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体への負担が少なく、自然な歯のような見た目
セラミック治療とは

Miho歯科医院

(堺市中区/深井駅)

最終更新日:2022/01/17

Miho歯科医院 体への負担が少なく、自然な歯のような見た目 セラミック治療とは Miho歯科医院 体への負担が少なく、自然な歯のような見た目 セラミック治療とは
  • 保険診療
  • 自由診療

虫歯などにより自分の失った歯を補う補綴治療。少し前までは銀歯など金属素材を用いた治療が一般的だったが、近年注目されているのはセラミック素材を使った治療だ。金属素材は口を開けると目立ってしまうというデメリットがあったが、セラミックは白く、天然歯に近い色合いが再現できる審美性に優れているのが特徴だ。保険適用とならず自由診療となるが、興味を持っている人は多い。そこで今回は、セラミックを使った補綴治療を行っている「Miho歯科医院」の前原美保院長に、セラミック治療の特徴や種類、メリット・デメリットなどについて詳しく教えてもらった。

(取材日2021年9月14日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qセラミック治療とはどのようなものですか?
A

セラミック治療とは、虫歯で穴が開いてしまった歯や、欠けたり、折れたり、亀裂が入ってしまった歯に対して、欠損部分をセラミックで補う治療です。保険が適用されないため自由診療になります。セラミック素材にはさまざまな種類がありますが、一般的に大きく分けると3つ。まずプラスチックにセラミックの粉末が入った「ハイブリッドセラミック」は、内面が金属なので強度があり、比較的手軽に治療ができるのが特徴。「ガラス系セラミック」は噛み合う向かいの歯に負担が少なく、透明感など天然の歯と見分けがつかないほどの仕上がりが期待できます。人工ダイヤでできた「ジルコニア」は優れた耐久性があり、本人の歯に近い色調を追求できます。

Qセラミック治療のメリットとデメリットは?
A

天然歯に近い色やつやの再現が図れる審美性。そしてしっかりと接着するため長く使うための耐久性があること、歯垢が蓄積しにくい素材であること、虫歯が再発しにくいという点も優れています。加えて体に害を及ぼす心配が少ないのもメリットです。金属素材は徐々に溶け出してタンパク質と結合し、アレルギーの原因となる可能性があります。すぐに症状は出なくても、何年かたった後、手足に膿疱ができたり、脱毛の症状等が現れる可能性もありますが、セラミック治療はそのリスクがありません。デメリットとしては、保険適用外なので費用面での負担がかかってしまうこと、噛みしめや歯ぎしりで割れたり欠けたりするリスクがあることです。

Qどれくらいの治療期間がかかり、どれくらい使用できますか?
A

クリニックによって異なりますが、当院では歯型を採って、修復物を歯科技工士さんに依頼。セラミック歯が完成し装着するまでに1週間から10日ほどの期間が必要になります。セラミック自体の寿命は大体10年前後といわれていますが、治療後のメンテナンス方法によっては長く使えることが期待できます。また「セラミックを入れたから虫歯は再発しない」ということではなく、口の中の衛生状態が悪いと耐久性や審美性が落ち、セラミックの良さを台なしにしてしまいます。治療後は3ヵ月ごとに通院いただき、歯垢の除去や歯ぎしりや噛みしめなどのチェック、口の中が酸性になると歯が溶けやすくなってしまうため食生活のアドバイスなどを行います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1カウンセリング
Miho歯科医院 カウンセリング

治療者と患者の橋渡しを行う専門のスタッフが悩みや要望を聞き取る。その際、「子どもの結婚式までに銀歯を白くしたい」という希望など、一人ひとりの生活背景も含めてしっかり把握するようにしているそう。その後、通院しやすい方法・費用面での希望を考慮した上で、保険診療を含めさまざまな治療パターンを提示。それぞれのメリット・デメリットの説明を受けた上で、患者が治療方法を決める。

2検査
Miho歯科医院 検査

治療前にはエックス線検査と口腔内検査で虫歯・歯周病の有無を確認する。歯石が付着していたり、歯周病が見受けられたりすると、セラミックと歯茎の間にギャップが出てしまい、正しい歯型を採ることができないため、セラミック治療に移る前にクリーニングや歯周病の処置を行う。

3治療
Miho歯科医院 治療

周囲の歯の色や形に合わせてセラミックを製作していく。初めに印象材を用いて歯型を採る。次に口腔内から外された印象材に石膏を注いで模型を作る。その後、連携している歯科技工士が補綴物を作製。すべての補綴物は顕微鏡下で作製するため、精度にこだわった補綴物ができあがる。補綴物に対して、患者から細かな要望があれば、歯科技工士と立ち合いのもと、口の中を確認する場合もある。

4装着
Miho歯科医院 装着

1週間~10日ほどで完成した補綴物を口腔内でセットし、噛み合わせのチェック、装着感や色味の最終確認を行う。あまりケースとしては見られないが、この段階で再度補綴物の修正が必要となる場合には、改めて修復物を作り直すこともある。そして最終調整が完了した段階で、接着剤を用いて修復物を患部に装着する。接着には歯科用の強力な接着剤を使用し、手順に順守した操作を行うことで、安定した装着を実現できる。

5メンテナンス
Miho歯科医院 メンテナンス

治療後は3ヵ月ごとの通院を推奨している。補綴物が割れていないか、外れていないか等のチェックを行う。またセラミックの寿命は日々の歯ブラシの他、歯垢の除去といったプロによる口腔内清掃、歯ぎしり・噛みしめの程度が大きく関係してくるため、定期的な通院でメンテナンスを行うことが大切だ。さらに口腔内の状態は、食生活やライフスタイルによっても変わってくるため、歯を美しく健康に保つための意識づけも行う。

ドクターからのメッセージ

前原 美保院長

過去、虫歯になり銀歯の治療を行った方でも、そこから虫歯が再発しているケースをたくさん見かけます。また、金属アレルギーの症状がない方でも、口の中に金属があることは、常に金属アレルギーを起こすリスクにさらされていると考えることができます。今まで何ともなかった方でも、今後金属アレルギーになってしまう可能性は否定できません。セラミックは金属アレルギーのリスクを避け、虫歯の再発を防ぐことにもつながります。そして何より「笑うと銀歯が見えてしまう」と口元に対してコンプレックスを抱えることはありません。口元を隠さず思いっきり喋ったり、笑ったりできることで、これからの人生も豊かになるはずです。

前原 美保院長 Miho歯科医院

自由診療費用の目安

自由診療とは

ハイブリッドセラミック/7万4800円~、ガラス系セラミック/14万800円~、ジルコニア/17万4130円~

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