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寺田 由紀 院長、寺田 征彦 副院長の独自取材記事

寺田歯科クリニック

(北九州市小倉南区/徳力嵐山口駅)

最終更新日:2023/09/14

寺田由紀院長、寺田征彦副院長 寺田歯科クリニック main

徳力嵐山口駅から徒歩6分の場所にある「寺田歯科クリニック」。寺田由紀院長が2013年に開業し、一般歯科や小児歯科、インプラント治療と幅広く対応しながら、寺田征彦副院長と二人三脚でさまざまな歯の悩みに応えてきた。穏やかで笑顔がすてきな2人。何でも話しやすい雰囲気が魅力で、痛みはないが気になっている部分や、興味のある治療について気軽に質問することができる。患者は地域住民がほとんどで、子どもから高齢者まで幅広い世代が同院に訪れる。診療内容の中でもこれまで予防歯科に力を入れてきた同院だが、最近は子どもの割合が増えてきたことから小児の予防指導にも注力。健康な口腔作りのために、子どもの時から予防に取り組む重要性を発信している。由紀院長と征彦副院長に、クリニックの診療方針や地域に対する思いなど話を聞いた。

(取材日2023年8月22日)

地域密着の歯科医院として、デンタルIQの向上に貢献

こちらはどのようなクリニックなのか教えてください。

寺田由紀院長、寺田征彦副院長 寺田歯科クリニック1

【由紀院長】2013年に開業し、小児歯科や一般歯科、審美歯科、インプラント治療など、歯に関することであれば幅広く対応しています。地域の方を中心に、赤ちゃんから働き世代、高齢の方までさまざまな世代の患者さんが足を運んでくださっています。それに伴い、患者さんの主訴も幅広い印象ですね。
【征彦副院長】開業して今年で10年。患者さんの中には結婚されて家庭を持ち、今度はご自身のお子さんを連れて来てくださる方も増えてきました。子ども時代は健康な口の土台を作る、とても重要な時期です。そうしたこともあって、もともと注力していた予防歯科に加えて、最近では小児歯科や小児の予防指導にも力を入れて取り組んでいます。

院長と副院長で、役割分担されているのでしょうか?

【征彦副院長】インプラント治療に関しては私が担当になります。それ以外は特に分担は設けておらず、小児から高齢の方まで2人で満遍なく診ています。歯科衛生士も含めて、担当制ではないんです。ただ、患者さんから「女性の先生にお願いしたい」という希望があった場合には院長が担当するようにしています。週に2回、代診で来てもらっている先生も女性なので、要望にはお応えしやすいと思います。あえて役割分担をしないことで、多角的な視点からアプローチできる一方、それぞれが単独プレーになったり、違う意見で患者さんを困らせたりしないよう、常に歯科医師同士で情報共有し、同じ方向性で治療に取り組めるよう意識しています。

メンテナンスに来られる患者さんも多いそうですね。

寺田由紀院長、寺田征彦副院長 寺田歯科クリニック2

【由紀院長】以前は症状があって来られる場合がほとんどでしたが、ここ数年は症状がなくとも「歯石を取りたいです」「一度お口の中に悪いところがないか、調べてみたくて」と来られる方が増えてきました。メンテナンスが定着してきているのだと感じますね。お子さんの治療の際に、一緒にいらしたお母さんからホワイトニングについて尋ねられることもありますよ。今は歯科治療に関する情報をさまざまな場面で目にする機会が増え、お子さんやご自身の治療に熱心になる方も散見されます。開業時から地域の皆さんのデンタルIQを高めたい、という思いがありましたので、こういった患者さんの変化はとてもうれしいですね。

幼少期から予防歯科の重要性を伝え、健康な歯を守る

患者さんのデンタルIQを高めるために、どのような取り組みを行っているのでしょうか?

