全国のドクター8,873人の想いを取材
クリニック・病院 161,496件の情報を掲載(2020年1月25日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 品川区
  4. 荏原町駅
  5. ゆきこどもクリニック
  6. 竹下由紀子 院長

竹下由紀子 院長の独自取材記事

ゆきこどもクリニック

(品川区/荏原町駅)

最終更新日:2019/08/28

170824 df 1 main 1444896286

荏原町駅から徒歩すぐの立地に、2014年9月に開院した「ゆきこどもクリニック」。院内は明るく清潔な心地よい空間で、感染症隔離のための別室も設けられている。自身も子育てと仕事の両立に苦労した経験から、竹下由紀子院長には「すべてのお母さんたちが通いやすく、何でも気軽に相談できるクリニックを作りたい」との思いがあったという。土曜日も18時30分まで診療し、日曜日の午前中も予防接種を行うなど、現代の母親のニーズにあった診療スタイルが特徴で、仕事に子育てにと忙しい母親にとって非常に頼もしいクリニックだ。子どもの病気や治療に不安を抱くママたちに寄り添いながら、最善の治療法を一緒に考えていく。同じ子どもを持つ親としての視点を大切に、的確な診療を行う竹下院長に、診療方針や患者への思い、今後のクリニックの展望などじっくり伺った。
(取材日2014年9月12日)

土曜日も終日診療、日曜日も予防接種が可能な、誰もが通いやすい環境を整備

開業から約1年、まずは率直なご感想をお聞かせください。

170824 df 1 1 1444896166

この1年で当クリニックをかかりつけにしてくださる方が増えたことが、とてもうれしいです。仕事帰りにお子さんを病院に連れて来られるように18時半まで診療しているのですが、この地域は働くお母さんが多いようで、17時以降に受診される方が多いのも特徴かもしれません。土曜日も18時半まで診療するなど、どんなお母さんも通いやすい診療環境が、皆さんに受け入れていただけた理由だと考えています。また、「日曜日でも予防接種や乳幼児健診が受けられる所があれば助かるのでは?」と考え、日曜日の午前中に両方受けられるようにしました。実際、日曜日の予防接種はニーズが高く、多くの方が利用されています。折角のお休みですから、できるだけスムーズに受診できるよう、ネット予約が可能なほか、これからインフルエンザの予防接種が増える時期は、人員を増やして対応する予定です。

日曜日の予防接種は、共働き世帯にはとても助かりますね。

わざわざお休みを取るのは大変ですから、少しでもお役に立てたらうれしいです。今はワクチン接種を生後2ヵ月から始めなければいけませんが、「風邪がうつるのでは?」と、赤ちゃんを病院に連れて行くことに抵抗のある方も少なくありません。その点、日曜日は予防接種と乳幼児健診のみなので、感染症予防の意味でも、安心いただける環境です。時代を反映してか、日曜日はほとんどがご夫婦そろっていらっしゃいます。初めてのお子さんの場合は特に、ママ1人では心細いものですから、パパが一緒だと安心なのかもしれませんね。当院としても、予防接種に関する説明を一緒に聞いていただき、ご夫婦で共通の認識を持っていただけるのが良い点だと考えています。ワクチンにもいろいろな種類があり、医師の説明を、もう一度自宅で話すのは、とても大変ですから。慣れてくると、次からはお父さんだけで連れて来られる方も多く、お母さんが少しお休みできるのもいいですね。

予防接種は同時接種が主流になるなど、複雑ですが、説明で心がけていることは?

170824 df 1 2 1444896166

同時接種に不安を抱く方は多いですから、同時接種のメリット・デメリット、一つずつやることのメリット・デメリットについて丁寧に説明するよう心がけています。口頭での説明だけでなく、リーフレットなど、できるだけ目で見えるツールを使って説明することがポイントです。また、お子さん一人ひとりの接種スケジュール表を作って、お持ち帰りいただいています。なぜそこまでするかというと、自宅でじっくり検討し、納得した上で接種していただきたいからです。最近は、スマホのアプリなどを使って、ご自身でスケジューリングされている方もいらっしゃいますが、間違いがないかなどの質問にも気軽に応じています。また、上のお子さんの時とは予防接種のシステムが変わっていることもあります。下のお子さんの予防接種に来たことでB型肝炎ワクチンを知り、中学生になって接種される方もいらっしゃいますよ。平日の予防接種も、なるべくご希望の時間で対応できるようにしています。病院に来て風邪がうつってしまったということのないように、感染症隔離のための別室を設けています。

親の話に耳を傾け、安心・納得の治療をいかに提案できるかが鍵

先生の得意分野を教えていただけますか?

