼吸ができる」という良い習慣を身につけ、口の周りの筋肉を十分鍛えることなので、これらが定着すれば卒業です。診療は基本的に月1回ですが、一番大事なのは毎日おうちでトレーニングを続けてもらうこと。マウスピース型装置を使った矯正とMFTを平行で行う場合なら、起きている間に30分×2回装置をはめ、1回約2分のステップごとのメニューを毎日行い、寝ている間も装置をはめるのが基本になります。どれだけ実践できるかによって成果は変わってしまうので、親子関係やお子さんの性格により影響が出ることはあります。

毎日の積み重ねが大事なんですね。

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とても大切です。矯正へのモチベーションを保つ工夫として、当院では通常のお子さまの治療の場合、希望される方には「キッズクラブ」に入っていただいて、1人1冊診療内容や経過をまとめたファイルをお渡ししているんですが、MFTでもステップ順にやることを説明したプリントや状態の経過、カレンダーなどを綴じたファイルをお渡ししています。トレーニングができた日はカレンダーにシールを貼ってもらって、診療日には頑張りを思い切り褒めてあげることを大事にしていますね。お子さんがなかなかやらないと、つい叱ってしまうお母さまもいらっしゃると思うのですが、お子さんのやる気を摘んでほしくはないので、「やりなさい!」ではなく「えらいね!」とできた時に褒めてあげることで頑張ってもらえたらなと。そんな思いから、毎日できた印のシールを貼ってもらうのも、お母さまにお願いしています。

その子にとって一番良い治療を届けたい

診療の際に大事にしていることを教えてください。

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お子さんに関しては、自分の子どもだったらどうするかを基準に、その状態で一番良い治療を選ぶようにしています。また、嫌がらずに来てほしいので、できるだけ怖い思いや痛い思いをしないで帰ってもらうことは心がけています。先日プライベートで伊勢神宮にお参りしたんですが、その一角にある「子安神社」という子どもの成長を見守る神様の所にも行って、自分の子どものことをお願いしながら、今診ている子どもたちの口内が健康でありますように、すくすく成長できますようにとお願いしてきました。お参りが効いて、みんなきれいに治っていくんじゃないかと期待しています(笑)。小さな頃に診た患者さんが大人になってからまた来てくれて、「大学生になった」とか「就職した」という話をしてくれるのはこの仕事ならではの楽しみですね。みんなしっかり育ってうれしいなという気持ちになります。

今後、さらに取り組んでみたいことはありますか?

歯並びをはじめとする口腔機能の成長には、赤ちゃんを寝かせる時の姿勢やおっぱいのあげ方、離乳食の食べ方、呼吸の仕方など、生まれた時からの生活習慣や癖がかなり深く関わっていると考えられます。お子さんが生まれた時からの積み重ねが大事になってくるので、私たちも口腔内だけに視点をおかず、そういう乳幼児期からの癖と成長の関係性をもう少しきちんと勉強して、早いうちからお母さまたちにお伝えできたらなと思っています。

ご自身もお母さんでいらっしゃいますが、同じお母さんたちに一言メッセージをお願いします。

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これからのことはわかりませんが、中学生までの子育ては経験していますので、お母さまの気持ちに寄り添って、歯のことだけでなくいろんなお話をしながら治療を進めていければと思います。MFTもお勧めしてはいるんですが、絶対やってくださいというわけではなくて、その子が無理なくできる範囲で、良くなるようにしていければと思っています。歯科にも専門分野がありますので、もちろん私には治療できないものもあります。なかなか治らないような状況や難しい症例に関しては、母校でもある東京医科歯科大学や日本歯科大学をはじめ、大学病院や専門の先生にご紹介したりもしていますので、矯正する・しないに関わらず、心配なことがあれば気軽に来ていただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/永久歯列期:金属製装置使用時60万円、マウスピース型装置を用いた矯正/片顎のみ50万円、筋機能訓練指導料/3000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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