寺田由紀院長、寺田征彦副院長 寺田歯科クリニック3

【征彦副院長】歯磨き指導やデンタルフロスの使い方指導など、しっかりお伝えしています。いずれも基本的なことですが、例えばお子さんから年配の方まで皆さん、半年に一度ほどは染め出しをして、磨き残しがないかなどの確認も行っています。メンテナンスや歯石取りなどに興味を持つ方が増えたと言いましたが、1ヵ月に一度クリーニングを行ったとしても、残りの29日をまったく何もせずに過ごせば、当然ながら口腔内は汚れてしまいますよね。虫歯を削り、かぶせ物をして治療が終わったとしても、そこがゴールではありません。これから歯を残すためにはどうすればいいのかを、その都度、患者さんに学んでもらうことは欠かせないと思っています。

小児歯科にも注力されているとのことですが、その理由について教えてください。

【征彦副院長】歯は一度削ってしまうと、補綴物などでカバーすることはできても、健康な部分はどんどん小さくなってしまいます。健康な部分を子どもの時からしっかり予防に取り組むことが重要です。さらに、早い段階から噛み合わせや顎の状態を把握して適切な処置を行うことで、歯や顎の正しい成長を促すこともできます。現在は、定期検診や虫歯の治療のほか、歯並びをはじめとしたお子さんの口について保護者が抱える悩みをすくい上げ、治療やアドバイスを行っています。最も多いのは、予防に関する質問や相談ですね。日々のブラッシングに加えて、定期的にクリニックを受診してもらう必要性を保護者の皆さんにご説明しています。

お子さんの治療の際に、意識していることはありますか?

寺田由紀院長、寺田征彦副院長 寺田歯科クリニック4

【由紀院長】本人はもちろん、やはり保護者の方に治療の意味や予防の重要性を理解してもらうということですね。子どもに「歯磨きをしっかりしよう!」と言ってもなかなか難しい部分がありますので、毎日仕上げ磨きは必ずしてほしいとお伝えしますし、飲食回数が多いと虫歯になりやすくなるので、普段の食事についてお話を聞いて指導することもあります。あとは、フッ素を使うことで虫歯のリスクを下げられることも説明しますね。また、お子さんは歯科医院や治療に対して怖い・痛いというイメージを持っている場合が多いので、にこやかな表情で明るく接することで、怖がらせないように、というのは気をつけているところになります。

患者の理解を第一に、詳しく丁寧な説明を心がける

治療時に工夫されていることはありますか?

寺田由紀院長、寺田征彦副院長 寺田歯科クリニック5

【征彦副院長】当院のユニットはすべて個室になっています。患者さんの席の正面にはモニターを配置しており、エックス線写真などを一緒に確認したり、時にはイラストを描いて「歯の根っこの部分の治療をしないといけないんです」などと説明したりしています。やはり言葉で伝えるよりも視覚的に伝えるほうが、患者さんも理解しやすいですからね。またメリットと同時に、治療でのリスクやデメリットも必ず説明します。リスクも治療を行う上での大切な情報の一つ。そしてどの治療を選ぶのかは、患者さん次第です。「保険診療でまかなえるのはここまで、自由診療であればこんな方法がありますよ」といった点も同様です。そうやって信頼関係を構築していくことも大切だと考えています。

患者さんとのコミュニケーションと、わかりやすい説明を大切にされているのですね。

【征彦副院長】とにかく言葉をかみ砕いて、一度に説明しすぎないよう努めています。あとはやはり、患者さん自身に良くなることを実感してもらうのが重要ですね。先ほどメンテナンスに来られる患者さんが増えたとお話ししましたが、中には長年歯石を放置していたであろう状態の方もいらっしゃいます。そうした方にこそ、クリーニング後の気持ち良さやすっきりした状態を実感していただき、定期的にメンテナンスに来ていただく習慣をつくっていただきたいと思っています。今はあまり歯に意識の向いていない方でも、当院の治療やメンテナンスをきっかけに、自分の歯を大切に思う気持ちや歯磨きに対する意欲につなげてもらえたらうれしいです。

今後の展望と読者の皆さんにメッセージをお願いします。

寺田由紀院長、寺田征彦副院長 寺田歯科クリニック6

【征彦副院長】小児歯科や予防歯科により一層力を入れながら、引き続き地域の皆さんの健康なお口を守っていきたいと思います。まだ歯が生えていない赤ちゃんでも、もし口の中で気になることがあれば何でも聞いてください。0歳と言わず、おなかの中に赤ちゃんがいる段階から、お母さんも含め一緒に診ていけるのが理想です。
【由紀院長】治療だけでなく、歯に関する不安や疑問でも構いません。気軽に相談に来てください。丁寧な説明を大切に、患者さんのご希望に沿った治療計画を一緒に考えていきたいと思います。当院はインプラント治療も得意としていますので、歯を失って困っている方がいましたら、いつでもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

審美歯科(ホワイトニング)/2万2000円~、インプラント治療/38万5000円~、矯正/30万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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