170824 df 1 3 1412062808

埼玉医科大学の小児科に入局した後、東邦大学医療センター大橋病院に勤務しながら、アレルギーと代謝異常について専門的に学びました。近年、気管支ぜん息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)など、アレルギーの病気にかかる人が大変増えてきました。当院では、アレルギー物質によって引き起こされる症状の診断・治療も行っています。最近増えている食品アレルギーについても、これまで学んだ経験を活かして、お母さんたちのご相談にお応えしています。いきなり大学病院に行くのは不安だという方は、まずは当院にご相談ください。当院で経過観察できるのか、今すぐ大学病院で専門的な治療を受けるべきなのかを判断し、お子さんにとって適した治療をアドバイスさせていただきます。ご紹介後も、昭和大学との密な連携により、大学の先生方と共に、患者さんを診ていければと思います。

診察の際、患者さんとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

まずは保護者の話をよく聞くことです。例えば、アレルギーの検査を希望して来たお母さんに、なぜ検査をしてほしかったのかを聞かないと、「ただ必要ない」と言われても、なかなか納得していただけないと思うのです。逆に、こちらが必要な治療だと判断しても、「どうしてもステロイドは使いたくない」とおっしゃられることもあります。その場合も、「使わなければ治らないですよ」と突き放すのではなく、使いたくない理由を聞くことが大事です。理由が分かったうえで、使うメリット・デメリットをお話します。正しい知識を知って安心すると、絶対使いたくなかった方でも、「試しに1週間だけ使ってみよう」と、治療に対する認識が変わることもあります。それでも使いたくない方には、ステロイド以外で治す方法を考えていきます。抗生剤にしても、処方しても、飲ませてもらえなければ治療はできません。小児科の場合、保護者の理解が得られなければ治療の効果は期待できませんから、お母さんの理解が特に重要なのです。

少しでも不安なことがあれば、何でも相談する方がいいのですね。

170824 df 1 4 1444896166

どんな些細なことでも気軽に相談していただければと思います。お母さん方は、「普段は他のクリニックにかかっているのに、休診日だけここに通うのは悪いのでは?」という遠慮があるようですが、この地域はクリニック間の医療連携も非常に良好ですから、ご都合に合わせて通っていただくのが一番だと思います。実際、小児科同士もよく情報交換しており、耳鼻科から当院へ、逆に当院から耳鼻科や皮膚科にご紹介することも日常茶飯事です。「その辺りは気になさらない大丈夫ですよ」と、お伝えしたいですね。最近は、事前にネットで調べてから受診される方も増えています。私はそのことをネガティブに捉えるのではなく、その情報も共有したいと考えています。治療への疑問・質問は直接伝えてもらった方が、むしろ治療方針を説明しやすいので歓迎です。意識の高い保護者の方の質問に応えられるように、私自身も勉強会などに積極的に参加して、新しい知識・情報収集に努めています。

子育ての悩みも気軽に相談できるクリニックでありたい

スタッフは子育て世代のお母さんが多いと伺いました。

170824 df 1 5 1412062808

はい。子どもを持つスタッフが多いので、子どもの扱いには慣れていますし、注射が怖くて泣き出してしまったお子さんを優しくあやしたり、緊張がほぐれるように声掛けをしたり、子どもたちやお母さんたちとのコミュニケーションを上手にとってくれるので、非常に助かっています。例えば、オムツ交換のお悩みなど、診察とは直接関係ない育児の悩みにも、先輩ママとして気軽に相談に乗っています。そういうお母さん方との自然な会話の中で、「今、◯◯小学校でインフルエンザが流行している」など、地域の情報がいち早く入ってくるので、当院としても有り難いのですよ。現在、土曜日・日曜日に働いてくださるスタッフ募集中です(笑)。子育てがひと段落したので、ちょっと働きに出てみようかなという方も大歓迎です。

今後の目標などあればお聞かせください。

いつかアレルギーの専門外来の診察日を作ることです。誰もが、いつでも通いやすいクリニックを目標に開業したのですが、専門外来の時間を取り難いのが今の悩みです。現在は、診察時間内に血液検査や各種検査を行っています。例えば、気管支喘息が疑われる場合は、血液検査でダニや垢、ペットの毛やフケなどへのアレルギーがないかどうかの検査や、簡単な呼吸機能検査を行います。アトピー性皮膚炎や、アレルギー性鼻炎(花粉症)に関しても、必要に応じて血液検査など各種検査をして、治療方針を決定します。春だけでなく、秋の花粉症も増えているので、秋花粉の診断・治療にも力を入れていきたいですね。将来的には、食物アレルギーの原因食品を確定する「食物経口負荷試験」ができる体制を整えることが目標です。将来的には幼稚園・保育園に行く前に寄れるように、8時半からの診療実現も今後の課題です。私は自身の都合で育休をとらずに仕事をしていたので、子どもが病気の時には、「夜はもう少し長く、朝はもう少し早く診てくれるクリニックがあればいいのに」と思ったこともあり、実現させたいですね。

読者にメッセージをお願いします。

170824 df 1 6 1412062808

フルタイムで働くお母さんも、育児や介護にと、毎日忙しい専業主婦のお母さんも、すべての方にとって通いやすいクリニックを目指しています。これからも平日の仕事帰りでも、土曜日にお子さんの習い事が終わってからでも通えるクリニックとして、地域医療に貢献していきたいですね。幸い、私はクリニックからすぐ近くに住んでおり、都心まで通勤される方と比べれば、楽をさせてもらっています。日曜日の予防接種も、忙しい子育て世代の負担を、少しでも軽減できるならば、頑張らせていただきます(笑)。病気のことだけでなく、子育ての悩みを抱えるお母さんの良き話し相手になることも、地域のクリニックの役割です。誰に相談していいかわからないことでも、私やスタッフに気軽にお話しください。かぜや腹痛など、ちょっとした体調不良程度なら、大人の診察も致しますので、お子さまが受診の際に、一緒にご相談ください。

Access